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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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たまさか人形堂物語
たまさか人形堂物語
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2009/01

津原泰水 著
お勧め度★★★☆☆(3・5位。いろいろとおしいなあと思った作品です。)

「澪さん、人形屋だろ。人ってなんで人形を作るんだと思う。なんで自分たちに似せたものを作ったりする」
「わからない、そんなこと、訊かれても」

人形を題材にした連作短編ミステリ。書店で文庫を見かけ、気になったので単行本で読書。
題名の通り人形屋を舞台にした物語です。小売りもやっているが、主な収入源は人形の修復。
祖父から半ば無理やり人形堂を譲られた主人公の澪と、人形が大好きな一風変わった若者、富永君。そうして経歴に謎のある凄腕の職人師村さんの3人が主な登場人物です。

物語で扱う人形の題材は、いわゆる青い目のお人形から、チェコの操り人形、そしてラブドールまで多彩な物でびっくり。人形が好きなのでなかなか楽しめる興味深い1冊でした。

でも、いろいろおしいなあと思ってしまった作品ではあります。
まず第一に、この題材を扱うのに連作短編という量ではちょっと書き込み不足かなあと感じました。
人形に関しても、ある程度知識があることを前提に書かれているように思います。もっと基本的なことも説明しても問題ないと思いました。

あと、分量の薄さからくる、登場人物の書き込みの足りなさも気になりました。
まあ人物そのものの事が、物語全体を通した一つの大きな謎になっているのですが、結果的に登場人物の個性が薄く感じてしまいました。
ミステリ要素もごくごく薄いもの。分類的には「日常の謎」系のお話です。物語全体を通した謎が提示されるところがいいですね。

収録短編は「毀す理由」「恋は恋」「村上迷想」「最終公演」「ガブ」「スリーピング・ビューティ」の6編。
その中でもわたしのお気に入りは、ラブドールを題材にした「恋は恋」でしょうか。人形への愛情が伝わってきた作品で、温かみのある物語が好みでした。

決して面白くないわけではないのですが、どうにも今一歩という感じのお話です。
でも、続編が出たら読んでみたいな。
いっそ短編ではなく、長編とか中編にチャレンジしてみたらいいのではないかなあと思った作品です。

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妖精の騎士タム・リン
妖精の騎士タム・リン
  • 発売元: 小学館
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2005/07

原題 Tam Lin
スーザン・クーパー 再話 ウォリック・ハットン 絵 森丘道 訳
お勧め度★★★★☆(4・5くらい。色彩が美しい薫り高い妖精譚です)

「なぜ、バラをつむのだ、マーガレット。わたしの許しもなしに」
(中略)
「カーターヘイズの森はスコットランド王の領地、そしてわたしは王の娘。行きたいところに行き、したいことをするのに、だれの許しもいらない。むろん、バラをつむことにも」

スコットランドのバラッドを、イギリスの風土や妖精学に詳しいスーザン・クーパーが再話して、八ットンが絵をつけて絵本にしたもの。
タム・リンのバラッドは初めて読みましたが、クーパーの再話したものはとにかく美しい色彩と鮮やかな場面描写にあふれた、とても素敵なものに仕上がっています。

スコットランドの王女だったマーガレットは、貴族の娘らしくおとなしく刺繍をし、男の人が結婚を申し込んでくれるのをただ待つだけの毎日にうんざりしていました。そして城を飛び出し、カーターヘイズの森に駆けてゆくのです。

美しい文章に、どこかほんわりとした画風のハットンの絵が、よりイメージを喚起させるような素晴らしいものに仕上げています。

お話の内容も、非常に童話的というか民話的。いつかタム・リンの話をもう少し読んでみたいな。

そして何より、女の子のお姫様が男の子の王子様を助ける為に頑張るという話の構図がすごく好みで、大好きです。
気丈なマーガレットの性格もよくあらわれていて、良いですね。

いろいろな色彩が出てきますが、マーガレットが森で摘むバラの赤色と、タム・リンが差し出すリンゴの赤色がとても印象的。
まだ心はカーターヘイズの森の中や夏至祭の上を漂っているような、そんな余韻のある素敵な1冊です。
おすすめ。

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コーンウォールの聖杯
コーンウォールの聖杯
  • 発売元: 学習研究社
  • 発売日: 2002/05

原題 Over Sea, Under Stone
スーザン・クーパー 著 武井孝夫 訳 マーガレット・ギル 絵
お勧め度★★★☆☆(面白いけれど、読んでも読まなくても……って感じの位置づけかもしれません)

「あの男のすることはなんだろうと、リオン教授の名においてなのだ、それがすべてなのだ。ほかになんのためにするというのだね?」
バーニイはこたえた。
「アーサー王の名において、そして闇の世界がやってくる以前の古い世界の名において」

遅ればせながらスーザン・クーパー初読。興味はあったのですがなぜ読まなかったのかというと、この本を読んでから「闇の戦い」シリーズを読みたかったからでした。
ということでこれは有名な「闇の戦い」シリーズに先駆けて書かれた作品で、夏休みにコーンウォールにやってきた3人の兄弟と、アーサー王伝説にまつわる重大な遺物をめぐる物語です。

ファンタジーってくくっていいのかなあ、とも思いましたが、まあ「あの人」も出てくるしファンタジーって事で。

3人兄弟の長男で海や船が大好きなサイモン、サイモンと11カ月しか違わない兄弟思いの長女ジェイン、アーサー王伝説に夢中な末っ子バーニイ(バーナバス)の3人兄弟のお話。そして彼らを見守るメリイおじさんの存在がなんとも魅力的です。

