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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
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Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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ロストウィッチ・ブライドマジカル (電撃文庫)
ロストウィッチ・ブライドマジカル (電撃文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2013/09/10





(2013年感想57冊目)


藤原祐 著 椋本夏夜 原案協力 イラスト 

おすすめ度★★★★☆(ラノベらしいラノベって感じです。)


「魔女は魔女と戦わなきゃいけない、それは私たちのルールだ。知らないわけじゃあないんでしょう? ……『女王のための統合戦争』のことを」(p26)


私が今一番好きかもしれないラノベ作家、藤原祐さんの新作です。
デビュー10周年作品でもあるらしく、デビュー作からタッグを組んでいたイラストの椋本さんとの黄金タッグを復活させての登場です。椋本さんがイラストだけじゃなくて原案協力もしているようです。

あらすじを説明するのが難しいので、以下BOOKデータベースから引用。

異界―“魔法の国”で起きた“女王のための統合戦争”に巻き込まれた、鍛冶目山市の少女たち。魔女となった彼女らが身の裡に宿すのは、殺し合いの螺旋を紡ぐ奇跡と罪の力―魔法。魔女のひとりである咲森水奈は、行方不明となった親友の少女、早良坂人魚を捜していた。その傍らに立ち彼女を支える少年、早良坂蓮は“魔法の国”の住人であり、そして…。藤原祐×椋本夏夜が贈る新シリーズ、始動!

これでもちょっとわかりにくいですね…。
簡単に言うと、異界の戦争に巻き込まれた現代の少女たちが、異界の住人の力を借りて得た力、『魔法』でバトルロイヤルするお話です。

とりあえず印象は、ラノベらしいラノベだなーって思いました。
少女たちには相棒から授かった固有の魔法があり、それで戦っていく……。

お話も藤原さんらしいダークほのぼのといった感じで、少女たちの歪な感情や関係性が堪らない。イラストは言うまでもなくすごくいいです。

特に私は、物語のキーパーソンである早良坂人魚ちゃんがすごくツボでした! 人魚ちゃんっていうのは人の名前です。
一巻自体は壮大なプロローグって感じで、前半は世界観の説明、後半はずっと戦闘って感じでしたが、面白かったです。
キーとなっていくそれぞれのキーワードにも、まだまだ秘密が隠されていそうで、これからが楽しみです。

といっても、1巻はまだまだ様子見かなーって感じです。2巻以降に期待。
ダークなラノベやラノベらしいラノベが読みたい方にはおすすめのシリーズです。
続きを読むのが楽しみです。

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煉獄姫 六幕 (電撃文庫)
煉獄姫 六幕 (電撃文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2013/01/10





(2013年感想5冊目)

藤原祐 著 kaya8 イラスト

おすすめ度★★★★☆(非常に完成度の高いシリーズだと思います。)


「それでも私たちは、愛されてた。私は、愛されて生まれてきたんですって」(p112)


藤原祐さんの「煉獄姫」最終巻です。
最終巻なので、思わず購入して読書してしまいました。

完全体になったユヴィオールを前に、打つ手などないように思えたフォグたちでしたが……、レキュリィの宴で、とあるものを見つけ、反撃に出ます。

終わりましたねー。藤原さんは初めて追いかけた作家でしたが、まずは、思ったよりずっと勧善懲悪で、ハッピーエンドだったなあという印象。もちろん敵にも味方にも死人は出ますが、それにしたってハッピーエンドかなと思います。
総評して、非常に完成度の高い、計算されたシリーズかなあと思いました。面白かったです。藤原さんの作品はちょっと古いけど、その分色あせないものがあるかなあと思います。

ただ、最終巻のほとんどが各人の戦いの様子で占められ、ひとりひとり割とあっけなく死んでいくから、そこはどうにかならなかったものかと。
あと、ユヴィオールは蓋を開けたら結構というかやっぱり小物だったなあという印象。もっと張り合いのあるラスボスかと思ったのですが、残念です。
ティ・キもあんまり出番なく死んじゃったし、ニーナも……。レキュリィなんて、今回は活躍まるでなかったですしね。そこは残念。
そのあたりのあっけなさはやっぱりラノベらしいのかなあ、と思います。

