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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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Since2010.11.26
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読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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FLESH & BLOOD〈5〉 (キャラ文庫)
FLESH & BLOOD〈5〉 (キャラ文庫)
  • 発売元: 徳間書店
  • 発売日: 2003/06/23



(2013年感想31冊目)


松岡なつき 著 雪舟薫 イラスト

おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。面白いんだけど、痛々しいシーンが多くて……。)


「宮廷なんかに未練はない。カイトを救い出したら、さっさとプリマスに帰ろう」
「ああ、そして、『グローリア号』で海に行くんだ」
「目的地は?」
「どこでもいい。お前とカイトが居れば」(p62)



松岡なつきなさんの「FLESH&BLOOD」5巻目です。
司教殺害の容疑をかけたられた海斗……! 無実の証拠を示さなければ、監獄に送られ拷問にかけられてしまう…! 海斗を救うため、ジェフリーとナイジェルも、策を尽くすが……。一体どうなるロンドン編……!

といったようなお話です。

いやー、前巻の終わり方が生殺しなので、一気に読んでしまいました。
でも、途中でなかなか痛々しいシーンが多く、読むスピードは結構難航したり。でも、とっても面白かったです。
何よりこの本はあれです、表紙と口絵がたまらなくいいのですよー!見てくださいこの表紙。格好いい……!
口絵はリンゴの皮剥いてるナイジェルと、その皮で遊ぶブラッキーが可愛くて……。本編が結構辛い内容だったので、この口絵に癒されながら読んでいました。

そうして、この巻ではビセンテはついに名前だけの登場となってしまい、寂しかったです。でもその代わり、和哉がちょっと出てきたり。これは彼の再登場もありそうな感じですね。楽しみです。

最初はジェフリーの魅力があんまりわからなかったけど、海斗に対する真摯さと愛情深さに、気づけば自然と微笑みが浮かびます。でも、私がビセンテ派なのはかわりませんけどね……!
そうしてナイジェルですよ! 口絵でも格好良さ全開だったけれど、海斗の無事を思って祈るシーンと、最後の焼きごてのシーンがたまらなく格好良かったです! やっぱりメイトはいい男です。大好き。

正直、周りが海斗に優しすぎるというか甘すぎるので、若干展開に首をかしげるところもあるのですが、その優しさが心地よく感じてしまいます。
ロンドン編はこれで終わりかな? 思ってたより短かったけど、次がどんな展開になるのか、楽しみです。きっと一筋縄じゃいかないのでしょうね……。

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FLESH&BLOOD〈4〉 (キャラ文庫)
FLESH&BLOOD〈4〉 (キャラ文庫)
  • 発売元: 徳間書店
  • 発売日: 2003/01/23



(2013年感想30冊目)


松岡なつき 著 雪舟薫 イラスト

おすすめ度★★★★☆(4・5くらい。面白かった。次巻も読むしかない!)


「おまえが面白いのは、まだまだ謎の部分がいっぱいあるからだ」
カイトが掠れる声で聞いた。身体に触れられていることで緊張しているのだろう。
「それを……暴きたい?」(p63)



松岡なつきなさんの「FLESH&BLOOD」4巻目です。
女王陛下の思し召しで、ジェフリーやナイジェルとともにロンドンの宮廷に召集されることになった海斗。そこで彼を待ち受ける運命は……!?権謀術数うずまく花のロンドン宮廷編開幕!

いやー、この本は面白かったです!特に最後の最後の展開…! こんなところで切られたら、続きも読むしかない!この4巻は、私の大好きなビセンテからはじまり、ジェフリーと海斗の仲も少しだけ進展し、(そういえばこの本BLだったな,と思い至りました。)最後の最後の展開に持って行かれました。本当に面白かった。
マーロウやシェイクスピアなど、私でも知ってる歴史上の人物が登場して、そういうところもなんだか楽しかったです。

わたしはジェフリーよりビセンテ派なので、ジェフリーと海斗が仲良くなるたびに、ビセンテを思ってちょっと悲しいのですが、ビセンテもいつか報われる日がくると信じてます……!