善と悪の終わることなき長き闘争というファンタジーにおける永遠のテーマを扱った作品ではありますが、何か魔物とかが出てくるわけではないですし、悪の勢力の恐ろしさというのが今一歩伝わってこなかったかなあと思ってしまう作品。なかなか分厚い本なのですが、いまいち盛り上がりにかける印象なのもなんとも…。

もちろん、兄弟たちはとても頑張っているし、夏休みの冒険小説としては間違いなく傑作と言っていいような名作だとは思います

でも、今一歩という感覚がぬぐえない、ちょっと残念な作品ではありました。「闇の戦い」シリーズを読めばまた違うのかな?? こちらも間をおかずに読む予定です。

アーサー王伝説物としては、本当にエッセンス程度と言った感じでした。でもコーンウォールって憧れるなあ。

ファンタジーというより、現代冒険ものとして読みたい1冊ですね。

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ようこそ、古城ホテルへ 湖のほとりの少女たち (角川つばさ文庫)
ようこそ、古城ホテルへ 湖のほとりの少女たち (角川つばさ文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 価格: ¥ 651
  • 発売日: 2011/09/15

紅玉いづき 著 村松加奈子 絵
お勧め度★★★☆☆(作者や女の子が頑張る話が好きなら。ちょっと浅いかなあという感じもしますが、嫌いじゃないです)

「呪いであったのか。病であったのか。それを確かめることに意味はない。生きている限り。あたくしはあたくしの、矜持を守ってみせる」
それは彼女の問題だった。不安も絶望も、彼女のものだ。誰にも渡すつもりはなかった。そしてその自尊心が、崩れかけた彼女という存在をふるいたたせていた。

どちらかというと作者&レーベル読みした1冊。図書館で予約しましたが、意外と回ってくるの早かったな……。

湖のほとりにある古城ホテル、マルグリット。そのホテルの次期女主人(メトリーゼ)になるために集められた4人の少女たち。
魔山を追放された魔女、ピィ、罷免された美貌の軍人、ジゼット、人に言えない稼業から足を洗い普通の少女になりたいと願うフェノン、そうして亡国の王女、リ・ルゥ。
帰る場所のない少女たち。この4人の中で、女主人になれるのは一人だけ。いったい誰が、マルグリットの女主人になるのか……??

と言ったようなお話です。

まだまだ最初の1冊だから、わからないこととか、様子見のところもあるけど、なかなか続きの気になる1冊でした。ちょっと薄いなあと思う部分もあるけど、面白かった!
境遇も性格も何もかも違う4人の少女たちが、ある事件をきっかけにお互いに協力し合い、頑張る姿が良いです。女の子が頑張る話って結構好きなんですよね。

キャラクターはどの子も個性的で、何というか世間知らずだったりして、失敗も多くて、だからこそ立ち向かえる冒険もあるのでしょうが、とにかくどの子も魅力的。私が気になるのはジゼットかなあ……。リ・ルゥも良いけど。

お話的にはすごく王道な感じの話なのですが、キャラが良いので、今後に期待。
このマルグリットには人間以外のお客様も来たりするので、次はどんなお客様を迎えるお話になるのか気になります。

それにしても、古城ホテルって良いですねえ。それだけでもそそられてしまいます。

少女たちの成長物語っぽいので、そういうのが好きな方は是非。児童レーベルですが、もっと上の年齢層の方も楽しめるお話だと思います。

でも、本当に男っ気のない話でした(だからと言って百合っぽいわけでもないけど)ジゼットの同僚のエランとかもう一回出てきてくれたりしないだろうか。
とにかく、来月にはちょうど続刊も出るようなので、また読んでいきたいと思います。

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妖怪アパートの幽雅な日常 6 (YA!ENTERTAINMENT)
妖怪アパートの幽雅な日常 6 (YA!ENTERTAINMENT)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 998
  • 発売日: 2007/03/10

香月日輪 著
お勧め度★★★☆☆(中休み的な一冊??)

「稲葉は正しい」
黙々と飯を食っていた桂木は言った。
「俺たちは、もっと学生ってことを大事にすべきだ。この時でしかできないことを、もっと記念にすべきなんだよ」

妖怪アパート6冊目。10冊で完結なので調度折り返しですね。
今回の内容はズバリ修学旅行! というかスキー教室です。
修学旅行と言うと奈良とか京都だった私。思わず妖怪アパートもそんな感じだろうかと思ったら、まさかのスキー教室でびっくりでした。
でも雪合戦とか楽しそうですね! お正月に作ったかまくらもうらやましいです。
本当、このシリーズは季節感というのを感じられて、そこがたまらなく魅力的に感じます。

内容としては、これ以降の巻の伏線ぽいものも見受けられますが、基本は中休みかな?? って感じの内容です。
修学旅行なので、アパートの住人にあまり出番がないのもさみしいですね。

でもそのかわり、千晶先生との距離感が一気に縮んだように感じます。
何この二人とてもBLっぽくて、読んでいてなんだか恥ずかしかったです……。いや、そういうセンサーが反応する私が悪いの?? でも、これはそうおもわずにはいられないですよ……。
でも、千晶先生みたいな先生いたら楽しいだろうなー。今回は的外れな青木先生もあまり出てこなかったので、千晶先生の教師っぷりを堪能できました。

長谷の本家の問題とかも出てきたし、あと1年だし、着々と終わりに向かっている印象です。
この後どんな展開を迎えるのか、夕士と長谷はどうやって成長し、どこに向かうのか。

ちょっと中だるみっぽかったこの3冊でしたが、また面白くなりそうなので、楽しみに読みたいと思います。

それにしてもるり子さんのお料理、本当においしそうです。晩御飯前に読んではいけない本だなあと改めて実感(笑)

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