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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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ローワンと白い魔物 (リンの谷のローワン 5)
ローワンと白い魔物 (リンの谷のローワン 5)
  • 発売元: あすなろ書房
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2003/07

原題 Rowan of the Bukshah
エミリー・ロッダ 著 さくまゆみこ 訳 佐竹美保 絵
お勧め度★★★★☆(本当にドキドキしました!)

「わしは、これ以上手を貸すことはできんのじゃ、バクシャー係のローワン。わしにわかっとるのは、この役目を果たせるのは、おまえしかいないということだけじゃ。わしに言えるのは、これまでおまえが学んできたことは、すべてこのための準備だったということだけじゃ。そして、わしがおまえにやれるのは……これだけじゃ」

リンの谷のローワンシリーズ五冊目。明言されたわけではありませんが、これ以後シリーズは刊行されていませんし、内容的にも最終巻と言っていい1冊です。個人的にはまだまだリンの谷の人々の活躍が見たいんですけどね。

リンの谷にこれまでにないほどの寒く長い冬がやってきた。多くの村人はあたたかい海岸沿いにまで逃げるという。そうして村に残ったのは、村の長老のラン、ノリスとシャーランの兄妹、ブロンデン、ローワンだけだった……。

いやー、この巻は今まで以上にドキドキしてしまった! 本当にロッダさんは上手いですね。
今までにないほどに厳しい状況に置かれるローワンたち、そうして待ち受ける厳しい冒険……。
ほんとうにドキドキしてむしろ心臓に悪かったです。本の分厚さもいつものほぼ1・5倍。手に汗握る冒険です。

なによりも今までは年長の人たちがローワンの冒険を助けてくれていましたが、今回の冒険はローワンとノリスとシャーランとジールの4人だけ。いつも詞で助けてくれていたシバでさえ、今回はその役目をローワンに譲ります。
そうなんですよね、なんとこの巻ではローワン自身が予言者になってしまうのです。そのことで生まれる恐怖や葛藤などは、こちらまで胃が痛くなるほどでした。

でも、年の近い4人だからこそ、その間に育まれる友情や信頼や絆は、読んでいてぐっとしました。
ローワンも頑張ったけど、個人的にシャーランがすごく頑張ったと思いました! というかみんなえらいです。
しかし一番の大活躍はバクシャーでしょう。バクシャーすごかった。
ローワンを読んでると、勇気がもらえるなあと思います。

ロッダさんの著作はいろいろ読みましたし、どれも面白いと思うのですが、個人的にローワンはその中でもお気に入りのシリーズです。小さい子供から大人まで、どなたでも楽しく読めるシリーズだと思います。
お勧めです。

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イングールの天馬―黒の王子と月の姫君〈下〉 (カラフル文庫)
イングールの天馬―黒の王子と月の姫君〈下〉 (カラフル文庫)
  • 発売元: ジャイブ
  • 価格: ¥ 830
  • 発売日: 2008/11


篠原まり 著 睦月ムンク イラスト
お勧め度★★★☆☆(良作だと思いますが個人的にはちょっと物足りないです)

「そんなこと言ったって、世の中に絶対というものはないよ。あるのは願いだけさ。でもね、本当に一生懸命願えば、それはきっと叶うとわたしは信じているの」

イングールの天馬の下巻です。間をおかず一気に読んでしまいました。
個人的にはいろいろ思うところもありましたが、楽しく読めた作品でした。
何より本当に少女小説! なかよしあたりで漫画化できそうな雰囲気なのが、読んでいて子供のころを思い出してしまいました。
子供が読んだら本当にドキドキするだろうなあ。

個人的にお気に入りのシーンは、本名を告げたいのにそのたびに邪魔が入ってしょんぼりするガイルズでした。思わず笑ってしまった。ほんとうに少女漫画を小説で読んでいるような作品でした。

逆に、やっぱり登場人物の多さとそれに伴う書き込みの浅さは残念だったところです。とくにレミルは浅はか過ぎて逆にかわいそうだったかなあという感じ。

でもなにより、惹かれあい、障害を越え、お互いに強い絆で結ばれるガイルズとアリシアは、世界観の雰囲気もあって、なんだか不思議な感覚になり、いいなあと思いました。
本当に、少女のための少女小説と言った感じ。そういう意味では、とても満足できた1冊でした。

