高里椎奈著 ミギー絵
お勧め度★★★★☆(前作よりは面白いです。前作で読むのをやめた人はここまで読んでほしいです)
フェンネルの2巻。あっさり読めてしまうのでさくさくと進みます。
フェンとテオは舞台を移してソルド王国へと渡ります。
そこは王が民を守り、民は国を支え、騎士が王を守る国。
フェンはそこで騎士見習いの少年ロカと出会います。
ソルド王国はとても平和な国で治安も悪くないでです。
しかしその国の裏側では・・・? フェンは国を巻き込む陰謀に巻き込まれていく…。
という話です。
前作は本当に序章だったんだな、という印象です。
物語はますます王道ファンタジーっぽくなっていきます。
個人的には、正直一巻はどうかと思ったのですが、二巻は楽しめました。
多彩な登場人物をもうちょい書き込んでほしいという気はしますが、高里さんはこのシリーズに関しては結構筆を抑えて書いているのかな? という印象です。
推理小説のように一冊で全ての謎はとかれるということはなく、色々な伏線が張られていて、読者にも主人公にも謎なことがたくさんです。それはそれで楽しいと思います。
ロカの最後には安心しました。
それにしても出てくる登場人物はサチ、ロカ、アシュレイと少年が多いですねー。逆に少女と呼べるキャラはフェンしか今のところ出てないので、少女の登場人物にも期待したいところです。
思うに、このシリーズはフェンのひたむきさと強さがいいと思うのですよ。
続きも楽しみに読みたいと思います。
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