忍者ブログ
紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カウンター
フリーエリア
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 もしよろしければぽちっとお願いします!
最新コメント
[06/25 Smithk712]
[06/23 Smithc712]
[09/10 マユリ]
[09/08 fallclover]
[06/16 マユリ]
プロフィール
HN:
マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
  • 発売元: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/07/04


(2012年感想83冊目)

荻原規子 著 酒井駒子 表紙絵  
おすすめ度★★★★☆(まだまだ序章? 思ったより楽しめて嬉しい誤算でした。)

舞踏などにはまったくなじみのない深行だったが、それでもたぐいまれなものを目にしていることはよくわかった。うなじの毛が逆立つ思いは、和宮ばかりのせいではなかった。
(……どこが、何もできない女の子だよ……)(p300)


勾玉三部作や西の善き魔女などで知られる荻原規子さんの別作品。酒井駒子さんの描く表紙絵が素敵です。この作品、ちょうどアニメ化が決定したらしく、そう言う意味でも楽しく読めました。

レッド・データ・ガールってなんだろう? と思ったのですが、それはつまり、「絶滅危惧種の少女」のことでした。
なるほど主人公の女の子、鈴原泉水子(すずはらいずみこ)は、あらゆる意味で今の時代、絶滅危惧種の女の子。引っ込み思案で、今時ちょっと見かけないくらい長いおさげ頭をしている……。
しかしそんなことよりももっとずっとはるかに、泉水子には重大な秘密があって……?
父の友人の相楽雪政(さがらゆきまさ)が、自分の息子の深行(みゆき)を、下僕として紹介した頃から、泉水子の周りにはおかしなことが起こり始める……。

といったようなお話です。

正直、序盤は泉水子の引っ込み思案な性格に、結構読んでいていらいらさせられたのですが、雪政や深行が出てきたあたりから面白くなってきて、一気に読んでしまいました。なのでぜひ、第二章までは読んで欲しいです。
物語自体は、この一巻まるごと大きなプロローグと言った感じです。
泉水子の性格も少しずつ改善されていって、今後の成長が楽しみだったり、意外と正統派のボーイミーツガールだったりもしたので、二人の距離感がこれからどうなるかも注目していきたいです。

私のお気に入りは雪政と深行の親子ですね。泉水子もいいのですが、どうしてもちょっと煮え切らなくて、脇を固める二人のほうに魅力を感じちゃいます。
和宮くんはこれからも出てくるのでしょうか。
そのあたりも合わせて、ぜひ二巻まで読んでみたいと思いました。面白いです。日本の山の清浄な雰囲気が好きな方には特におすすめ。



拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示

Copyright c Enchanted by Books マユリの本棚 2冊目。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By 人形首 / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]