しかし、敵役の暗殺者と話し合えばわかりあえるわ、って思考回路どうなんだろう。
必要なことだったと言っても、死人が生き返る設定も個人的には……。

ただ、いろいろと深いメッセージなども感じる事が出来て、そういうところは素直にいいなあと思いました。
子供の頃に読みたかった1冊です。

王道の少女小説が好きな方や、小さい子にお勧めです。

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イングールの天馬―黒の王子と月の姫君〈上〉 (カラフル文庫)
イングールの天馬―黒の王子と月の姫君〈上〉 (カラフル文庫)
  • 発売元: ジャイブ
  • 価格: ¥ 830
  • 発売日: 2008/11

篠原まり 著 睦月ムンク イラスト
お勧め度★★★☆☆(3・5くらい。少女小説でありファンタジー。)

「今度帰ったら、お前と一緒にヘルゼルでゆっくりしてみるのもいいな」
ガイルズののんきな提案にロルフはかみついた。
「何言ってるんですか。帰ったら結婚式ですよ!」
「結婚式! しまった、すっかり忘れていた」

イラストの人が好きな人だったので図書館から借りてきました。子供向けのレーベル(カラフル文庫)ですが、表紙やタイトルがなかなか雰囲気があって素敵。

神聖な予言を成就するために、顔も知らない王子と結婚することになったアリシア王女。彼女は男装して国を飛び出す。一方、婚約者のガイルズ王子はじゃじゃ馬と評判の高いアリシア姫を拝みに行こうとする道中で、騎士と身分を偽り、男装して偽名を名乗ったアリシア姫たちの護衛をすることになったのだった…。
お互いの身分を隠しながら、惹かれていく二人の運命は……!?

というような話。

ファンタジーというよりばりばりの少女小説テイストの一冊でした。
男装の姫君と、身分を偽り偽名を名乗って彼女を護衛する王子様。惹かれていく二人。結婚式は間近だというのに、王子の騎士を名乗る男に惹かれている自分にいらだつアリシア。一方、ガイルズも神聖な誓いによって、自分がその王子だと名乗れずにいる……。

いやー、王道ですね! ファンタジーというより少女小説としてにやにやしてしまいました。
ファンタジーとして読むとちょっと微妙ですが、読み進めて行くと面白くなっていってぐいぐい読めます。
少女小説としては本当に王道過ぎて逆にむしろ物足りないかもしれません。

あと、登場人物が多すぎて誰が誰だか正直頭に入ってきませんでした。もうちょっと登場人物は減らせたんじゃないかなー、という印象です。

お互いを思いながら、打ち明けられない気持ちを抱いてもやもやしてしまう……。そんな関係の恋人たちが好きな人はお好きなんじゃないかなあと思う一冊です。私は、男装の美少女が出てきただけでうれしい!

子供のころに読んだら、どっぷりはまるのだろうなあという一冊でもあります。
アリシアにも秘密の能力があるらしいし、下巻がどのような展開で、どのように終わっていくのかが楽しみな1冊。
一気に読みたいと思います。睦月ムンクさんのイラストも素敵でした。

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剣の重み (ヴァンパイレーツ 4)
剣の重み (ヴァンパイレーツ 4)
  • 発売元: 岩崎書店
  • 価格: ¥ 998
  • 発売日: 2009/08/07

原題 Vampirates:Tide of Terror
ジャスティン・ソンパー 著 海後礼子 訳 三浦均 絵
お勧め度★★★★☆(とにかく一気に読めてしまいます)

いったいなにを考えていたんだろう──嵐のなかで、海に身を投げるなんて。まるで狂気よ!
ところがそのとき、とつぜん、堤防の上に父さんの姿が見えた。こっちを見おろしてほほえんでいる。
──ときには、狂気こそが正しいこともあるんだよ、グレース。

