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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
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Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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その娘、パラノーマルにつき (ヴィレッジブックス)
その娘、パラノーマルにつき (ヴィレッジブックス)
  • 発売元: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2013/06/20




(2014年読書感想3冊目)

原題 Paranormalcy
キアステン・ホワイト 著 中村浩美 訳 楠本弘樹 表紙絵

おすすめ度★★★★☆ (読み始めると一気読み。続きも読みたい!)


「違う。エヴィをここから出したいんだ。こんな生活をしてちゃだめだ。きみにはもっといろんなものが与えられていい。ロッカーとか」(p214)


Twitterのおすすめユーザーに一時期やたらと表示されていたキアステン・ホワイトの本が翻訳されると聞いたので、買って読んでみました。
Twitterでの発言も個人的に好感度高かったし、親日家みたいだし。パラノーマルものは大好きだし。
その割に読むのが時間かかってきました。放置期間長すぎたな……。
でも、読んだらほぼ一気読みで、とても面白かったです。ロマンス・ファンタジーってやっぱりいいな。

IPAC【国際パラノーマル抑止機関】で働く16歳の少女エヴィは、パラノーマルの本当の姿が見えるという特殊能力の持ち主だ。しかし、学園ドラマが好きで、自身も学校に通う普通の生活がしたいと願う普通の女の子でもある。
ある日、IPACのセンターに、謎のパラノーマルの少年、レンドが侵入する。
頃合いを同じくして、パラノーマルが次々と殺される事件が発生し……??

物語は約460ページとちょっと長いですが、おもしろくて一気に読めました。ちょっと毒を含むピリリと辛いエヴィの視点での語り口はおもしろいし、その中にも普通の少女らしさには共感もできます。
ロマンス要素は、手をつないだのキスしたので一喜一憂する感じで薄味ですが、それがまたかわいくて、微笑ましいです。
ヒーロー役のレンドはすごくいいやつだけど、ちょっと頼りないかな。私はエヴィの同僚で、狂言回し的な役を担うフェアリーのレスがすごく好き! もともと妖精好きなのですが、レスはかなり妖精妖精してると思います。向こうの人が書くフェアリーってなんでこう胡散臭いというか、頭がおかしいというか、とにかくなんて素敵なんだろう。
結局レスはシーリーのフェアリーで、エヴィの出生にも一役買ってるってことでOKなのかな?

このシリーズ、三部作で向こうでドラマだか映画だかの企画が進行中。
どうやらこの後エヴィが学校に通ったり、妖精の宮廷の女王と対峙したりする展開が待ってるようで、すごく続き読みたいのですが、続刊が出ないので、もう翻訳打ち切りなのかな……。すごく残念です。
パラノーマル(人外生物)をこんなにも活き活きと描いている小説は久しぶりでした。
キャラクターも面白く(何よりレスが好き!)続刊を熱望したいシリーズであります。
色々な面白いパラノーマルが出てくるので、パラノーマルものが好きな方にはおすすめの一冊です。

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(2013年読書感想70冊目)

原題 A Caress of Twilight
ローレル・K・ハミルトン 著 阿尾正子 訳 
おすすめ度★★★★☆(久しぶりに読んだけどやっぱりこのシリーズはおもしろい!)


「わたしがあなたを守るわ、フロスト」
「そんなことできるわけはない」
「あなたを、あなたたち全員を守ると約束する」(p175)



パラノーマル・ロマンス「メリー・ジェントリー」シリーズの2作目の下巻。
シーリーコートの王タラニスの重大な秘密を知ったメレディス(メリー)
そのタラニスが、クリスマス前に、メリーを執拗にクリスマスパーティーに誘ってきて……。

下巻の話はまあこんな感じです。

一年以上ぶりに読んだけど、このシリーズはやっぱり面白い! 読み始めたら止まらなくなってしまう不思議な魅力があります。それもこれも、きっとキャラクターが魅力的なんだなあとおもいます。
途中まで読んでて、ゲイレンとニッカが空気すぎると思ってましたが、二人にも活躍の場があってよかったです。
この巻は近衛兵たちみんなが等しく活躍していて楽しかった。キャラクターが魅力的な小説は、読んでてやっぱり楽しいです。

