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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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煉獄姫 六幕 (電撃文庫)
煉獄姫 六幕 (電撃文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2013/01/10





(2013年感想5冊目)

藤原祐 著 kaya8 イラスト

おすすめ度★★★★☆(非常に完成度の高いシリーズだと思います。)


「それでも私たちは、愛されてた。私は、愛されて生まれてきたんですって」(p112)


藤原祐さんの「煉獄姫」最終巻です。
最終巻なので、思わず購入して読書してしまいました。

完全体になったユヴィオールを前に、打つ手などないように思えたフォグたちでしたが……、レキュリィの宴で、とあるものを見つけ、反撃に出ます。

終わりましたねー。藤原さんは初めて追いかけた作家でしたが、まずは、思ったよりずっと勧善懲悪で、ハッピーエンドだったなあという印象。もちろん敵にも味方にも死人は出ますが、それにしたってハッピーエンドかなと思います。
総評して、非常に完成度の高い、計算されたシリーズかなあと思いました。面白かったです。藤原さんの作品はちょっと古いけど、その分色あせないものがあるかなあと思います。

ただ、最終巻のほとんどが各人の戦いの様子で占められ、ひとりひとり割とあっけなく死んでいくから、そこはどうにかならなかったものかと。
あと、ユヴィオールは蓋を開けたら結構というかやっぱり小物だったなあという印象。もっと張り合いのあるラスボスかと思ったのですが、残念です。
ティ・キもあんまり出番なく死んじゃったし、ニーナも……。レキュリィなんて、今回は活躍まるでなかったですしね。そこは残念。
そのあたりのあっけなさはやっぱりラノベらしいのかなあ、と思います。

ただ、幸せな感じが伝わってくるラストはよかった。個人的にはリチャードとイオのその後とか、イオとデーンさんのその後とか、キリエとアルトのお話とか、もっと読んでみたいかなあと思いました。余韻のあるラストでした。短編集とか読みたいですが、それはなんというか別のジャンルの小説になってしまいそうなので、まあいいかなあ。

とにかく、総評していい作品でした。さかのぼって他の作品も読んでみようかなあと思います。おすすめのシリーズです。

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