あさのあつこ 著
お勧め度★★★★☆(いろいろあるけどとにかく終わって感慨深い!)
「これは……別れのキスか」
「誓いのキスだ」
ネズミが微笑む。
「再会を必ず、紫苑」
No.6シリーズの最終巻。長い時間がかかったけど、とにかく終わってよかったです!
内容的には、もっと知りたかったこと、ちょっと残念だったところ、いろいろ明らかにされなかったことがたくさんあって正直残念ではあるのですが、とにかく読み終わった後は、ああ、読み終わったなあという気分です。
ただ、沙布があまりにもかわいそうすぎる! 最後結局どうなったか描かれていないし。
紫苑の秘密というか不思議も、明らかにされずじまい…。ネズミの本名も明かされなかったし……。楊眠とかも結局どうなったんだろう……。
正直もっと知りたかったというか、いくつか明かされなかったらそれでいいや的なものでない謎も残っているのですが、最後はなかなかさわやかに終わっていてよかった。
明かされなかったことについては別冊のファンブックに描かれてるのかな?
正直そこまで今すぐ読む気になれませんが……。
本当に面白かったのは最初の3冊目位までで、後はいくつか残念な部分(進展の遅さ)などもあったのですが、とにかくこうして完結してくれてよかったです。
あさのさんの作品は、もう卒業になってしまうかなあと言ったものも感じるのですが、面白いのでこれからも読んでいきたい。
それにしても最後の二人のキスシーンは、本屋さんで立ち読みした時はひいたが、普通に読んだらこれもありかなあと思えるくらいだった。まあ、二人らしいよね。
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