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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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原題 The Wizard in the Tree
ロイド・アリグザンダー 著 神宮輝夫 訳
お勧め度★★★☆☆(懐かしいエブリデー・マジックを読みたいときにお勧め)

「なぜ、魔法使いの時代がおわったと思う? 魔法が力を失ったからさ。すでにいったように、魔法は奇蹟を行うことはできない。人間は、自分で奇蹟を生まねばならんのだ。魔法は、人間の親切心と、やさしさ、幸福をぜんぜんふやすことができなかった。それができない魔法なんか、なんの意味もなかったのさ」

近所の図書館で、魔法使いと入力して検索すると出てくる本の中で一番古い本です。
舞台は産業革命のころのイギリス。
両親を亡くした台所女中の少女マロリーは、木の中に閉じ込められている魔法使いを見つけ、助け出します。その魔法使いは魔力を失っていました。魔力を取り戻そうといろいろ考える二人に、意地の悪い地主は殺人の容疑をかけた。はたして二人はどうなってしまうのか??

という話。

お話としては、エブリデー・マジックに分類されるファンタジーです。
おとぎ話や魔法を夢見、信じる少女マロリーに対して、周りの大人たちは現実的で、利己的で、ときにとっても残酷です。産業革命がもたらした豊かさとともに、人間が失ってしまったものを、ユーモラスに描き出しています。

プリデインに比べると、すごい感動とかはあまりないかもしれないのですが、それでもどこか懐かしい物語です。
最後魔法使いのアルビカンが船で自分の故郷に帰る所なんかは、プリデインを重ねてしまい、感慨深いものがありました。
あと、どなたが描いているのかわからなかったのですが、挿絵もなかなか素敵です。

古く、懐かしい、そんなファンタジーを読みたいときに、手にとって見るとよい本なのではと思います。

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