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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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おこぼれ姫と円卓の騎士 君主の責任 (ビーズログ文庫)
おこぼれ姫と円卓の騎士 君主の責任 (ビーズログ文庫)
  • 発売元: エンターブレイン
  • 発売日: 2013/05/15



(2013年感想38冊目)


石田リンネ 著 起家一子 イラスト

おすすめ度★★★★☆(なかなかシリアスでしたが面白かったです。次も楽しみ!)

「――もし考えたら、好きになってしまうかもしれないでしょう?」(p196)


おこぼれ姫と円卓の騎士シリーズ6冊目。今回は、キルフ帝国の建国祭に、疑惑の招待状とともに招かれた、レティと、キルフ帝国の第一王女アナスタシア姫をメインに据えたお話になっています。

いやー、今回はなかなかシリアスなお話が続きました。その中でも、合奏のシーンとか、デュークのきらきら星発言とか、色々楽しいところもありましたが。なにより、コミカライズ化も決まり、ますます人気になりそうなこの「おこぼれ姫」シリーズ、本編もドキドキする展開(not色恋ではありますが)を迎えて、ますます楽しみです!
もうレティが、本当、強くて凛々しくて、でも優しくてお人好しで、たまらなく魅力的です! こんな素敵な王女様、ほかに知りません。
そのレティに恋愛話を振るアナスタシア姫も相当すごいですが…!

今回気になったのは、イルストラ国のヴィクトル王子と、キルフ帝国のアルトール王子だなあ。どっちかが事件の黒幕だと思うんだけどどっちだろう? もう、色恋抜きでもこんなに楽しい少女小説なんて、反則です!

しかしレティ、デュークのことは考えないようにしているって、いつかそれを恋だと自覚して、デュークとも何か進展あるといいなあ。
5人目の騎士は、予想通りあの方でした。楽しい。4人目5人目と名誉騎士が続きましたが、次の騎士は一体どうなるものか。そのあたりも楽しみです。
しかし、ノーザルツ公も言っていましたが、ラスボスはフリートヘルム殿下になったりするのかなあ? レティとフリートヘルムも、これから先にひと悶着ありそうで、今からドキドキしてしまいます。
しかし、この巻で一番美味しかったと思うのは、すごい美形、完璧と言われていたグイード殿下だと思います。そんなグイード殿下好きのわたし……。
それにしてもあれかな、ソルヴェールには女性騎士っていないのかな? ってふと思いました。
いずれにしても、ヴィクトル王子とアナスタシア姫は応援したい二人なので、ヴィクトルが物語の黒幕ではありませんように……。
本当、物語的にドキドキの展開を迎えていて、これからがますます楽しみなシリーズです。おすすめ。

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おこぼれ姫と円卓の騎士 皇子の決意 (ビーズログ文庫)
おこぼれ姫と円卓の騎士 皇子の決意 (ビーズログ文庫)
  • 発売元: エンターブレイン
  • 発売日: 2013/01/15



(2013年感想37冊目)


石田リンネ 著 起家一子 イラスト

おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。面白かったけど、前作にときめきすぎました。)


「……レティーツィア王女、僕を貴女の騎士にしていただけませんか?」(p238)


おこぼれ姫と円卓の騎士シリーズ5冊目。今回は、はるか東の国、綾皇国から、事情を抱えた皇女シェランと、その臣下がやってきて……? というようなお話です。

皇女シェランの目的と正体は意外とあっさりとわかってしまうのですが、なるほど、ラストそう持っていくのですねー、と少々驚きでした。というか、そんなのあり!? という感じです。 でも、レティならありなんだろうなあ。
今回も安定感抜群の、頼れる王女レティで、とっても素敵でした。

個人的には、ウィラードが結構好きです。彼もナイツオブラウンドに入ってくれないものか。しかしレティの騎士の人選は、ある意味最強って感じですね。確かにもう少し遊び心があってもいいかも、なんて思ってしまいます。
それにしても今回は、レティの侍女とかメイドさんが出来る話なのかと勝手に期待していたら、全然違いました。シェランの成長物語ですね。シェランは伸びしろありそうなので、これからに期待。

