忍者ブログ
紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
フリーエリア
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 もしよろしければぽちっとお願いします!
最新コメント
[06/25 Smithk712]
[06/23 Smithc712]
[09/10 マユリ]
[09/08 fallclover]
[06/16 マユリ]
プロフィール
HN:
マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

メルカトルかく語りき (講談社ノベルス)
メルカトルかく語りき (講談社ノベルス)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 840
  • 発売日: 2011/05/10

麻耶雄嵩 著
お勧め度★★★★☆(正直麻耶さんファン以外にはお勧めできませんが)

「まさか、配達員も部屋の中に購読者の死体が転がっているとは思ってもいないだろうな。扉一枚隔てた血の匂いが感じ取れないようでは、彼には探偵は無理だな」

題名のメルカトルというのは人名です。
麻耶さんの久しぶりのメルカトル鮎の短編集。すごくうれしいですが、すごくぶっ飛んでいます。さすが自ら短編向きと豪語する探偵です。

この本には、「死人を起こす」「九州旅行」「収束」「答えのない絵本」「密室荘」の5編を収録。
本当になんて言うか、極悪銘探偵ですねー。
犯人の証拠のねつ造、死体の隠ぺい、被害者が出るとわかっていてもそれを止めることもしない。
メルカトルならではの、彼だからこそ許される所業の数々が見ることができます。

個人的には「メルカトルと美袋のための殺人」のほうが好きでしたが、でもメルカトルでなければなしえないという意味では、こちらの短編集のほうが真骨頂ですね。

お気に入りは「九州旅行」かな。事件になんも関係のないタイトルといい、メルと美袋君が死体の横で寸劇を始めるシュールさといい、たまりませんね。

麻耶ファン以外にはお勧めできるものではありませんが、麻耶さんファンなら自信を持ってお勧めできる一冊だと思います。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
NAME:
TITLE:
MAIL:
URL:
COMMENT: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS: 管理人のみ表示
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする

Copyright c Enchanted by Books マユリの本棚 2冊目。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By 人形首 / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]