あさのあつこ 著
お勧め度★★★★☆(あっという間に読めるし、新たな関係性も出てきて○)
NO.6の四巻目。
三巻の最後で示唆された人狩りとは何かが明かされ、ついに紫苑とネズミが矯正施設へもぐりこむというところで物語は終わります。
前半は結構ゆったりとした展開だったので不安になりましたが、後半からはなかなかドキッとしてしまいます。
この巻では、イヌカシがかわいい…!
やっぱり女の子なんですよね。
あと、ネズミの過去ともとれる異変に対する伏線や、
今まで天然のお坊ちゃまだと揶揄されていた紫苑の、ネズミでさえも「こいつは誰だ?」と思わせてしまう底知れない一面などが示唆されて、今まで4冊付き合ってきた登場人物たちも、まだまだ謎がいっぱいなのだな、と思わせてくれた巻です。
ただ、やっぱりちょっとテンポは遅くなってきてるかな? という感じ。
なんかこう、パンの生地をのばしているような感じというか…。
次の巻は今までにない展開なのでしょうか。
どんどんシビアになっていく物語。次も楽しみです。
にほんブログ村[0回]
PR