香月日輪 著
お勧め度★★★☆☆(中休み的な一冊??)
「稲葉は正しい」
黙々と飯を食っていた桂木は言った。
「俺たちは、もっと学生ってことを大事にすべきだ。この時でしかできないことを、もっと記念にすべきなんだよ」
妖怪アパート6冊目。10冊で完結なので調度折り返しですね。
今回の内容はズバリ修学旅行! というかスキー教室です。
修学旅行と言うと奈良とか京都だった私。思わず妖怪アパートもそんな感じだろうかと思ったら、まさかのスキー教室でびっくりでした。
でも雪合戦とか楽しそうですね! お正月に作ったかまくらもうらやましいです。
本当、このシリーズは季節感というのを感じられて、そこがたまらなく魅力的に感じます。
内容としては、これ以降の巻の伏線ぽいものも見受けられますが、基本は中休みかな?? って感じの内容です。
修学旅行なので、アパートの住人にあまり出番がないのもさみしいですね。
でもそのかわり、千晶先生との距離感が一気に縮んだように感じます。
何この二人とてもBLっぽくて、読んでいてなんだか恥ずかしかったです……。いや、そういうセンサーが反応する私が悪いの?? でも、これはそうおもわずにはいられないですよ……。
でも、千晶先生みたいな先生いたら楽しいだろうなー。今回は的外れな青木先生もあまり出てこなかったので、千晶先生の教師っぷりを堪能できました。
長谷の本家の問題とかも出てきたし、あと1年だし、着々と終わりに向かっている印象です。
この後どんな展開を迎えるのか、夕士と長谷はどうやって成長し、どこに向かうのか。
ちょっと中だるみっぽかったこの3冊でしたが、また面白くなりそうなので、楽しみに読みたいと思います。
それにしてもるり子さんのお料理、本当においしそうです。晩御飯前に読んではいけない本だなあと改めて実感(笑)
にほんブログ村[0回]
PR