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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
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Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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(2013年読書感想67冊目)

原題 A Song of Ice and Fire1 A Game of Thrones
ジョージ・R・R・マーティン 著 岡部宏之 訳 菅原健 表紙絵
おすすめ度★★★★☆(第一部完結! 壮大なる序章でした。)


「(前略)こんなことにはもう、終止符を打ちたい。家に帰りたいのです、みなさん。そして、夫のために泣きたいのです」(p301)


氷と炎の歌シリーズ、第一部完結編。
アメリカでは一番人気のファンタジー小説で、近年ドラマにもなって大成功しています。
この第一部を読むだけでも、1年以上かかりました。内容があまりにシビアなため、精神的に続けて読むことがつらくて……。でも、読んだらその本のおもしろさは折り紙付き。特にこの5冊目は、一気に読んでしまいました。

この5冊目に、エダードの章はありません。彼の最期があまりにもあっけなさ過ぎて、すごく悲しかったです。この第一部は、エダードとロバート王のお話だったと思うのですが、その2人とも亡くなってしまいました。
この1冊は、次の物語への序章といったところです。
何より目を見張るほど成長したのは、デーナリスとロブの二人ですね。ロブは次巻あたりに視点人物になりそうです。エダードに似てきたりして、この巻ではロブへの好感度急上昇でした。

一方、エダードの子どもの中で一番父親に似てるといわれた私生児、ジョンの行く末も気になります。彼の狼であるゴーストが守ってくれるといいのですが。

デーナリスは女王の風格たっぷりですね。次巻以降も注目していきたいです。この本はデーナリスのための一冊でした。

何にせよ、登場人物に対して、冬の寒風以上に厳しいこの物語ですが、全く先が読めないので、おもしろいのですが読んでいて心臓に悪いです。
おもしろいから次の話も読みたいですが、読むのはしばらくあとででもいいかな、などと弱気なことを考えてしまいます。

しかし、この物語のドラゴンは哺乳類だったんだなあ。ドラゴンの存在が、この小説をよりファンタジー小説らしくしていると常々思います。
正直登場人物みんな気になるから、いつか必ず続きを読むんだろうなあ。いつになるかはわかりませんが。
ドラマも、撮りためてるのを視ようかと思いました。
おもしろかったです。しかし、作者のマーティンは間違いなく(登場人物に対して)鬼畜ですね、とこのシリーズ読むたびに思います。

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(2013年読書感想66冊目)


マイケル・バックリー 著 三辺律子 訳
おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。後半になるにつれておもしろくなってきます。)


「それに、レルダおばあちゃんが言ったことをきいてたでしょ。あたしたちはグリムの一族で、これはグリムの人間がしなくちゃならないことなんだって。おとぎばなしにかかわる事件を解決するのが、あたしたちの仕事なんだから。(後略)」(p117)


最近のYAファンタジー小説はディストピアものかパラノーマルものが流行っていますが、児童書はフェアリーテールものが流行っているようなので、試しにと一冊読んでみました。

サブリナとダフネの姉妹はある日、両親が行方不明になったために孤児院にいたが、死んだはずのおばあちゃんが現れて、彼女たちを引き取った。しかも、サブリナとダフネはあの、グリム兄弟の子孫なのだというが……??

というさわりのお話。

これはなかなか面白かったです! 最初はサブリナの疑い深い性格や、ダフネの順応性の高すぎる性格にも違和感があったのですが、二人の正反対な性格がなかなかいい味を出しているし、後半になればなるほど面白くなっていきます。

何より、姉妹のやってきた町が、おとぎ話や童話の登場人物たちが暮らす街という設定がたまらなく楽しいです。グリム家はそんな彼ら(エバーアフターと呼ばれています)をこの街に閉じ込めた張本人として、むしろ嫌われているという設定も面白い。
しかしそんなグリム家が、おとぎ話の住人達と協力して、事件を解決していきます。

事件簿と題名にはついていますが、ミステリ色はほとんどなく、ほぼファンタジーです。
主役の姉妹には最初イライラさせられますが、おばあちゃんは素敵だし、ほかの脇役も個性が光っています。私は何気にチャーミング市長が好きです。今回はいいやつでしたが、次巻からはどうなるのでしょうか? 白雪姫のことも気になりますし、少なくとももう一冊は読んでみたいと思えるシリーズでした。

ただ、おもしろいシリーズなのですが、おもしろくなるのが後半からなのが、何とも残念です。
でも、おとぎ話の登場人物が職を変えて町で暮らしているのはおもしろいですし、きっとお気に入りの童話の登場人物も出てくるはずなので、少しでも興味があれば読んでも損はないかなあと思える一冊でした。

おばあちゃんのお料理、見た目はかなりエキセントリックだけど食べてみたいです。
次は姉妹が学校に行く話かな? 何やら怪しげな団体も影をちらつかせてますし、なかなか奥が深そうで、楽しめそうな物語です。

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狐笛のかなた
狐笛のかなた
  • 発売元: 理論社
  • 発売日: 2003/11




(2013年読書感想65冊目)


上橋菜穂子 著
おすすめ度★★★★☆(切なく、だけどどこかきれいなファンタジー。)


(……この子らは、蜘蛛の巣の、細い糸の先でふるえている、透きとおった水の玉のようだ。)(p216)



上橋菜穂子さんといえば、「守り人」シリーズ「獣の奏者」シリーズが特に有名ですが、この「狐笛のかなた」は一冊完結ものです。
340ページと、決して長すぎはしない本なのに、読み終わったとき、長い長い時の中を共に歩んでいったような、そんな不思議な気持ちにさせてくれる一冊でした。
小夜は産婆の祖母と里のはずれで暮らしていた。ある日、一匹の狐を助けるために、近寄ってはいけないといういわくありげな屋敷に身を隠したのがきっかけで、人生が大きく動き始める……、といった導入かな。

上橋さんの物語のすごいところは、とにかくまるで自分たちもその景色を「視ている」ような気分にさせられる、その素晴らしい描写力にあると思います。
小夜に助けられた野火が、小夜と小春丸と混ざって遊びたいと願う最初のほうのシーンからもう泣きそうになってしまいました。切ない……!

