ゲーテ 著 池内紀 訳
お勧め度★★★★☆(ファウスト初心者向き?)
言わずと知れたドイツ文学の名著。
ドイツ文学好きだけど、そういえばゲーテさんとはあんまり仲良くしたことがなかったなぁ…、まあゲーテさんは有名人だから私と知り合わなくても人気者でしょう。とか思っていたのですが、この前友人との会話にちらっと出てきて良い機会と読んでみることに。
うーん、感想としてはすごく読みやすいです。物語の筋もわかりやすくちゃんと頭に入ります。
正直、ファウストってこんな簡単に読めちゃっていいの? という感じで驚きです。
うっかり斜め読みとかもできちゃいます。
思うに、ファウストを知らない人や、学生さんなどがその門戸を開くために読む一冊だと思いました。
この本であらすじを知って、ほかの鴎外訳なんかを読む…。という感じです。
解説も付いていて、初心者には本当にやさしい作りです。
挿絵もあっていいのですが、その挿絵がちょっと俗っぽい感じなのがちょっと気になります。 もっと重厚な絵で読みたかった。
なにはともあれ、ファウスト初心者にお勧めの一冊です。
以下ちょっとだけ。
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・有名な魔女の九九はこの第一部に出てきます。
ワルプルギスの夜も第一部です。
・昔の話怖いー、ドイツこわいー、と思えるような作品です。
でもこういう話だったんですね。
やっぱり名作は一度は自分の目で読むものですね。
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