ただ、幸せな感じが伝わってくるラストはよかった。個人的にはリチャードとイオのその後とか、イオとデーンさんのその後とか、キリエとアルトのお話とか、もっと読んでみたいかなあと思いました。余韻のあるラストでした。短編集とか読みたいですが、それはなんというか別のジャンルの小説になってしまいそうなので、まあいいかなあ。

とにかく、総評していい作品でした。さかのぼって他の作品も読んでみようかなあと思います。おすすめのシリーズです。

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煉獄姫 五幕 (電撃文庫)
煉獄姫 五幕 (電撃文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2012/05/10




(2012年感想106冊目)

藤原祐 著  kaya8 イラスト
おすすめ度★★★★☆(まさに最初からクライマックスな怒涛の展開です)


「大丈夫よ。私は怖くなんかないわ。だってフォグがいるもの」
他ならない自分が傍にいて、手を握っているからーー
「フォグもよ。恐がる必要なんてないわ。だって私がいるもの」(p44)



「煉獄姫」の第五幕。次で最終巻の予定らしいので、正しくクライマックスという内容になっています。
王都に煉禁術で作られた幻獣が跋扈し、それぞれのキャラクターたちの前に立ちはだかります。そうしてその間、すべての首謀者のユヴィオールは、着々と計画を遂行していき・・・。というようなお話です。

作者様、登場人物それぞれに、ここまで追い討ちをかけますか! といったようなキャラクターの追い詰め方で、登場人物たちはほぼ最大のピンチを迎えています。いやー、いっそ清々しいくらい。
これ、フォグたちに勝ち目はあるのでしょうか・・・。今ではユヴィオールの計画が完璧すぎて、勝ち目なんて見えてこないというくらいで、空恐ろしいです。ユヴィオールの計画も完璧すぎて、崩れだしたら脆そうなので心配です・・・。

明らかにされたローレンの雛の四人目は、お前か! という感じで驚きでした。でもその四人目も明らかになった瞬間あっけなく殺されてしまうので、なんだかクライマックスに向けてお掃除が始まってるのね・・・。と残念な印象も拭えませんでした。
残念といえば二巻からずっと再登場を待ち望んでいたイーサ嬢も、再登場してすぐに、醜態を晒して退場してしまったのはちょっと残念でした。いや、イーサは素敵でしたが。
トリエラも、最後に人間らしさを取り戻したとはいえ、悲しいなあ・・・。

なんというか風呂敷のたたみ方と同時に広げ方が凄まじくて、一体最終巻はどこに着地するのか予想があまりつかないところです。
初めて読んだ藤原作品で、すっかりはまってしまっているので、できれば納得のいく終わり方をして欲しいところです。
しかし、気になる伏線もたくさん撒かれていて、どうなるのか楽しみです。個人的には主役側にもユヴィオール側にも頑張って欲しいところ。あと、ユヴィオールに捨てられたニーナにも、何か一矢報いて欲しいですね。

個人的には、キリエの可愛らしさと、老執事の格好良さとにしびれた巻ではありました。
本当、最後は一体どうなるというのでしょう。今まで最初の1冊以外は図書館でしたが、最終巻は購入して読もうと思いました。楽しみです。
展開的には色々な人がお掃除的に退場していったので、ちょっと残念なところもありましたが、面白かったです。
でも、ユヴィオールは転生前の姿の方が好きだったかな・・・。

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煉獄姫〈4幕〉 (電撃文庫)
煉獄姫〈4幕〉 (電撃文庫)
  • 発売元: アスキーメディアワークス
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2011/11/10

(2012年感想68冊目)
藤原祐 著  kaya8 イラスト 
おすすめ度★★★★☆(今までの中で一番おもしろいかも?)
 