レティが即位するまでの期間も定まり、騎士選びも熱が入りそうですが、問題はいっぱいあるようで、今後どう展開していくか楽しみです。
しかし今回はなんというか色気ゼロだったなあ。少女小説なんだから、もう少し糖度が高くても!? と思わないこともありませんが、面白いので問題ないです。
5冊目にもなると登場人物にも愛着がわくし、ますます、レティの今後を見守って行きたいと思いました。
しかし、手に関する伏線と、それの回収がああ来るとは。手も可愛く思えていただけに、なんか寂しいですね。

そうそう、今回はレオンが格好良く見えました。挿絵のメガネ外したレオンの、レティとの似てるっぷりにびっくり。やっぱり同母の姉弟だなあ。
レティを取り囲む世界はどんどん広がっていき、これからが本当楽しみです。
次はキルフ帝国編になるのかな?
ノーザルツ公も活躍してくれそうなので、楽しみに読みたいと思います。

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(2013年感想36冊目)


白川紺子 著 宵マチ イラスト

おすすめ度★★★★★(面白かった! これからもぜひ応援したい作家さんです。)


「ほいほいダイヤを差し出したりしたらさ、絶対嫌われちゃうよね、僕。僕はこいつらの計画なんてどうだっていいけどさーー」
ジェレミーはにっこり笑った。
「クレアに嫌われたくないんだよね」(p234)



読書メーターのお気に入りさんの感想を見て、気になり購入した作品です。
表紙のイラストと、おとぎ話ちっくな題名もいいですね。しかも舞台はヴィクトリア朝ロンドン! これは期待、と読んでいった一冊でした。

結果、その期待は裏切られませんでしたよ! とっても面白かったです。
田舎の女の子が、都会の世慣れした男性の手で綺麗になっていく王道のお話……、あとがきで作者様がそうおっしゃっていましたが、まさしくそう言ったお話です。
メインの男性キャラがたくさん出てくるのに対し、女性はクレア一人だけ、という構図も、女の子もっと出して欲しかったなあと思うのですが、クレアも可愛くて魅力的だし、男性陣も王子様なジェレミー、ツンデレで口の悪い異母兄のセドリック、天使のような外見に黒い野望を抱くバーナード少年公爵、不老不死の魔術師ロビン、騎士なリスオーガストと、バラエティ豊かで満足です。
何より、女の子の夢であるジュエリーやドレスの描写が細かくて綺麗でうっとりとしてしまいます。呪われたジュエリーって、怖いけれどロマンでもあるよね。
文章も、とにかく読みやすい丁寧な文章でした。おかげで最初から最後まで一気読みです。
時代背景、ファンタジックな世界観、登場人物、そのどれもに素直にはまれた、幸せな読書時間でした。
わたしはセドリックも好きだけど、ジェレミー派です。こういう軽薄な感じの人物、大好きです。
まあ、ジェレミーもセドリックもバーナードもロビンも、どこか爪の甘さを感じてしまうのですが。貴族のぼんぼんだから仕方ないのかなあ。
登場人物に、もうちょっと深みがあるといいのですが、そんなところも、ささやかな瑕瑾でしかありませんね。
宵マチさんのイラストも、作品の雰囲気にあっていてとっても魅力的でした。少女小説なのに、男性の挿絵率が多いのがちょっと意外でしたが。
ぜひシリーズ化して欲しいなあと、思わず応援したくなるようなお話です。というか、シリーズ化希望です!
個人的には、作者様のデヴュー作も読んでみたくなりました。(この本は二作目)
またひとり、楽しみな作家さんが現れましたね。嬉しい限りです。
それにしてもこの作品、「伯爵と妖精」に似ているらしく、思わずそちらも読みたくなりました。
ということで、コバルトのヴィクトリア朝ものがお好きな方は、お勧めの作品です。

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おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択 (ビーズログ文庫)
おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択 (ビーズログ文庫)
  • 発売元: エンターブレイン
  • 発売日: 2012/10/15



(2013年感想16冊目)


石田リンネ 著  起家一子 イラスト

おすすめ度★★★★☆(4・5位。面白かった! 最後の展開が美味しいったらない!)

