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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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三つの魔法 (ハヤカワ文庫 FT (74))
  • 発売元: 早川書房
  • 発売日: 1985/04/15




(2013年感想28冊目)

ジェイン・ヨーレン 著 宇佐川晶子 訳 めるへんめーかー イラスト

おすすめ度★★★★★(特に歌が素敵。全体的にとてもリリカルでファンタジックで、お気に入りです。)


与えることが海の贈りもの
許すことが海のすべてだから
海はわたしをなぐさめ
わたしのもとへきてくれる
あてどなく漂うの(p45)



現代のアンデルセンと謳われるファンタジー&創作童話作家、ジェイン・ヨーレンの長編メルヘン。
願い事を叶えてくれる三つの銀の魔法のボタンと、海と歌にまつわる物語です。

これはよかった! ハヤカワで出版されているヨーレンの初期作品三作はこれで全部読んだことになるけど、その中でも一番好きかもしれないです。「夢織り女」も好きなんですけどね。
この作品は、海や歌というファンタジックな題材を、なんと魅力的に描いていることだろうと思いました。
4部構成で、大きく分けると二部ずつ一つの大きな物語になっているのですが、最初の2部が海の話、そうして後半の2部が陸と歌の話です。
いや、最初の二部も素敵な歌があふれていて、この話はまさしく歌の物語と言えるかもしれません。
そうして、良き歌のあるところに、良きファンタジーがあるものだと私は思っています。
その意味では、この「三つの魔法」は極上のファンタジーでした。
自然によって魔法が均衡を正すという考え方も面白かったです。

「水晶の涙」でも思いましたが、ヨーレンの海の描き方が秀逸です。もう、うっとりしてしまいます。
なによりこの物語は、本当に歌がいい。そうして、めるへんめーかーさんの挿絵がたまらなく素敵です。
特に嫌な王様が、悪役なのに(悪役だから?)イケメンすぎる。
物語全体のオチは読んでる最中にわかってしまうのですが、まあ、それもファンタジーやメルヘンにとっては普遍的なものという感じで、むしろこの物語をより魅力的に見せています。
セリフの一つ一つも、ファンタジーならではの含蓄に富んでいて、さすがヨーレンだなあと思いました。
本当に、読みやすくてあっさり読めるのですが、そこに漂うのは極上のファンタジーの香りだと思います。ファンタジーに酔いたい方には、お勧めの一冊です。

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