妹尾ゆふ子 著 春日聖生 イラスト
お勧め度★★★★☆(読みやすくなっていて、おもしろいです)
魔法の庭2冊目。表紙はアストラです。なかなか格好いいですねー。
この巻では、アストラが<風の塔>の追手に追われます。
不審に思ったシリエンは、アストラの過去を暴きます。
シリエンがのぞいたアストラの過去とは?
という話。
一巻目は海外ファンタジーのような風情の小説という印象があったのですが、今回はそれがなくなっていて、普通の小説になっているという印象です。読みやすくなっているんだけど、ちょっと残念かな。
アストラの過去や生い立ちというのは、なかなか特殊で、そうは見えなかったけれど、アストラは稀有な存在だったんだなっていうのがわかった巻です。
アストラの唄いたい、歌に関する欲求というのはかなりのもので、さすが詩人だとしみじみしてしまいました。
シリエンのお姉ちゃんが出てきたり、氷姫の想い人が出てきたり、アストラの親友が出てきたり、いろいろな人が出てきます。
シリエンとアストラはいよいよ氷姫のいる庭にたどりつきます。
はたしてどうなるのか? 楽しみに読みたいと思います。
以下追記でちょっと。
[0回]
・アストラの親友のナバールが好きだったのですがあんなことになってしまって切なかったです。アストラと同じ気持ちだ…。
・シリエンにお姉ちゃんがいたのがびっくりした。でもこのお姉ちゃん結構好きだ。
・シリエンとアストラの掛け合いが好きなのですが、今回はあまり見れなかったのでちょっと残念。
しかし仲良くなったなこの二人。
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