「また殺し合いましょう? 兄さん。今度はもっと凄惨に、もっと残酷に、もっと楽しく」(p52)

藤原祐さんの煉獄姫第4巻。
読み終わってから感想書くまでだいぶ間が空いてしまいましたが、なかなか面白くなってまいりました。

悳国王子ディードが暗殺され、機を同じくして榮国の要人たちも誘拐されていく……。フォグとアルトは事件の護衛にあたるが……?? といったようなお話。

悪役のユヴィオール側に募った人たちも、それぞれ信念や内に抱える狂気などがあり、ただ単純な悪役と済ませていないところが読んでいて胸が熱くなります。私が気になるのはニーナ嬢ですね。レイドは格好良く目が離せません。というかユヴィオールは、それが策略とわかっていても色男過ぎて、なかなかにやにやが止まらないです。ユヴィオールのこういう性格、好きなんですよね。

一方のフォグたちも、前回の敗戦をきっかけに、いっそうの戦力増加をはかり……。本当、どちらの勢力にも肩入れしたくなってしまう面白さがあります。今回気になったのはデーンさんとニーナ嬢かな。あと、キリエとアルトもかわいい。最初はあまり人間味が感じられなかった登場人物たちが、それぞれ徐々に成長して、人間味が出てくるところがたまらないです。アルトなんて、なんていい子になったんだろう。きっとこの個人のささやかな成長の先にあるものが、煉獄姫の終着点にあるものなのかな、と思ったりしました。

ユヴィオールの目的はなんなのか? ローレンの4人目の雛は?など、気になることがいっぱいです。これまでの4冊の中でも、おもしろい一冊だったと思います。次で刊行分に追いつくので、一気に読みたいと思います。 おすすめ。

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煉獄姫〈3幕〉 (電撃文庫)
煉獄姫〈3幕〉 (電撃文庫)
  • 発売元: アスキーメディアワークス
  • 価格: ¥ 599
  • 発売日: 2011/05/10

(2012年感想66冊目)

藤原祐 著 kaya8 イラスト
おすすめ度★★★★☆(物語が動き始めた1冊)
 
奴らに打ち勝って、自分の存在価値を自らに示したい。
アルトを安心させたい。
二度と、さっきのような思いはさせたくない。(p283)

藤原祐さんの煉獄姫3冊目。
悳国(とくこく)の王子が来榮することとなり、フォグとアルトは護衛の任に当たるが、裏では国家転覆の陰謀が渦巻いていて……!? というお話。

今回も安定して面白かったです。藤原さんのこの話は、内容、文章ともに安定していて、読んでいて安心します。しかし、今回は安定した代わりに、あまりダークな印象は受けなかったのが残念というか、物足りないというか……。でしたが。
今回も魅力的なキャラクターがたくさん登場して、ドキドキの1冊でした。
藤原さんの著作は、脇役までしっかり練りこんでありそうなのに、その脇役をあっけなく殺すところが、いさぎよくてとても好きなのです。

私の好きなユヴィオールは、やっぱり黒幕というかラスボスのオーラが堂々と漂っていて、でも彼の手腕も見事なものだったから、これからさらにフォグたちを追い詰めてくれるのかなー、と楽しみです。
ユヴィオールが腐心して集めた人材も素敵。特にティ・キが気になります。あとアイリスもいいですねー。キャリエルのほうが好きです。みなさん、静かに狂気が漂っています。
 人造人間のフォグとかレキュリィがある意味一番まともで常識的で、人間たちのほうがくるっているというその対比がとても好きですね。鮮やかです。

その分フォグやアルトは常識的過ぎて、物足りないのですが、出てくると安心します。今回株を上げたのはキアスかなあ。少年の純粋な恋心なりに頑張ってるところを応援したくなります。
明らかになったアルトの反則的な能力も、今後どう物語にいかされてくるか期待です。

ただ、この物語はどのあたりに終着点を見出すんだろう? というのが気になるところだったり。終着点が見えてこないんですよねえ……。
しかし、登場人物がどの方も魅力的なのは事実。主人公側も敵対する側も、どちらも楽しみに見守っていきたいと思います。久しぶりに楽しんで読んでいるラノベです。
おすすめ。

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