原題 The Hawk Of May
アン・ローレンス著 斉藤倫子訳
お勧め度★★★★☆(アーサー王伝説や騎士物語が好きなら是非読んでみてください)
アーサー王伝説に登場する円卓の騎士の一人、ガウェインを主人公にした物語。五月の鷹というのはガウェイン卿のことです。
ガウェインはとある親子(というか父親?)の策略により罠に嵌められます。
身の潔白を証明するために「全ての女性が求めているものとは何か?」と言う事の答えを捜し求める探求の旅に出ます。
といいつつ探求の旅が描かれるのは3分の1位で、そのほかの場所では馴染みの深いアーサー王伝説の登場人物たちが活き活きと活躍しています。個人的にパーシファルがいい味を出していて好きです。
また、この本を読むとガウェインのことも好きになれると思います。
探求の旅の答えと結末は私の考えていたものと違っていましたが、確かに頷けるものでした。
アーサー王伝説が好きな方には是非読んでほしい一冊ですし、中世騎士物語としても面白く読める一冊です。
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