竹河聖 著 いのまたむつみ イラスト
お勧め度★★★☆☆(3・5くらい。アドリエ編も佳境です)
「アウル・トバティーエ」
イルアデルの声には、怒りに隠したとまどいがあった。
「何を泣く」
「泣く……?」
風の大陸本編6冊目。イルアデルにとらえられたラクシを解放するために、ティーエはイルアデルのところに出頭します。
今回の巻は、登場人物の心の中とか感情がよくわかってよかった。みんながみんな苦悩しているのが悲しい。
とくにイルアデルは、本当に誰も信じることができていない。妹姫マレシアーナの心を計りかねないながらも愛してしまう孤独…。
そんなマレシアーナはイルアデルを憎んでいるし。「憎んで何が悪いの!」というセリフはなかなか強烈なものがありました。
ティーエとラクシとボイスがそれぞれ離れ離れで、、自分たち一人で成長していかないといけない状況なのかな、と思います。
それにしてもラクシは可愛い。女の子の恰好していてもこんなに可愛いなんてツボすぎる!口絵は眼福でした。
ボイスはマンレイドとらぶらぶしてるので、それってどうなのよ! とかちょっと思いましたが、外伝を読んでる身としてはなかなか感慨深いです。それにしてもバリカイ良いやつだな。というかそんなので大丈夫なのか!
アドリエ編もいよいよ終わりに近くなってきて、いろいろな登場人物が動いています。
今後の展開も見逃せません。
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