(2014年読書感想4冊目)
松岡なつき 著 雪舟薫 イラスト
おすすめ度★★★★☆ (スペイン編スタート! ビセンテがたまらなく好きです!)
『俺……本当に死神なのかもしれない……』
ビセンテは細い肩をぎゅっと抱き締めた。
『いいや、守護天使だ』(p82)
大人気BL小説、「FLESH&BLOOD」の第9巻。
遂に海斗がスペインの地を踏まされます! スペイン編スタート! な一冊。
なによりこの本で一番悲しかったのが、雪舟さんの挿絵がないことでした……!
いつも雪舟さんの美麗なイラスト楽しみにしていたのに……! アロンソ様とかフェリペ二世とか、挿絵で見たかったです。
お話としては、海斗の一挙一動に一喜一憂する、まるで乙女のようなビセンテを堪能する話になっています。
しかしビセンテの好みが、「脆く儚い存在」だなんてときめきます。脆い物、儚い物っていいですよね!
海斗も海斗で、ビセンテを好きにならないように、わざときつく当たるさまがたまらなく美味しかったです。海斗を弟のようにかわいがり大事にするビセンテに、大変萌えてしまいました。
海斗奪還に向かうジェフリーとナイジェルたちの道中も、意外な? 助っ人を迎えて楽しくなりそうなのですごく期待です! マーロウって好きです!
それにしてもこのあたりの歴史背景に詳しくない私でも夢中で読めちゃうフレブラってすごいなあ。もっと詳しく知っていればもっと楽しめるだろうから、勉強しようかな??
次々と海斗に降りかかる災難に、ジェフリー、早く助けに来てあげて! と思う反面。もっともっとスペインにいてほしいような気分になります。ビセンテもレオもいいやつなんですもの。
しかし海斗は高校生とは思えないくらい頭がいいなあ。育ちがよかったのもあるのかも?? 私なんかよりよっぽど色々なことに詳しいです。
スペインに入って、ますます目が離せない展開ですね。続きもどんどん読みたいと思います!
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