原題
Vampirates:Blood Captain
ジャスティン・ソンパー 著 海後礼子 訳 三浦均 絵
お勧め度★★★★☆(やっぱり面白いシリーズです!)
「気をつけよ。わらわは、そなたよりもずっと長く生きてきたが、身にしみてわかったことがひとつある」
「なんですか?」
「答えを知る覚悟のない質問は、しないこと。わかるか?」
ヴァンパイレーツの6冊目。原書では3冊目の中盤にあたります。
日本語版の1巻~4巻までの今までは原書を2分冊していましたが、日本語版の5~7巻で1冊という3分冊になっているようです。
今回の話は、コナーにもグレースにも、あるいはジェズにも、覚悟を強いられる話でしたねー。
グレースたち双子とローカンの過去のつながりって何なんだろう。血縁関係だった的な何かだったら嫌すぎるな……。
シドリオも生きていろいろ暗躍してそうなので、それがどういう結果になるか気になる。ジェズもオリビエも良い人だと思うから報われてほしいんだけどなあ。
ジェズと言えば、ダーシーがジェズに一目ぼれする展開になるとは思わなかったので意外でした。ジェズもまんざらじゃなさそうですし。しかしジェズは本当に女の人に好かれるのが上手いな。
最初は登場人物の書きわけとか掘り下げがあまりないかな? とおもったシリーズなのですが、徐々に掘り下げられていてうれしい限りです。
新しい新キャラでいえば、ジョニーも気になりますね。
登場人物も多いシリーズなのですが、ごちゃごちゃになることのないお話なのもポイント高いです。
とにかくもう、初めての殺人をしてしまったコナーはどうなるの?? とか、グレースの進退は? とか、ヴァンパイレーツ船でのジェズとダーシーとシャンティの今後は? とか、シドリオはどうなる? とか気になることが多すぎます。もちろん、ローカンの目が治るかも気になりますしね。
面白いシリーズだと思うのですが、世間ではまだまだマイナーなのでしょうか。是非読んでみて下さい。お勧めのシリーズです。
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