原題 Eclipse
ステファニー・メイヤー 著 小原亜美 訳 ゴツボ×リュウジ 絵
おすすめ度★★★★☆(第三期はのっけからついつい読ませられてしまいます)
「(前略)ときどき、理由ははっきりわからないけど、おれたちはそんな風にパートナーを見つけるんだ」ジェイコブはすっと視線をあたしにもどして顔を赤らめた。「その……運命の人を」(p188)
トワイライト7冊目。第三期の一番最初にあたります。
一族に迎えられることが決まったベラ。しかし、その前に様々な問題が立ちはだかって……。
というようなお話。
な、なんというかジェイコブー! という感じの一冊でした。
ジェイコブの天真爛漫さが影をひそめてしまった様子が考えさせられます。ある意味では大人になったのだろうけど、ちょっと悲しい。
ここにきて、エドワードとジェイコブの対比が鮮やかになっていきますね。
そんなエドワードは、ベラに対してとっても慎重。
そう、エドワードってベラに対して過保護なのよね! とか、エドワードって古風なのよね! とか、ところどころうんうんとうなずきながら読んでしまいました。エドワードもジェイコブもどちらも魅力的です。
ベラに共感できないという声も巷ではあるようですが、私は特に気にせずに読めました。感性が問題なのでしょうか……。
そしてこの巻はなによりもロザリーですね。ロザリーの過去が悲しいです。
というかロザリーもいい子ですよね。彼女なりにベラのことを思っているのだから……。ロザリーが一気に大好きになりました。あと明らかにされていないのはエメットとジャスパーの過去。二人の過去も気になります。
アリスとのお泊り会もかわいかったし、カレン家の人たちって本当にいい人ばかりだなあと思いました。
そんなカレン家とベラに忍び寄る影…! 次の巻が楽しみで仕方ありません。
今回出てきた刻印の話も印象的。ジェイコブはベラに対して刻印を意識するほどの強い吸引力を感じてはいないみたいだし、ジェイコブにはジェイコブの運命の人がいたりするのでしょうか。ぜひ、そんな人がいてほしいものです。
このシリーズもやっと折り返し。
この後どうなるかも、ちゃんと読んでいきたいと思います。
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