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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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ドリーム・ギバー―夢紡ぐ精霊たち (ハートウォームブックス)
ドリーム・ギバー―夢紡ぐ精霊たち (ハートウォームブックス)
  • 発売元: 金の星社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2008/12

原題 Gossamer
ロイス・ローリー 著 西川美樹 訳 酒井駒子 表紙絵
お勧め度★★★☆☆(物語の素材は良いのですが、訳はいまいち)

「悲しいかけらも大切なの。もしわたしが新米ドリームギバーを訓練するときが来たら、これも教えることに入れとくつもり。悲しいかけらも入れなければなりません。なぜなら、それもお話の一部だから、夢のなかにもちゃんと入れておく必要があるのですって 」

原題のゴッサマーというのは、あとがきでも言われている通り、空中にある蜘蛛の細い糸なんかのことです。繊細なイメージに使われるらしいです。
主人公のリトレスト(一番小さいものの意)は、ゴッサマーのような繊細さで、人々から記憶の欠片を集め、そこから人々に良い夢を贈る新米のドリーム・ギバーです。

そのドリームギバーの話と、8歳の少年ジョンとおばあさんの交流という二つの視点から描かれるお話しです。
お話しのテーマはとても素敵なのですが、どうも翻訳がいまいちな感じがぬぐえません。言葉が乱暴で砕け過ぎているし、やたらと擬音語が多いのが気になります。
特に少年ジョンの言葉づかいはちょっと乱暴すぎるかな…。

登場人物の名前の付け方や、優しいおばあさんなんかはとても好みです。
お話の素材も悪くなく、楽しむことが出来ます。最後は、ちょっとほのぼのとした気分になれますし。
酒井駒子さんの表紙絵はとても素敵ですしね。

だから余計に、翻訳がちょっと残念だったのが気になります。
なので、あくまでこの本は興味のある人向けって感じです。
ちなみに私は未読ですが、ニューベリ-賞を受賞した作者の「ザ・ギバー」とは、題名が似てますが何の関係もないそうです。こちらも読んでみたいな。

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タラン・新しき王者 (児童図書館・文学の部屋 プリデイン物語 5)
  • 発売元: 評論社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 1977/02

原題 The High King
ロイド・アリグザンダー 著 神宮輝夫 訳 エバリン・ネス 表紙絵
お勧め度★★★★★(なんと言うか、人生の宝物です)


「さらに年月が流れ流れて、かれらのことが遠い思い出になったとき、多くの人びとは、タラン王やエイロヌイ王妃やその仲間たちが、ほんとうにこの世にいたことをうたがい、子どもをよろこばすために書かれた夢物語にすきないと思うようになった。そうして、やがては、吟遊詩人のみが信じるばかりになった。」

プリデインの最終巻。この巻では死の王アローンの軍勢やアローンその人との戦いが描かれます。
今まで出てきた登場人物たちが総出演で、それぞれがそれぞれの決断をし、戦いをし、役目を果たします。

もうとにかく、プリデイン物語を読みはじめたのはちょうど一カ月前なのですが、この本に出会えてよかったと心から思えます。
それほどまでに、この物語は色あせることなく、今も私たちに語りかけてきます。
戦いは激しく、多くの死傷者が出ます。それはとっても悲しいことなのですが、最後の最後でタランが、その悲しみのために決断をして、そうして皆と別れるシーンは、本当に感動します。

プリデインはファンタジーだけど、作者様はファンタジーの登場人物が味わう苦悩や決断は我々のそれと変わりがないと信じています。だからこそ、プリデインは私たちの心をこんなにも打つのだと思います。
色々な苦しみや決断をタランたちと味わってきたけれど、上記に載せた最後の一文を読んだときに感じたものは喜びであり、感動でした。

とにかく、古い本ですが本当に素晴らしい本です。
大人になってからでも十分に楽しめる本だと思います。
読まれたことのない方は、ぜひプリデインへの扉を開いてみてください。
もう、本当にお勧めの一冊です。

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青の化石 (富士見ファンタジア文庫―道士リジィオ)
  • 発売元: 富士見書房
  • 発売日: 1991/12

冴木忍 著 鶴田謙二 イラスト
お勧め度★★★★★☆(暖かくて、ちょっとノスタルジックな珠玉の短編集です)

色々と気になり手に取ったシリーズです。
主人公は題名の通り道士のリジィオ。26歳。すごい美形なのですが、その美形な顔で得をしたことはなく、いつも損ばかりしている…。
友人に女の子と間違われて告白されいまだに根に持たれていたり、花街で働かないかと言われたり、大人になってからはなんかその顔がむかつくという理由で因縁をつけられ、なりたくもない道士に無理やりさせられ、挙句に父親から借金を押しつけられる…。

