原題 The Truthful Harp
ロイド・アリグザンダー 著 エバリン・ネス 絵 神宮輝夫 訳
お勧め度★★★★★(教訓的ですが、素直に良いお話です)
プリデイン物語の外伝その2。この話の主役はフルダー・フラムです。
挿絵を見てもそう思うのですが、この話を読むとフルダー・フラムがとてもかわいく、実直で誇り高く、より良い人に思えます。
フルダー・フラムがいつも持っている、まことを言わないと切れてしまう弦を持つ竪琴の話。
とにかくこの本の中のフルダーはとてもいい人。お城で自分の民と遊ぶとかある意味かわいいです。
内容的に言うとちょっと教訓臭い気もしますが、それがこの本のいいところでもあると思います。
そしてフルダーのあの大言壮語する癖の裏側には、こんな理由があったのですね。
とにかくフルダーが良い人すぎて、より好きになります。
プリデイン物語はもちろん、すべての物語を愛している人にお勧めしたい一冊。
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