忍者ブログ
紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カウンター
フリーエリア
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 もしよろしければぽちっとお願いします!
最新コメント
[06/25 Smithk712]
[06/23 Smithc712]
[09/10 マユリ]
[09/08 fallclover]
[06/16 マユリ]
プロフィール
HN:
マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ようこそ、古城ホテルへ(4) ここがあなたの帰る国 (角川つばさ文庫)
ようこそ、古城ホテルへ(4) ここがあなたの帰る国 (角川つばさ文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2012/12/15



(2013年感想26冊目)

紅玉いづき 著 村松加奈子 イラスト

おすすめ度★★★★☆(物語は一区切り。でもまだまだ続き、読みたいかな……。)


「ねぇ姫さま。そんなに国が欲しいならね、古城ホテル『マルグリット』を、姫さまのお国にしちゃっていいんだよ」(p193)


子供向けレーベル「角川つばさ文庫」から出ている人気作家の紅玉いづきさんのシリーズもの、「ようこそ古城ホテルへ」の第4巻目。
古城ホテルの4人の女主人である少女たちの、成長と友情の物語です。
今回は亡国の姫君、リ・ルゥがメインのお話。リ・ルゥが古城ホテルの女主人をやめるといいだして!?

正直、リ・ルゥが主役なのがわかった時点で、最初のページをめくる指が重かったです。すごく重いお話なのだということは分かっていたので……。
そうして、やっぱり(児童書にしては)重いお話でした。
それでも、読んでよかったと思ったお話です。4人の過去それぞれに決着がつき、作者様のあとがきにあったように、これで物語も一区切りかなというように感じます。実際、これが最終巻と言われても驚かないというか、むしろ最終巻でもいいというか……。
それくらい、今まで以上に女主人たちの個性や感情が光り、読んでいて満足できる1冊でした。

でも、できることならあと数冊でいいので、続きが読みたいかなあ。無茶は言わないので続編希望です。

それにしても、残念なこともあります。
一つは、このシリーズ、もうちょい長い文章(ラノベレーベル)で読みたかったなああっていうのと(明らかに力押しすぎるというか、もっと細かく描写してほしい場面がたくさんあります。)、児童書にしては言い回しがちょっと難しいところがあるかなあということころです。まあ、最近の子はこれくらい難しいお話でも、読めるのかもしれませんが……。

とにかく、今回は女主人みんなが悲しみに暮れ、堪え、悩んだ1冊。その葛藤があったからこそ、私もキャラクターたちに寄り添えたかなって思います。
面白かったです。
特に、ピィが成長したなあと思った。正直ピィはあまり好きなキャラではないのですが、今回はまあよく成長したなあと、思わず感心しました。セリフとか行動にも嫌なところがなかった。
そう言う意味では、この物語を通じて、登場人物たちは成長したんだなあと感じたことが、一番嬉しかったことかもしれません。
でも、この巻で輝いてたのはサフィール様だと思う。いい保護者っぷりであります。
そんな魅力的な古城ホテルのお話、まだもうちょっとだけ覗いてみたいです。続編がありますように……。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示

Copyright c Enchanted by Books マユリの本棚 2冊目。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By 人形首 / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]