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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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子供部屋のアリス
子供部屋のアリス
  • 発売元: 新書館
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2003/11

(2012年感想47冊目)

原題 The Nursery Alice
ルイス・キャロル 著 ジョン・テニエル 絵 高橋康也 高橋廸 訳
おすすめ度★★★★★(不思議の国のアリスにはない良さがあります)


さようなら、なつかしいアリス、さようなら。(p100)



不思議の国のアリスを、ルイス・キャロル自身が、もっと子供な年齢の0歳から5歳の子供たちのために書き直した、妹と呼べる作品があるのはご存知ですか?
それが本書、「子供部屋のアリス」です。
詩や難解な言葉遊びを省略して、テニエルの挿絵を大きく引き伸ばしたバージョンです。

これは、よかった! 
最近不思議の国のアリスブームだったのですが、アリスは昔読んだきりだったので、久しぶりに手に取ってみたのが本書。
詩や言葉遊びこそアリスの醍醐味だという方もいらっしゃると思いますし、それももっともだと思うのですが、詩や言葉遊びを抜かしたからこそ味わえる物語本来の味というものがあります。

また、この本にはこの本ならではの味があり、大変お勧めです。キャロルが書き下ろした序文、詩、そうして上にあげた本編の最後の一行は、なんだかとても切なく、この本を素晴らしく、唯一のものにしていると思います。

テニエルの挿絵を見ながら解説していく感じで語られる語り口も面白い。そのテニエルの挿絵もふんだんに入っていて、0歳から5歳の子供たちと言わずに、アリスを愛するすべての大人たちにもお勧めの1冊になっていると思います。

不思議の国のアリスしか知らなかった方も、ぜひ読んでみてほしい一冊です。
おすすめ。

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