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原題 The House With a Clock in Its Walls
ジョン・ベレアーズ 著 三辺律子 訳
おすすめ度★★★☆☆(想像していた話とちがかったのが残念。)
ゴシック・ファンタジーの名手、ジョン・ベレアーズが描く、ルイスと魔法使い協会シリーズの第一作目。外国では30数年前に発表され、今でも版を重ねている人気作のようですが、うーん、正直その面白さがわたしにはよくわからなかったです。
題名から想像していたお話とはだいぶ違うからでしょうか。とにかく、おもしろくないわけじゃないのですが、肩透かしを食らった印象です。
まず、ちょっと怖い話だからか、話のテンポがいまいち遅く、物語の佳境に入るのが本当に遅く感じました。
ルイスと同年代の友達タービーの友情にも期待したのですが、あまり気持ちの良い終わり方じゃないのもなんだか、という感じです。
ただ、さすがゴシック・ファンタジーの名手と謳われるだけあって、小道具の使い方はうまいですね。その小道具につられて読んだわけですが、あくまで小道具なのが何とも……。
ただ、ジョナサンおじさんがルイスのために使う魔法は、夢があっていいと思いました。
ルイス、同年代の友達も作らないので心配ですが、これからいろいろ成長してくれるといいなあ。
あと、この題名詐欺な題名(魔法使い協会)は2巻以降は回収されるのかも気になるところです。
雰囲気とか、魔法使いアイザック・アイザードとかはすごく好きだったのですが、ちょっと惜しい作品だと感じました。次作に期待?