忍者ブログ
紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カウンター
フリーエリア
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 もしよろしければぽちっとお願いします!
最新コメント
[06/25 Smithk712]
[06/23 Smithc712]
[09/10 マユリ]
[09/08 fallclover]
[06/16 マユリ]
プロフィール
HN:
マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ベスパー・ホリー物語〈1〉イリリアの冒険 (児童図書館・文学の部屋)
  • 発売元: 評論社
  • 価格: ¥ 2,310
  • 発売日: 1994/03

原題 The Illyrian Adventure
ロイド・アリグザンダー 著 宮下嶺夫 訳 長野剛 表紙絵
おすすめ度★★★★☆(ドキドキさせられる冒険ミステリー)

ミス・ベスパー・ホリーは、山羊のような消化能力とチェスの名人のような頭脳をもっている。六か国語がペラペラで、そのうちの、どのことばでも悪態をつくことができる。計算尺も使えるけれど、暗算でパッ答えを出すのが得意だ。命を──わたしのであれ彼女自身のであれ──危険にさらすことなど、なんとも思っていない。(p9)

私の大好きな作者の一人、ロイド・アリグザンダーの別シリーズもの。ファンタジーではなく、冒険活劇&ミステリーって感じの1冊ですね。
主人公の16歳の少女ベスパー・ホリーは、自由闊達な女の子。そのベスパーが、彼女の父の遺産から興味を持って訪れた土地、イリリアで陰謀に巻き込まれます。

これはなかなか面白かったです! ベスパーがちょっとスーパー・ウーマンですが、どんな絶体絶命のピンチの時でも、彼女の前向きな思考が物語を明るいものにしてくれています。
ほぼベスパーが紅一点なのですが、周りを彩る男性陣も魅力的。私のお気に入りは、ニーロですね。

また、イリリアという王国についても、その歴史、風土などがよく描かれていて、楽しいです。

ロイド・アリグザンダーというと、個人的には名誉や正しいことを貴ぶ作風という印象があります。その作風がもう本当に大好きなのですが、今回の物語でも、そのエッセンスが見え隠れしているようで(オスマン王とか)、ハラハラしながらも、最後はハッピーエンドでよかったです。最後の終わり方が好き。

もっといろいろなシリーズが出ているようですが、日本での邦訳は三冊だけ。残りも読んでみようかなと思います。

プリデインやウェストマークが大好きなので、それに比べるとあっさりしてるかな? という気がしますが、これはこれで興味深いシリーズでした。
興味のある方はぜひ。


にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする

Copyright c Enchanted by Books マユリの本棚 2冊目。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By 人形首 / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]