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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
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Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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FLESH&BLOOD(9) (キャラ文庫)
FLESH&BLOOD(9) (キャラ文庫)
  • 発売元: 徳間書店
  • 発売日: 2006/02/25





(2014年読書感想4冊目)


松岡なつき 著 雪舟薫 イラスト

おすすめ度★★★★☆ (スペイン編スタート! ビセンテがたまらなく好きです!)


『俺……本当に死神なのかもしれない……』
ビセンテは細い肩をぎゅっと抱き締めた。
『いいや、守護天使だ』(p82)


大人気BL小説、「FLESH&BLOOD」の第9巻。
遂に海斗がスペインの地を踏まされます! スペイン編スタート! な一冊。

なによりこの本で一番悲しかったのが、雪舟さんの挿絵がないことでした……!
いつも雪舟さんの美麗なイラスト楽しみにしていたのに……! アロンソ様とかフェリペ二世とか、挿絵で見たかったです。

お話としては、海斗の一挙一動に一喜一憂する、まるで乙女のようなビセンテを堪能する話になっています。
しかしビセンテの好みが、「脆く儚い存在」だなんてときめきます。脆い物、儚い物っていいですよね!
海斗も海斗で、ビセンテを好きにならないように、わざときつく当たるさまがたまらなく美味しかったです。海斗を弟のようにかわいがり大事にするビセンテに、大変萌えてしまいました。
海斗奪還に向かうジェフリーとナイジェルたちの道中も、意外な? 助っ人を迎えて楽しくなりそうなのですごく期待です! マーロウって好きです!

それにしてもこのあたりの歴史背景に詳しくない私でも夢中で読めちゃうフレブラってすごいなあ。もっと詳しく知っていればもっと楽しめるだろうから、勉強しようかな??

次々と海斗に降りかかる災難に、ジェフリー、早く助けに来てあげて! と思う反面。もっともっとスペインにいてほしいような気分になります。ビセンテもレオもいいやつなんですもの。

しかし海斗は高校生とは思えないくらい頭がいいなあ。育ちがよかったのもあるのかも?? 私なんかよりよっぽど色々なことに詳しいです。

スペインに入って、ますます目が離せない展開ですね。続きもどんどん読みたいと思います!


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コンチェルト・ダスト
コンチェルト・ダスト
  • 発売元: 早川書房
  • 発売日: 2013/09/20



(2013年読書感想72冊目)


中里友香 著  藤原薫 表紙絵

おすすめ度★★★★☆(やっぱりこの方の描く文章とかが大好き!)

(……血よりも熱く、蜜よりも甘い。きっと復讐は極上の麻薬だ)(p297)


今個人的に一番注目の日本人作家さん、中里友香さんの新作。
表記などがないですが、これ一冊では完結せず、続編があるようです。
という前情報を目にしていなかったら、きっとすごく悶々としていたかもしれません。
ユリアンとエミールという二人の少年を軸に、美しい魔女リオネラが鍵を握ることになる美しき復讐譚。というか、復讐の復讐の物語です。

端正な文章、みずみずしい登場人物、鮮やかな情景描写で織り成される少年の世界は、きっとそういうものが好きな人にはたまらなくそそるはずです。
表紙を見て感じるものがあれば間違いなくお勧めです。裏表紙にはリオネラが描かれていますが、こちらも美しい。

物語はコンチェルトのように2つの旋律が重なり合って、奏でられていきます。
最後ユリアンとエミールが出会ってからの展開が、個人的にはたまらなく好きでした。
萩尾望都さんがお好きな方にはたまらない世界観を描く作家さんです。
また、物語のカギとなる謎めいた美女、リオネラがいいです。
魔女という設定が、この小説を不思議とより幻想的なものにしています。
ゴシックでファンタジー、そんな小説です。

エミールが養蜂家に身をやつすという設定も興味深かったです。
甘く、復讐譚なのに爽やかともいえるみずみずしい世界観や文章が、たまらなく好みでした。
続編も早く刊行されるように願っています。
少年好きは必読の作家さんだと思いますよ。でも、女の子もかわいいです。
幻想的な、ちょっと不思議なお話で、今もその余韻に浸っています。

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FLESH&BLOOD (8) (キャラ文庫)
FLESH&BLOOD (8) (キャラ文庫)
  • 発売元: 徳間書店
  • 発売日: 2005/06/29



(2013年読書感想61冊目)


松岡なつき 著 雪舟薫 イラスト
おすすめ度★★★★☆ (スペイン編開幕! ドキドキして面白かったです!)

そう、今の海斗にできるのはそれだけーー。赤ん坊のように泣き喚くことだけだった。誰よりも愛する人を求めて。
「ジェフリー! ジェフリー! ジェフリ……ッ!」


松岡なつきさんの大人気BL小説、「F&B」シリーズ8冊目。ついにスペインの手に落ちた海斗。ビセンテに護られながら、スペインを目指します。
一方海斗を奪還しようとするジェフリーとナイジェルの間には亀裂が……!?

いやー、面白かったです! まず見てくださいこの表紙! ビセンテがこんなに大きく、しかも海斗と2ショット! ビセンテ好きの私は、この表紙だけで本当に嬉しかったです。
挿し絵もビセンテビセンテビセンテで、眼福でした。

でも本編自体はなかなかにハードですごくドキドキしました! 海斗をまもってくれるのは今のところビセンテだけだし、ジェフリーとナイジェルの間にはこんなときなのにわだかまりが出来るし……、海斗はあんな目にあっちゃうし!

