菊地秀行 著 末弥純 絵
お勧め度★★★★☆(久しぶりのノワールとして、満足な一冊です)
久しぶりに<魔界都市>を読みました。
だって本屋さんに行ったらこの表紙。仮面に白いシャツにブルージーンズ。秋ふゆはるさんじゃないですか!
ノワールが始まったころは、ちょうど私が菊地さんにはまっていたころなので、なんというかノワールは、私の中で思い出深い作品なのです。
今回の表紙はなかなか格好いいのでお気に入り。
内容はふゆはるさんの仮面の秘密が明かされる巻でしたが、そうきましたかー。秋一族って一体いつからあるのよ?
なにはともあれ、9年ぶりの帰還にも関わらず、花屋の主人も従業員も相変わらずで嬉しい。ふゆはるさんは登場した話のそのどれにおいても性格がちょっと違う気がしますが、良い性格になっていると思います。
今回は麻呂亜少年が頑張ってます。柊子さんもなかなかですが、美也さんは完全にお留守番。
久しぶりの仮面戦争に加えて久しぶりのスケールの大きい話、そして久しぶりのノワールと、久しぶりながら安定していて面白いです。
このシリーズはせつらさんとのやりとりが面白くて新鮮なので、いつか従兄弟で共闘してくれないかなぁ。
このシリーズ、少数派かもしれませんが、すごく好きなんです。
久しぶりに読めて満足。
興味がある方も、久しぶりに不思議な花屋の強烈な香りに誘われてみたらいかがでしょうか??
以下追記で少し突っ込み。
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ふゆはるさんの乗ってる乗り物ってつまり一輪車ですよね?
そう思った瞬間あまりに似合わないので笑いがっ。
せつらさんとふゆはるさんは犬猿の仲の従兄弟なのに、なんでせつらだけがふゆはるさんの携帯番号知ってるんだ。もはやこれはせつらがふゆはるに携帯を買って持たせたからとしか思えない。
そして相変わらずこの花屋は欲望にただれていて笑ってしまう。
まあ、それでうまく成り立ってるからいいのか??
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