ヴァンパイレーツ4冊目。原本の2冊目の後半にあたります。
見学に行った海賊アカデミーに別れがたいものを感じ始めるコナー。一方グレースはヴァンパイレーツ船を思うあまり、とある行動に……。二人はそれぞれの道を選び始めるのだった。

というような話です。

今回のお話も面白かったです! 300ページくらいある本なのですが、ぐいぐい引き込まれ、一気に読んでしまいます。
コナーはこのまま海賊アカデミーに腰を落ち着かせてしまいそうな感じだなあ。どうするんだろう。なんか、私の感覚だとレイス船長に近いのか、海賊の学校? 寝言は寝てから言ってくれ! って感じなのですがどうなることやら。
グレースはすっかり恋する女の子に。ほんとうに頭いいのかよ? と思わなくはありません。でも、優しいヴァンパイアとのロマンス、夢ですねー。ローカンとグレースの恋の行方もとても気になります。

ちょっと気になるのがチェン・リーかな。すごく厳しいと同時に親切で優しいのですが、本当に信用できるのかあやしいものを感じて読みながら警戒してしまいます。
あとシドリオも、新しい仲間を従えて、どんどん行動が表沙汰になっていくので、目が離せません。

本を読みながら、私たち読者もコナーやグレースのように、クレセントムーンベイにいたのが本当に昔のことのように思えてしまいます。まだ4冊目なのに! このスピーディなストーリー展開が魅力ですね。

ヴァンパイレーツ船も、海賊連盟も、コナーとグレースにも、まだまだ不思議がいっぱいあります。これからそう言ったことが明かされていくのでしょうか。楽しみです。
まあ私が一番ドキドキしているのは、ローカンとグレースの恋の行方なんですけどね。

とりあえず、今月中に一気に刊行分を読み切るように頑張りたいと思います。それくらいこっそりはまっているシリーズです。お勧め。

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原題 Teen Power Inc. The Disappearing TV Star
エミリー・ロッダ 著 岡田好恵 訳 大庭賢哉 絵
お勧め度★★★☆☆(3・5位。個人的には後半までのれなかったかなあ)

人間て、どうしてこうなのかしら。どうしていつも、他人にどう思われるかばかり気にしている、見栄っぱりなのかしら? ほんとうに、うんざり。

ティーン・パワー株式会社3冊目。
今回の語り手(そして主役)は学校で一番の美人であるリッチェル。そしてニックも大活躍です。

ティーン・パワー株式会社の皆に、人気アイドルのカサンドラ・キャスが出演するCMのエキストラ役としての仕事が来た! 大喜びするリッチェル。
しかし、そのカサンドラが誘拐されてしまって……??
というようなお話です。

リッチェル、良いですよね。白雪姫みたいな美人なのに、現実的でのんきでわがままで、鍵開けとか読唇術とか不思議な特技をたくさん持っているちょっと不思議な女の子。
アイドルになりたいけど、実際CM撮影とかしてみると、現実の厳しさを思い知っちゃうわけです。
この事件を通してもいろいろなことを感じて成長しつつ、根本的な性格は変わらないという、こののんきでマイペースなところがリッチェルの魅力かも。

しかしティーン・パワーのみんなは巻を重ねるごとに本当に魅力的になっていて素敵。私が一番好きなのは皮肉屋のニックなのですが、彼が主役を張るのはいつなのか、今から楽しみです。

今回の話も面白かったのですが、事件が起きるのが物語の半分手前くらいからなので、ちょっといつもの勢いに欠けるかなあと思い、この点数に。
でも事件が起きてからの後半は、面白くて一気に読めました。

毎回毎回ほのかにミステリ風味なのがいいです。と言っても、今回の事件は割合すぐに目星がついちゃったのですが。それでも今回はリッチェルらしいハッピーエンドでよかったです。

ティーンパワーを読んでると、性別も個性も得意なことも違う6人が、時に反目しあい時に認め合う、そう言った集団での付き合い方接し方というのを、いろいろ感じさせられ、学ばされます。
そして男女の差なく活躍している、ロッダさんに特有の世界観も、こっそりお気に入りの箇所なのです。

すぐ読めるので、気楽に読みたい本を探してる方にはお勧めのシリーズ。
次も楽しみです。

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