しかしビセンテは本当に良い男ですね。前から好きでしたが、更に好きになってしまいました。
味方の少ない状況で、スペインでは更に難儀なことが襲いかかってくると思いますが、これからも見届けていきたいと思います。そしてスペインにも素敵な登場人物が沢山だと思うので、今から楽しみです。
でも海斗が居たたまれなさすぎるので、いつかはジェフリーのもとに帰ってほしいです。
こういうとき、この時代の歴史に詳しくないのが悔やまれます。

スペインに入ってますます目の離せないこのシリーズ、これからも楽しみに読みたいと思います。
海斗も、少しで良いからビセンテに心を許してほしいなあとビセンテファンとしては思います。
レオと海斗も仲良くなって欲しいなあ。

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FLESH&BLOOD(7) (キャラ文庫)
FLESH&BLOOD(7) (キャラ文庫)
  • 発売元: 徳間書店
  • 発売日: 2004/11/27




(2013年感想53冊目)



松岡なつき 著 雪舟薫 イラスト

おすすめ度★★★★☆(波乱の展開! とっても面白かった!)


「ジェフリーに伝言は……?」 (中略)
「あと、大好きだ、言いつけ破ってごめん、リリーを責めないで、って」(p215)


松岡なつきさんの「F&Bシリーズ」7冊目。大人気のBLで、もう20冊以上の本が出ています。
母港プリマスに戻ったら、ジェフリーと初めての一夜を共にする……。暗黙の了解のうちにそう心に決めていた海斗。しかし海斗を狙うスペインの騎士、ビセンテの影が二人を追い詰める……!?

というようなお話かな。

この巻はよかった! 平和で、ジェフリーも海斗もラブラブで、それでいて最後は波乱の展開で……。本当最後の方はドキドキしました! 松岡さんは上手いなあ。
この巻はファンの間では評価が高い巻らしいですが、その理由も頷けます。
とにかく幸せな一冊。このお話は波乱づくしで穏やかな日常が少ないので、穏やかな時間は読んでいる方も本当に貴重に感じてしまいます。
何より、七冊目でやっと……! というところに、万感の思いがこみ上げます。寸止めでしたが、それもまたよしと納得できる丁寧な展開なのが○ 基本BLですが、お色気シーンはものすごく少ないので、そういうシーンがあるとちょっと気恥ずかしいですね。でも、海斗もジェフリーもよかった!

ジェフリーと海斗だけでなく、ビセンテ、ナイジェル、新しく登場したリリーと、それぞれ見せ場があったのもいいですね。特に高潔なビセンテと、ナイジェルの誓いがよかった! やっぱり黒髪のお二人には、これからも頑張っていただきたいです。

ついにスペインの手に落ちた(?)海斗。次巻以降はどんな展開が待ち受けているのか、楽しみです。
個人的にはビセンテが好きなので、彼に報われて欲しいですが、無理だろうなあ。
何はともあれ、次も楽しみに読みたいと思います。

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FLESH&BLOOD(6) (キャラ文庫)
FLESH&BLOOD(6) (キャラ文庫)
  • 発売元: 徳間書店
  • 発売日: 2004/01/30



(2013年感想33冊目)


松岡なつき 著 雪舟薫 イラスト

おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。小休止な一冊です。)


「キスしてくれ。それが勝利の報酬だ」
ジェフリーは肩を竦めた。
「俺も甘いな。これっぽっちのことで、結構幸せになれるとは」(p134)



松岡なつきさんの「F&B」シリーズ6冊目。
エリザベス女王の元をお暇する海斗たち。しかし別れの挨拶に行ったら、フランス国王の使者の護送を頼まれてしまう。一刻も早く母港プリマスへ帰りたいジェフリーたち。しかし、女王の頼みとあっては断れず……。

というようなお話です。

この巻は、新章に向けての小休止の巻といった印象です。海斗やジェフリーたちの日常が戻ってきつつあり、穏やかな時間の流れが堪能できます。その分、物語としてのドキドキ感は少なめですが、こういうお話もいいかなあと思いました。長いシリーズものにあっては、こういうお話も必要ですよね。

それにしてもエリザベス女王が格好いい。BL本で女性キャラを好きになるってあまりないですが、彼女はいいキャラであります。その他にも、歴史上の有名人がなかなか大胆な解釈がされていて、そこも面白いです。BL要素が薄いので、ヒストリカル・タイムトリップものとしても普通に楽しめるのが嬉しいです。
それにしても海斗は、ジェフリーの懐に飛び込むよりもナイジェルの懐に飛び込むことが多い気がします。
登場人物みんなが海斗に甘いのが気になってはいるんだけど、全体的に面白いのでささやかな瑕瑾でしかありませんね。
頑張れナイジェル、そうしてもっと頑張れ、ビセンテ……!

そしてなによりこの本は表紙絵がいいですね!
本の世界観をよく表現している素晴らしい作品だと思います。
本当、雪舟さんはいいお仕事をなさるなあ。いつもイラストや表紙絵、口絵が楽しみの一つであります。

小休止な感じで終わってしまった1冊。なので、次の展開が全く予想付きません。一体どうなって行くのか。これからも楽しみに読みたいと思います。おすすめのシリーズ。


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