岐川新 著 凪かすみ イラスト
お勧め度★★★★☆(前巻より面白く、読みやすくなっています)
「『またお会いする日まで、今宵の逢瀬は二人だけの秘密といたしましょう。気の強いお姫様』──あの時から、お前は俺のものだろ?」
赤き月の~ 2冊目。買うか非常に迷ったあげく図書館で予約し、待っていたら半年くらいかかってしまいました。
おかげで話の細かいところを忘れかけていました……。
印象としては、相変わらずイラストが本当にきれいですね! 挿絵とかも美しいので、お気に入りです。
文章やお話も、一巻目に比べるとだいぶ上達したように思え、読みやすくなっています。
ただ、相変わらずあらすじ詐欺みたいなところがあるというか、あらすじに書いてある展開にたどりつくまでちょっと時間がかかるというか。
この作者様はラブロマンスと言いながら政治もののほうが書きたいのかな? と思えるところもあり、各国の陰謀とか、そういうのに重点が置かれているんですよね。
でも、正直読者側がそれを求めているかは謎。
もっとジェラールの俺様っぷりがみたいとか、グレイグの忍ぶ恋っぷりがみたいとか思うんじゃないだろうか。
でも、強気の戦うお姫様っていうのは、やっぱりいいですね
ジェラールの俺様発言は、女の子ってこんなこと言われてうれしいのかしら? と思う反面、言われたらやっぱり心揺らぐんだろうなーと思ったり。
あと、新キャラのリジンとロシュアですが、この二人が気になってこのシリーズ読もうと思ったのですが、イメージしたキャラとちょっと違った……(とくにロシュア)
やっぱり私は(可能性ないんだろうけど)グレイグとくっついてほしいなー、とか思ってしまいます。というかグレイグはそんな忍ぶ恋でいいのか。どうするんだこれから。
とりあえず、面白くなってきているので、今後もゆっくり読んでいこうと思っています。
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