そうして、ナイジェルの海斗への甘やかしっぷりがすごいですね。最初のころのツンツンしてたのがまだ記憶に新しいため、その遍歴ぶりににやにやと頬が下がらずにはいられません。ビセンテもいいけどナイジェルも好き! メイトは本当いい男です。

しかし、海斗の置かれる立場というものは、本当に、いつもぎりぎりのラインで、危険だらけで、読んでいてハラハラします。
松岡さんは本当にやってくれますね。
このシリーズも長く続いてるけど、やっぱりそれは面白いからで、松岡さんはうまい作家さんだなあって思います。

当時の世界史は全然知識としてない私ですが、そういうのに詳しい方だったら、もっと楽しめるんだろうなあ。もちろん、世界史に詳しくない方でも、面白さは折り紙付きです。

また、雪舟さんの書く挿絵が本当に素晴らしく、この本の魅力の一つです。
本当に面白かったです。おすすめ。

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Flesh & blood (3) (キャラ文庫)
Flesh & blood (3) (キャラ文庫)
  • 発売元: 徳間書店
  • 発売日: 2002/06/23



(2013年感想20冊目)



松岡なつき 著  雪舟薫 イラスト

おすすめ度★★★★☆(物語も波に乗ってきて、面白かったです。)


「ジェフリー!」
踵を返した海斗は、船長の特権としてキャビンで昼寝しているジェフリーを呼びにいった。
「サンティリャーナだ! ビセンテが戻ってきたぞ!」(p161)



「F&B」シリーズの第3弾。
21世紀から16世紀のイギリスにタイムスリップしてきた高校生の海斗。そこで、フランシス・ドレイクの部下の海賊ジェフリーに助けられます。
しかし、その世界は自分の知っている歴史とは違う歴史を刻んでいる?
海斗はそのことに不安になりますが……。
そこに、ジェフリーの腹心の部下、ナイジェルが急接近してきて??
というような話。

うーん、今回はまさしくナイジェルの巻といった感じで、ナイジェルにも春が来ましたね。当て馬ポジなので報われること少なそうですが、ナイジェル好きなのでナイジェルにもぜひ頑張っていただきたいです。
ジェフリーも格好いいけど、ビセンテやナイジェルのほうがより好きなので……。
でも、ナイジェル以上に報われなさそうなのが、一番お気に入りのビセンテ。ビセンテ、すごく格好いいと思うのですが。

それにしても、一巻一巻の展開の遅さはじれったいですが、本当そのじれったさもまた良しなのです。
松岡さんの、物語に対する丁寧な姿勢を感じて大変好感です。これからも丁寧に物語を書いていってほしいなあ。

そして、海斗の知ってる歴史と微妙に違う時間軸というのが、なんだかSFちっくで、先の展開も読めないで、物語が一気にさらに面白くなったなあという印象です。こういうお話、好きです。
それにしても、この最初の3巻があまりにもキラキラしていて、長い物語なだけに、実はこの3巻が一番幸せだったという展開になりうそうな気がして、今から読む方もドキドキしています。
なんの前知識もなく長編を読むのって楽しいですね。
このシリーズは一応BLだけれども、本当に面白いシリーズで、既に魅せられています。
あとは、既に各キャラに思い入れがある状況なので、それぞれのキャラがそれぞれに報われて欲しいなあと思う所存です。
次はロンドン編らしく、楽しみに読みたいと思います。

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FLESH&BLOOD〈2〉 (キャラ文庫)
FLESH&BLOOD〈2〉 (キャラ文庫)
  • 発売元: 徳間書店
  • 発売日: 2002/01/23



(2013年感想19冊目)


松岡なつき 著  雪舟薫 イラスト

おすすめ度★★★★☆(面白かった! 展開の遅さが、丁寧さを感じさせて逆に良しです。)


「いつも、そんな風に笑っていろ。見ているこちらまで、幸せな気持ちになれそうだ」(p66)


