原題
Tara Duncan I : Les sortceliers
ソフィー・オドゥワン=マミコニアン 著 山本知子 訳
村田蓮爾 表紙絵
お勧め度★★★★☆(冒険あり、友情あり、魔法ありの満足なファンタジー)
タラ・ダンカンの一巻の下巻。
タラ、カル、ファブリス、モワノー、ロバン、アンジェリカはサングラーブの要塞につかまり、小人のファフニールの協力を得てそこから脱出する様が描かれます。
うーん、やっぱりどうしてもハリー・ポッターと比べてしまうのですが、ハリーよりも世界観にいろいろな物を詰め込んでいて(詰め込みすぎかもしれませんが・・・)ファンタジーとしての満足度は高いです。
何よりみんなの友情と、窮地にあっても明るさを失わないところは読んでいて好感度が高いです。
ちょっと子供っぽ過ぎるのかな? と思わなくもないですが、大人が読んでも十分楽しめるのではないかと思います。
ただ、友情に視点を置きすぎている印象で、今回あまり恋愛要素はなかったですね。でもロバンはタラが好きみたいなので、次作以降に期待かな? よりにもよってロバンかよ! カルとかファブリスじゃないのかよ! という気もしますが、ロバンは格好良くていいやつなので好きです。
このシリーズは、ファンタジーと言ってイメージするパーツが全部詰め込まれている印象です。
魔法、王女様、ドラゴン、エルフ、バンパイア、ファミリエ、巨人に小人、ペガサス、盗賊、友情、そして悪役。
ファンタジーが好きな人こそ、心のどこかで反発しながらも楽しく読んでしまう、そんな本なのではないでしょうか。
ファンタジー好きな方は、ぜひ読んでみてくださいませ。
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