忍者ブログ
紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
フリーエリア
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 もしよろしければぽちっとお願いします!
最新コメント
[06/25 Smithk712]
[06/23 Smithc712]
[09/10 マユリ]
[09/08 fallclover]
[06/16 マユリ]
プロフィール
HN:
マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

星月夜の夢がたり
星月夜の夢がたり
  • 発売元: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/05

光原百合 著 鯰江光二 絵
お勧め度★★★★☆(4・5くらい。とにかく優しくて少し切ない物語たちです)

僕も彼女も祈っている。
どうかこの世のすべての寄る辺ない魂が、遥か彼方、星の生まれるところへの道を見いだせますように。(158p)


光原百合さんの、童話のような短編集。大人のための絵本って感じでしょうか。
どの話も数ページのうちに終わる短い話ばかりなので、とても読みやすかったです。
光原さんの「銀の犬」がとてもよかったので、表紙の雰囲気が似ていたこの本も期待して手に取ったのですが、これがすごくよかったです!

32編の短編たちは、現代ものだったり、時代物だったり、ギリシャ神話の世界だったり、どことはわからない世界で語られる物語だったり……。
しかし場所や時代を超えて、どの話もちょっと不思議でちょっと切なく、でも不思議とふわりとしたあたたかい気持ちになれるお話です。ほんの数枚の物語の中に、光原さんのエッセンスのようなものが存分に詰まっている、素敵な短編集です。

絵も素敵。この色彩に満ちたあたたかい挿絵たちが、この物語たちをいっそう素敵にしていると思います。
私は、光原さんの書いた恋物語に弱いのだなあと、実感してしまいました。もう、ちょっと切ない恋物語を書かせたら、舞台は東西問わず、本当に素敵な物語を描く作家さんです。

他の作品も読んでみたくなりました。
私が読んでるのは単行本だけど、光原さんの作品は文庫でそろえて、本棚に入れておきたくなるような、そんな素敵な作品たちです。

とっても素敵なお話ばかりなのですが、お話が一つ一つとても短いので、オリジナリティを感じるのに時間がかかってしまいました。スルメ本のような気がする。
それでも、お勧めの一冊です。
とにかくきれいです。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする

Copyright c Enchanted by Books マユリの本棚 2冊目。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By 人形首 / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]