そんな不幸のデパートみたいなリジィオは、友人の借金取りスティン(彼の初恋はリジィオ)に追いかけられながら、借金返済に明け暮れる…。

もう、この設定からしてたまらない一冊です。
リジィオは自分も苦労をしているのに、とても人が好く、なんだかんだでそれで損してばかりという感じ。でもその彼の優しさが暖かいんですよねー。
この本には、「星空の天幕」「冬の迷図」「青の化石」「遺産狂想曲」「黄昏の神話」の五編を収録。
どの話も、何処かノスタルジックで、優しい気分になれる素敵なお話です。
どの話も甲乙つけがたくお勧めです。
また、鶴田謙二さんのイラストが本当に素晴らしい。
このタッグで仕事が出来たからこそ、この本はこんなにも素敵になったんだと思います。
最初はスティンくらいしか彼の旅についていく人はいなかったのに、どんどん賑やかになり、色々な所に因縁つけられたり、どうなるのかな??
と気になります。

舞台も砂漠、北国、館、辺境の村、海辺の近くとバラエティーに富みます。作者様の筆が稚拙なところもなくもないですが、とにかくお勧めの一冊です。ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。


次の巻も楽しみ。

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旅人タラン (児童図書館・文学の部屋 プリデイン物語 4)
旅人タラン (児童図書館・文学の部屋 プリデイン物語 4)
  • 発売元: 評論社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 1976/06

原題 Taran Wanderer
ロイド・アリグザンダー 著 神宮輝夫 訳 エバリン・ネス 表紙絵
お勧め度★★★★★(タランの内面の旅として、奥深く興味深いです)

プリデイン4作目。
王女エイロヌイへの愛を自覚したタランは、彼女に求婚するに当たり、自身の出自が不明瞭であることを恥じ、自らの出自を求めてはるか遠くまで旅に出る。そこでタランが見出したものとは…。という話です。

今までプリデインの存亡や危機にかかわる冒険をしてきたタランが、それらの一切を離れて、ただ自分自身のために冒険するこの巻は、今までのような壮大さや冒険はないけれど、それだけに味わい深く奥の深い作品です。
自分自身の一番の敵は自分であり、タランの旅というのは今までで最も悩みが多く、内面的な物になります。
個人的な見どころは、タランがタランの父親だと名乗る男と過ごす夏から始まる事件の事。
こう言った、今までにはなかった日々の暮らしの糧を得て過ごすタランというのは、新鮮で、とても考えさせられました。
今回の旅は、エイロヌイやギディオンは想い出の中でしか出てきません。
それがとてもさみしいことでもあるのですが、タランはそう言った友人たちの助けや導きを借りずとも、冒険に出られるような立派な青年になったのだと思うと、本当に感慨深いです。

吟遊詩人の歌に語られるような英雄的行為よりも、日々の暮らしの方がずっと偉大なのかもしれないですね。
味わい深い一冊で、最後の一冊も楽しみになりました。

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クール・ムーンライト―月の輝く庭で (あかね・ブックライブラリー)
クール・ムーンライト―月の輝く庭で (あかね・ブックライブラリー)
  • 発売元: あかね書房
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2005/03
原題 a cool moonlight
アンジェラ・ジョンソン 著 代田亜香子 訳 横田美晴 絵
お勧め度★★★☆☆(3・5位。興味のある方はぜひ)

色素性乾皮症の8歳の女の子ライラについて書かれたお話。病気のためにお日様に当たれないライラは、太陽に憧れる。しかし、日常生活の中であることに気付いていく…。というお話。

色素性乾皮症というテーマと、幻想的な表紙が気になって手に取った一冊。
病気の女の子が主役のお話ですが、そこにあるのは暗さや絶望ではなく、健康的な人と同じような日常であり、優しさです。
病気というと、それに向かい合う人はどうしても身構えてしまいがちですが、本人からすれば、病気は個性であるのだろうなとか、そんな当たり前のことだけど気付きづらいことに気づかせてくれる一冊です。
ライラを取り巻く人々は、それぞれがライラに対して違う優しさを見せて、それでも彼女を、きちんとした一つの個性として扱っています。
そうしてそんなライラも、日々の中で「自分はこのままでもいいのだ。太陽に焦がれる必要はないのだ」という事に気づいていきます。

ただそれだけのちょっと短いお話なのですが、不思議と優しい気分になれる話だと思います。
興味のある方はぜひ読んでみてください。改めて何かに気づける一冊だと思います。

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