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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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夢織り女 (ハヤカワ文庫 FT (73))
  • 発売元: 早川書房
  • 発売日: 1985/03/31

原題 Dream Weaver
The Moon Ribbon
The Hundredth Dove
ジェイン・ヨーレン 著 村上博基 訳 天野喜孝 絵
お勧め度★★★★★(心に残る素敵なお話ばかりの珠玉の短編集です)


「一ペニーだよ、お客さん、一ペニー」夢織り女は大寺院の石段のいちばん下にすわって、声をからしました。いそがしい指先が、小さな手持ちの機をうごかします。「夢をひとつ織って、ほんの一ペニー」(p11)



20世紀のアンデルセンと称されるアメリカの女流作家、ジェイン・ヨーレンの短編集。彼女の作品「夢織り女」、「月のリボン」、「百番目の鳩」を日本独自の編集で本にしています。
短編集で、一つ一つのお話自体にはあまりつながりはありません。
でも、どの話もとても印象深い、温かくて愛にあふれているんだけど哀しい、そんなお話ばかりがつまった短編集です。
「夢織り女」は盲目の老女が、道行く人々にたった1ペニー(日本円でいうとだいたい数円)で、その人にあった夢を紡いでくれるというもの。いいなあ、私もそんな人いたら織ってもらいたいなあと思いながら読んでいましたが、人々の態度はまちまちです。

この本の中で語られるヨーレンの物語は、たしかにどれも創作童話なのですが、人々の心の原風景というか、そう言ったものを確かに反映していて、本当におとぎ話っぽいのが魅力です。いい意味で道徳的でもありますが、理不尽でもあり、とても美しく不思議なお話といった風な趣です。

なにより、天野喜孝さんの挿絵が魅力的です。とくに口絵のイラスト、好きだなあ。
沢山のお話が紡がれているというのは、どこかシェヘラザード的な情緒をこの本の中に感じました。
どの話も甲乙つけがたく、それぞれ味わいのあるお話です。
そんなに厚くないし、短編集だし、すぐ読めるので、なにか童話的な本を探している方にはお勧めの1冊です。私も手元に置いておきたいな。


以下に収録作品を挙げておきます。

「夢織り女」 ブラザー・ハート 岩の男、石の男 木の女房 猫の花嫁 死神に歌をきかせた少年 石心臓姫 壺の子
「月のリボン」 月のリボン 蜂蜜と薪の少年 バラの子 サン・ソレイユ いつか 月の子
「百番目の鳩」 百番目の鳩 炎の乙女 風の帽子 白アザラシの娘 約束 昔、善良な男が 人魚に恋した乙女

全21編。

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