しかし、この物語はやっぱりメリーが一番魅力的!
オンディーアイス女王のもとに帰りたくないと心底思う近衛兵たちを、守られる立場でありながら逆に守ると約束したメリーが男前すぎて……! 一気にメリーがそれまで以上に好きになりました。
この巻も、シーの祝福を受けたキットーなど、見所は多かったですが、一番の名シーンはここだと思います。

強敵ネームレストの戦いを経て、かつての力や新しい力を手に入れたメリーたち。
新しい近衛兵が来ることも示唆されて、こんなところで終わったら生殺し! 次も絶対読みたい! と思っていたら、残念なことに邦訳はここで打ち止めです。
でもあまりにも続きが気になるので、三巻目の原書を買ってしまいました。
どうも本編自体刊行が止まってるようですが、続きもゆっくりと読んでいきたいと思います。
本当、お気に入りのシリーズです。

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(2012年感想94冊目)

原題 A Caress of Twilight
ローレル・K・ハミルトン 著 阿尾正子 訳
おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。面白かったけどちょっとあっさり? 後編に期待です。)


数年の異郷生活のあと、わたしはやっとのことで少しだけ故郷を取り戻した。故郷は昔とほとんど変わらない。美しく、エロティックで、そしてきわめて危険だ。(p27)


パラノーマル・ロマンス、「メリー・ジェントリー」シリーズの第二作目の前編。
100年前にシーリー・コートを追放されたハリウッド女優、メーヴ・リードがメリーに接触を図ってきた。そしてアンシーリー・コートからは、とんでもない敵が逃げ出してしまったようで……!?

というようなお話です。

いやー、やっぱりこのシリーズは面白いです。読みだしたら止まらない変な中毒性のようなものがある。
女王の闇と呼ばれ、メリーの右腕的存在であるドール、メリーを心から愛しているフロスト、メリーをいつでも楽しませるリース、純粋なゲイレンに気弱なニッカ。それにゴブリンのキットー。
綺羅星の如きヒーロー候補に囲まれて暮らすメリーの暮らしも、なかなか大変な様子が忍ばれます。
それにしても、メリーとフロストのあいだに一体何があったんだろう。これはふたりの関係が変わりすぎていてびっくりしました。
リースは相変わらずで、そもそもこのお話はリースにかなりのページがさかれているので、リース好きには嬉しいです。あと、ゲイレンの裸エプロンはなんというか衝撃でした。
と、いろいろな見所や笑いどころはあったり、感動さえできるところもあるのですが、物語の本筋や敵が見えてくるのはこの本の最後の方なので、なんとも勢いというか展開の面白みに欠ける印象があります。
とはいえ、相変わらず美形なんだか不気味なんだかわからないヒーローたちとメリーの関係は楽しく読み応えがあり、ベッドシーンが一巻に比べると格段に減ってその代わり近衛兵ひとりひとりとメリーの心理的な結びつきにスポットが当てられ、一巻とはまた違った読み応えがありました。
下巻を読むのが楽しみな1冊です。いつか作者の別シリーズも読んでみたいなあ。

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(2012年感想86冊目)

原題 A Kiss of Shadowsローレル・K・ハミルトン 著 阿尾正子 訳 
おすすめ度★★★★☆(面白かった! このシリーズ、私は好きです)


「あなたが彼の死を望むといえばそのようにします。体の部位をひとつ選んでください、わたしがこの手でもってくる」(p303)


輝ける王女の帰還の下巻。
上巻は読むのに多少時間がかかりましたが、下巻はあっという間だった! 面白かった!
魔力を復活させたメリーは、伯母である女王から宮廷に召集され、次期王位継承者へと指名される。いとこのケルと、どちらか早く後継ぎを設けたほうが王位につくのだ。
宮廷に戻るなり仕掛けられる様々な罠。近衛兵たちは、身を挺してメリーを守ると誓うが……。

