忍者ブログ
紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
フリーエリア
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 もしよろしければぽちっとお願いします!
最新コメント
[06/25 Smithk712]
[06/23 Smithc712]
[09/10 マユリ]
[09/08 fallclover]
[06/16 マユリ]
プロフィール
HN:
マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ローワンと白い魔物 (リンの谷のローワン 5)
ローワンと白い魔物 (リンの谷のローワン 5)
  • 発売元: あすなろ書房
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2003/07

原題 Rowan of the Bukshah
エミリー・ロッダ 著 さくまゆみこ 訳 佐竹美保 絵
お勧め度★★★★☆(本当にドキドキしました!)

「わしは、これ以上手を貸すことはできんのじゃ、バクシャー係のローワン。わしにわかっとるのは、この役目を果たせるのは、おまえしかいないということだけじゃ。わしに言えるのは、これまでおまえが学んできたことは、すべてこのための準備だったということだけじゃ。そして、わしがおまえにやれるのは……これだけじゃ」

リンの谷のローワンシリーズ五冊目。明言されたわけではありませんが、これ以後シリーズは刊行されていませんし、内容的にも最終巻と言っていい1冊です。個人的にはまだまだリンの谷の人々の活躍が見たいんですけどね。

リンの谷にこれまでにないほどの寒く長い冬がやってきた。多くの村人はあたたかい海岸沿いにまで逃げるという。そうして村に残ったのは、村の長老のラン、ノリスとシャーランの兄妹、ブロンデン、ローワンだけだった……。

いやー、この巻は今まで以上にドキドキしてしまった! 本当にロッダさんは上手いですね。
今までにないほどに厳しい状況に置かれるローワンたち、そうして待ち受ける厳しい冒険……。
ほんとうにドキドキしてむしろ心臓に悪かったです。本の分厚さもいつものほぼ1・5倍。手に汗握る冒険です。

なによりも今までは年長の人たちがローワンの冒険を助けてくれていましたが、今回の冒険はローワンとノリスとシャーランとジールの4人だけ。いつも詞で助けてくれていたシバでさえ、今回はその役目をローワンに譲ります。
そうなんですよね、なんとこの巻ではローワン自身が予言者になってしまうのです。そのことで生まれる恐怖や葛藤などは、こちらまで胃が痛くなるほどでした。

でも、年の近い4人だからこそ、その間に育まれる友情や信頼や絆は、読んでいてぐっとしました。
ローワンも頑張ったけど、個人的にシャーランがすごく頑張ったと思いました! というかみんなえらいです。
しかし一番の大活躍はバクシャーでしょう。バクシャーすごかった。
ローワンを読んでると、勇気がもらえるなあと思います。

ロッダさんの著作はいろいろ読みましたし、どれも面白いと思うのですが、個人的にローワンはその中でもお気に入りのシリーズです。小さい子供から大人まで、どなたでも楽しく読めるシリーズだと思います。
お勧めです。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする

Copyright c Enchanted by Books マユリの本棚 2冊目。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By 人形首 / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]