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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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サークル・マジック―サンドリと光の糸 (ルルル文庫)
サークル・マジック―サンドリと光の糸 (ルルル文庫)
  • 発売元: 小学館
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2008/05

原題 Sandry's Book( The Circle of Magic)
タモラ・ピアス 著 西広なつき 訳 皇ソラ イラスト
お勧め度★★★★☆(魔法学院物や少年少女の成長物が好きな方は是非!)

「わたしたち考えたの……」
「ううん、願ったの」ダジャが言い直した。
「水晶のパワーがなくなる頃には、あんたはもう暗闇を怖がらなくなっているように、ってな」ブライアーが説明した。
サンドリの目はみるみる涙であふれていった。
「ありがとう。あなたたちは、最高の友だちだわ」

女騎士アランナのシリーズで有名なタモラ・ピアスの別作品。J.Mマクドナルドやデブラ・ドイルが書いた同名の小説シリーズもありますが、それとは別物です(念のため)
タモラ・ピアスは結構好きな作家で、ずっと読みたいと思っていたシリーズなので読めて嬉しいです。

秘められた才能を見出すことにたけた魔法使いニクラーレン(ニコ)に見出された4人の子供たちの物語。王族ともつながりのある貴族の娘サンドリレン(サンドリ)、路上で生活していたこそ泥の少年ブライアー、周囲に不思議な現象を起こすことで孤立していた内向的な商人の娘、トリサーナ(トリス)家族と乗った船が難破して一人助かり、アウトカーストの身に落ちた交易の民の娘ダジャ。
生まれも育ちも抱える事情も違う子供たちが、一つ屋根の下のディサプリン荘で暮らしていく中で、それぞれの才能を見つけ伸ばしていき、絆を深めていく……。

という話。

これはなかなかおもしろかったです! 視点がしょっちゅう変わったり、翻訳が微妙に硬かったりで読みにくさがなくもないのですが、キャラも魅力的で先が気になります。
子供たちが自分の好きなことを見つけ、それに才能を伸ばしていく過程がすごくいい。
その才能も、機織りだったり、植物を育てる事だったり、天候をみる事だったり、鍛冶だったりとささやかなことなのですが、なんだかほほえましい。

また、最初はお互いにそんなに仲が良くなかったのに、ちょっとした事件をきっかけに徐々に絆を深め、最後大きなトラブルに立ちむかっていく様子がいいです。

私が好きなのはサンドリとブライアーかなあ。サンドリは気取ってなくて明るいところが可愛いし、ブライアーはつっけんどんで用心深いのに植物が大好きなグリーンマンと言うギャップがほほえましいです。

それにしてもトリスが130センチと言う描写があったので、小さいなあと思っていたら、ダジャが11歳という描写も発見。子供たちはまだまだ本当に子供だったんだなあ(小学生くらい?)とびっくりしました。
イラスト的に14~16くらいかなとかおもっていた……。

先生たちも、それぞれ魅力的で、温かい視線を四人に向けていて、子供たちの成長の過程が本当にいいのです。

魔法学校物が好きな方にはお勧めの1冊です。

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