「F&B」シリーズの第二弾。
女王陛下の海賊、ジェフリーに保護された海斗は、初めての航海へ。
そこで物資補給のために敵国フランスの要塞、ラ・ロシェルに寄りますが、そこには海斗を探し求めていたスペインの軍人、ビセンテも居合わせて……??
といったようなお話。

面白かったです! 一巻より薄いし、展開も遅いのですが、その分丁寧に物語が作りこまれてる印象。
ジェフリーやナイジェルとの海斗の心の交流がじっくり書かれていて、その着実な展開に、読んでるこちらも応援したくなります。
それにしても、海の男は本当に格好いい!
このお話は、本当にいい男だらけで、ときめきます。
一番のお気に入りはビセンテですが、ビセンテのそばにいる、レオ君もちょっと気になる私……。

このシリーズ、何の知識も先入観もなしに読んでるので、誰と誰がいつどのような関係になるのか、そのあたりも楽しみです。
しかし、今回株をあげたのはナイジェルでしょう!
なんて頼れる男なんだ。これだから海の男は惚れるのです。

たくさんの人物が出てきて、色々な関係を築きそうなこのシリーズ。
きっとこれからももっとたくさんの国の思考が絡んだりして、もっと波乱万丈になるのかな。このあたりのスケールを感じさせるところが、すごくドキドキして、今から楽しみです。
面白い小説はBLだろうとなんだろうと面白い。
そういった当たり前のことを改めて教えてくれるシリーズだと思いました。
とにかくこの巻は黒髪のお二人(ビセンテとナイジェル)に持ってかれました。
今後の展開が楽しみなシリーズです。おすすめ。

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FLESH & BLOOD〈1〉 (キャラ文庫)
FLESH & BLOOD〈1〉 (キャラ文庫)
  • 発売元: 徳間書店
  • 発売日: 2001/07/22



(2013年感想18冊目)


松岡なつき 著  雪舟薫 イラスト

おすすめ度★★★★☆(面白かった! まだ序章だけど、これからどうなるか気になります。)


「ところで、その者の名は?」
ビセンテは微笑む。その言葉を待っていたのだ。そして、彼は自分の恋人を紹介するかのように、誇らしげに告げた。
「カイト・トーゴー。陛下に勝利をもたらす、ジパングの少年でございます」(p292)



久しぶりの読書は、マイミクさんのおすすめ本。既に外伝を含めて20冊近く出ている、人気シリーズの1巻です。
キャラ文庫といえば、ボーイズラブのレーベルらしく、この本も、一応BLとなっているようです。確かに男同士のキスシーンとかいろいろありますが、それを抜きにしても面白く、惹きこまれて読んでしまいました。

最初の方はなかなか本筋に入らず、ちょっと退屈でしたが、ビセンテが出てくるあたりからとても面白くなり、一気読みでした。面白かった!
海の男ってロマンがありますよね。私は忍者より断然海賊派です。
海斗は、一言で言うとよく居る主人公といった印象でしたが、それでも魅力的ですし、何よりジェフリーやビセンテと言った海の男性陣がとっても魅力的。雪舟さんが描くビセンテが本当に美しくて、私はすっかりビセンテ派です。
勿論、ジェフリーもとっても素敵なのですが。
海斗が置かれた状況からして、波乱万丈になることが予測できるこのシリーズ。一体海斗はビセンテとジェフリーどちらとくっつくのか!? そのあたりも波乱万丈そうで、今から楽しみです。
また、最初の方に出てきた和哉も、また再登場あるのかしら??

このあたりの世界史とか全然詳しくないのですが、それでも本当に心から楽しめました。やっぱり歴史って、ロマンですね!
そんな大河ロマンな海洋ボーイズラブ、これからも追いかけて行きたいと思います。
ジェフリーもビセンテも、本当にいい男なんですよ! 長いシリーズですが、すっかり、はまりそうです。
BLに抵抗がなければ、おすすめのシリーズといってもいいでしょう。
この1巻は、まだまだそういった描写も薄いですしね。普通の小説としても楽しめました。

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