宮沢賢治 作 ユノセイイチ 牧野鈴子 絵
お勧め度★★★★☆(とにかく絵が美しいです)
『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『クラムボンは跳ねてわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
だいぶ以前に友人から借りて返せずじまいになっている1冊(いつか返さなきゃ……)
昨日テレビで銀河鉄道の夜を取り扱っていたので、本当に久しぶりに賢治を読みました。学校の授業以外で賢治をよんだのはじめてかもなあ……。
この本には「やまなし」「双子の星」「おきなぐさ」「祭りの晩」の四編を収録。
なかなかに大きなサイズのしっかりとした1冊で、非力な私には読むのが非常に疲れた1冊でもありました。この重さははたして子供向けなのか??
読むなら、お母さんと一緒に読んだほうがいいのかも……、なんて思ってしまいました。
賢治の文章は、とにかく心が洗われるような美しさがありますね!「対」や「無邪気」「想像力」「希望」と言った言葉が、賢治の文章を読んでいてまず思い浮かぶ言葉です。
私のお気に入りは「やまなし」「祭りの晩」かなあ。「双子の星」は何度も読まないと良さがわからない気がする。
あと、この本は挿絵が美しいのも魅力。このシリーズはいろいろな挿絵を描いている人がいますが、この本の挿絵はとてもきれいで、大人が読んでも魅力を感じる1冊になっています。
なにより本の重さと大きさに負けたので読むのが疲れますが、賢治の魅力が改めて伝わる1冊でした。
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