この野火がすごくいいやつで、最後はそうなるのかあと思いつつ納得の結末でした。
野火には報われてほしと思ったので、ちょっと切ない余韻の残る終わり方でしたが、この終わり方は好きです。
私は小春丸も好きだったので、逆に小春丸の出番が予想以上に少なかったことが残念でしたが。
全体的にページの割に人物がたくさん出てくるので、もっと書き込んでほしかった登場人物とかも多くて、そこがちょっと惜しかったです。木縄坊とか好きだったのですが。そう考えると、もうちょっと分量があってもよかったのかもしれないですね。

でも、非常に切なく、けれど優しい気持ちになれるような、満足感の高いファンタジー小説です。やっぱり上橋さんの書くファンタジー小説はいいなあと思ってしまいました。ほかの物語も久しぶりに読みたくなったりして、余韻に浸っています。

あと、何と言っても表紙がきれいで、断然ハードカバーのほうがお気に入りです。

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猫目堂
猫目堂
  • 発売元: 文芸社
  • 発売日: 2006/02





(2013年読書感想64冊目)


水名月けい 著
おすすめ度★★★☆☆(不思議でファンタジックな物語。)

≪喫茶・雑貨 猫目堂≫
『あなたの探しているものがきっと見つかります。
どうぞお気軽にお入りください』(p6他)



猫が好きなので、猫ものの本は大体読んでしまいます。(余談ですが読書好きって猫好きな方が多い気がします)
この本は母が知り合いから借りてくれた本です。
山奥のバス停を降りたところにある、喫茶、猫目堂。
そこには黒髪と金髪の二人の美少年が働いています。
何か後悔のある人々が、その喫茶店に迷い込んで……??

正直、ありきたりのお話で、文章もうまいとは言えないです。でも、普遍的だからこそ心に響くものがあるように感じます。最初読んだときは、ちょっと簡単すぎるかなー?? と思ってしまいまして、読むのをやめようかと思ったのですが、不思議なことに読み進めると、何度も目頭が熱くなってしまいました。
このお話には、不思議な良さがあるとおもいます。どうやらすっかりこの不思議な本の世界に引き込まれてしまったようです。

お話は非常にファンタジックなお話で、天使とか出てくるし、ファンタジー小説だなあという感じでした。
ふしぎに癒されていく、絵本のような感じでしょうか。すぐ読めますし。
そうして、タイトルは猫ですが、印象に残っているのは犬のほうです。
どのお話が印象に残っているとかはないのですが、読後感はほんわかするような、そんなちょっと心に残る小説です。
簡単に読めますし、ちょっと癒されたいときにおすすめです。

全体的にすごく説明不足なのですが、その説明不足が不思議とファンタジーな雰囲気を出していて、読み進めるごとに引き込まれていく感じです。
私も猫目堂みたいなお店があったら行ってみたいなあって思いました。
そんな少し不思議な小説。なかなか面白かったです。

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孤児の物語 I (夜の庭園にて) (海外文学セレクション)
孤児の物語 I (夜の庭園にて) (海外文学セレクション)
  • 発売元: 東京創元社
  • 発売日: 2013/01/29




(2013年読書感想63冊目)


キャサリン・M・ヴァレンテ 著 井辻朱美 訳

おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。好きな人はもっとはまると思う。)


昔ひとりの女童がいて、その容貌は糸杉の木と水鳥の羽毛を照らす新月のようであった。(p4)


普段から割と強気な価格設定の東京創元社の本ですが、この本の価格はけた違いです。約520ページの本で1冊5500円。上下巻だから2冊買うと1万円くらいします。
そんな高い本だからといういささか俗っぽい理由で興味をひかれ、図書館で予約してみることに。
現物を見るまでは、きっとこんなに高いからフルカラーに違いないとか、すごい本に違いないかとか思っていたのですが、現物を見てちょっと拍子抜け。
フルカラーなわけでもなくて、挿絵があることにはあるけどそこまでふんだんというわけではない。
なぜこの本が5500円するの? と真剣に考えてしまいました。

お話としては現代のアラビアン・ナイト。物語の迷路に迷い込んだような、めくるめく入れ子構造の物語です。
草原の書と海の書という二部構成に分かれていて、夜の庭園で、一人の女童(めのわらわ)が、王子である童子に物語を語ります。
その物語は、王子と鵞鳥の物語、あるいは白い娘の話がメインになっています。
メモとかしながら読んでいくと楽しいんだろうなあと思いながら読んでました。
本当にすごい複雑な入れ子構造で、ところどころの発想も面白く、訳文も美しいです。
おもしろかったし、好きなのですが、なんだか今一歩っていう感じでした。
なんか、私がアラビアン・ナイトと聞いてイメージする艶っぽさみたいなのが、あまり感じられなかったからでしょうか。
ただ、女童と童子の会話や関係は愛らしく、ところどころときめきながら読んでいました。この女童がかわいいのですよ!
お話としては、第一部が男性性を語った王子の話で、第二部は女性性を語った聖女の話という印象。対になってる感じを受けました。
続編も読みたいですが、いつか読めたらいいなあという感じです。
すごく期待して読んだので、ちょっと肩すかしでしたが、ファンタジー小説としてはもちろん、幻想小説という趣のある一冊で、なかなか味わい深いです。
興味のある方は図書館で借りて読んでいることをお勧めしたい一冊です。

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