原題 New Moon
ステファニー・メイヤー 著 小原亜美 訳 ゴツボ×リュウジ 絵
お勧め度★★★★☆(ジェイコブ好きとしてはハラハラドキドキで満足な1冊!)
「ぼくたち、どうしようもないふたり組だな」ジェイコブはいった。「どっちもまともに自分の姿をキープしておけないんだ」
「情けないわね」と認める。まだ息苦しい。
「でも少なくとも、ぼくにはきみが、きみにはぼくがいる」(p222)
トワイライトの5冊目。原本の2冊目の真ん中にあたります。表紙のエドワードがイケメンだ!
この第二部は、題名からしてもエドワードではなくてジェイコブの話。この5巻では、ジェイコブの身体に異変が起き、彼にまつわる秘密が明らかにされます。
エドワードとベラの、甘い情熱的な恋も良いけれど、ジェイコブとベラの、あたたかい友情以上恋人未満の関係もすごく好き!この第2部作目を読んでいると、トワイライトの影響でアメリカの新生児で女子の名前にイザベラ、男子の名前にエドワードではなくジェイコブが増えたという理由がうなずけます。
新しく出てきたジェイコブの友だちも良いですね。ベラはジェイコブに対して申し訳ない気持ちをすごく抱いているようですが、ベラが思っている通りに、ジェイコブは今のままの関係でもいいよっていうんだろうな。大丈夫かジェイコブ、都合のいい男のような気がしますが、そんなジェイコブが大好きです。
しかし、ジェイコブがたくさん出てくるのは嬉しいけれど、やっぱりベラのいる場所はカレン家の人々のそばなのだと感じてしまい、なんだか不思議な気分でした。
予告によると次の巻ではカレン家の人々も再登場するようなので、存在感をましたジェイコブの活躍ともども楽しみです。
ジェイコブとエドワードがお互いに会話した時、二人はどういう感情を抱き、どういう関係になるんだろう。ベラにとってとても大切な二人には、是非良い関係を築いていってほしいものです。
そのあたりも、今後が実は楽しみなところです。
情熱的な第一部とは違い、不思議な穏やかさが育まれている第二部ですが(哀しい事故もありましたが)今後がどういう展開になるか楽しみです。
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