というようなお話。

いやー、このお話にここまでハマるとは思わなかったです。
何より、メリーをまもる近衛兵たちが魅力的。黒のドール、銀のフロスト、緑のゲイレン、白のリースと青のバリンサス。それにゴブリンのキットー。どの近衛兵も甲乙つけ難くて、みんな魅力的に見えてしまいます。
でも、強いて言うならお気に入りはドール、フロスト、リースかな……。
また、メリーも守られてばかりじゃなくて、自分、あるいは近衛兵たちを守ってやるぞ、という気概が感じられて素敵です。ある意味では、メリーが一番男前かも……。

色っぽい描写もかなりありますが、それでもロマンス小説というよりはファンタジーなのかも。でも、誰が王配になるのかが気になって仕方ないです。ついついページをめくる手が止まりませんでした。
いずれにしても、まだ物語はプロローグといったところ。
メリーと近衛兵たちの今後の活躍に期待です。

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妖精王女メリー・ジェントリー1 輝ける王女の帰還 上 (ヴィレッジブックス)
妖精王女メリー・ジェントリー1 輝ける王女の帰還 上 (ヴィレッジブックス)
  • 発売元: ヴィレッジブックス
  • 価格: ¥ 882
  • 発売日: 2008/10/20

(2012年感想74冊目)

原題 A Kiss of Shadows
ローレル・K・ハミルトン 著 阿尾正子 訳 
おすすめ度★★★★☆(独特の世界観が癖になりそう?)
 
「肉の王女メレディス、血塗られた真の王族よ、シーの世界へようこそ」(p304)

いわゆるロマンス小説と知らずに、題名に惹かれて読みました。
いやー、ホットな描写のあるロマンス小説って初めて読みます。初めてのロマンス小説がこれでよかったのか自分!?(トワイライトもロマンス小説なんでしょうが……)

人間と妖精が暮らす現代社会で、探偵業を営みながら暮らすメリー・ジェントリー。実は彼女はアンシーリー・コート(悪い妖精の宮殿)の王女、メレディスだった! 長らく宮廷を追われていたメリーは、請け負ったとある事件をきっかけに魔力を復活させ、宮廷に戻ろうとするのだが……。

というようなお話です。
 
上巻だから、まだまだ物語も序盤っていう印象です。
そしてなんだか、すごく渾然一体となっている作品という印象。人間も妖精もいて、それらがとても自由で、不自由で、独特の倫理観のもとに行動している……。世界観の説明とかは何もなく始まるので、ある程度妖精について知ってる人向きかな? と思いました。

 ロマンス小説としては、割とホットな(つまり官能的な)作品かと思いますが、正直設定が現実離れしててファンやジーなので、そんなにエロスを感じるかというとかというとそうでもないように思います。でも、話の半分は確実にそういうシーンだった……。
媚薬あり、触手ありですが、触手のシーンは正直気持ち悪かった……。ごめんねショルト。それに、多数のヒーロー×ヒロインという小説なので、そういうのが苦手な方にはだめかも。わたしは逆に、好きなキャラクターを見つける楽しみがあって、こういうのも好きですが。
女王の近衛兵とか見てると、何処の恋愛シュミレーションゲームかと思いますが、そこがなかなか楽しめるところかなー、と思います。逆ハーレムものとか好きな方は是非!なんか、読みだすと妙な中毒性があって気づくとページをめくりつづけてる感じなんですよね。わたしはこの小説嫌いではないです。

ちなみに私は上巻だとドールとショルトが好きです(触手は気持ち悪かったけどそれ以外はいいやつだと思う。)ドールはいいですねー。もっと出番があることに期待です。
ということで、逆ハーレムものがお好きな方にはおすすめ!?下巻も読んでみたいと思います。

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