自分には力があって、助けられる人がいる! それの、何が悪い!!(p87)


「おこぼれ姫と円卓の騎士」シリーズの第4弾。
次期女王のレティの従妹の結婚式の帰りに、ソルヴェール国、ノーザルツ国、キルフ帝国の中間に隣接する、グラン山が噴火した。レティはグラン山を抱える隣国ノーザルツ公国に、大規模な支援をしようとするが、何者かの妨害に会い、レティに憧れる少年騎士アストリッドと崖から転落してしまい……??
といったようなお話。

面白かった! ここに来ての進展、ラブ要素が垣間見れたことが予想以上に本当に嬉しかったです!
最初は話が動き出すのがなかなかに遅くて、正直読むスピード上がりませんでしたが、後半になるにつれ一気読みでした。本当、この作者様の成長っぷりが素晴らしいです。

今回は、レティをはじめ、皆の優しさが光った巻でした。レティは、強く男前なだけではなく、女性らしくすごく優しい。やっぱり最強女王様です。アストリッドの優しさ、兄弟たちの優しさも、この巻では胸に来ました。
正直、今までアストリッドの良さがよくわからなかったのですが、この巻で、ああ、レティの影であり光のような存在なんだな、と思いました。まさしく、今回は少年の選択。アストリッド、格好良かったです。

歴代の王たちやクレイグとノーザルツ公もよかったし、本当、なんて魅力的な登場人物ばかりなのでしょう。欲を言えば兄王子たちにもっと活躍して欲しいけれど、兄王子の陰ながらの援助がいらないくらいには、レティは人に恵まれ、成長しているってことなのかもしれませんね。

そして最後にやってきたラブな展開に、全て持ってかれました。最後のセリフ読んだあと、思わずページを戻って読み返してしまいました。
諡の愛人王っていうのはたくさんの愛人に囲まれた、ではなく、ただひとりの愛人(デューク?)しかもたなかったってことなのかな?? という気にもなってきました。
とにかく、伏線もたくさん張られ、今後の展開がますます楽しみです。
本当、このシリーズはおすすめ!読んだことない方は、ぜひ一読してみて欲しいです。

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おこぼれ姫と円卓の騎士 将軍の憂鬱 (ビーズログ文庫)
おこぼれ姫と円卓の騎士 将軍の憂鬱 (ビーズログ文庫)
  • 発売元: エンターブレイン
  • 発売日: 2012/09/15



(2013年感想8冊目)

石田リンネ 著  起家一子 イラスト

おすすめ度★★★★☆(4・5位。この3冊の中で一番面白いかな。)


「(前略)試すなら試せばいい。史上最高点で、わたくしが最も王に相応しいと言わせてやるわ」(p37)



「おこぼれ姫と円卓の騎士」第3巻。
女王になることが決まってからの、レティの初の外交は、従妹と他国の王子との結婚式に、ソルヴェール国代表として赴くというもの。しかし、結婚式目前に花嫁が駆け落ちしてしまい!? レティは自身の二番目の騎士と心に決めていたクレイグと共に、この窮地を乗り切ろうと頑張ります。
といったようなお話。

面白かった! この本は作者様のデビューシリーズですが、巻を重ねるごとに成長して、面白く読みやすくなっています。今までの3冊ではこの話が一番面白いように思いました。たとえ贔屓キャラのグイード殿下が空気でも。
この、出る必要がないキャラは出さないというのも、いっそ清々しいですね。今回はほぼ新キャラがレティの脇を固めてましたが、その新キャラが十分に魅力的なので、楽しく読めました。

それにしても、新キャラのクレイグさんが格好良かった! 渋いおじさま、好きです。レティとクレイグの様子は、まさしく愛人王の図式そのもので笑ってしまいます。

また、この巻は失恋王ルートガーが株を上げましたね。素敵。今回の新キャラの、ノーザルツ公も素敵でした。
今まで世界観の狭さがちょっと気になっていましたが、外交によって一気に世界が広がりましたね。
レティの夢も、デュークの夢も、クレイグの夢もお兄様方の夢も、とっても良かった。レティは相変わらず格好いい中に、ほんの少し見せる隙のようなものが愛おしいです。デュークとの信頼関係も良かった。
こんなふうに、どんどん魅力を増していく「おこぼれ姫」の世界が、今後も楽しみです。

ただ、もうちょい女の子が出てきてもいいような気がします。レティが十分魅力的なので、まあいいのですけどね。そのあたりは、今後に期待かな。

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