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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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ようこそ、古城ホテルへ(2) 私をさがさないで (角川つばさ文庫)
ようこそ、古城ホテルへ(2) 私をさがさないで (角川つばさ文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 価格: ¥ 651
  • 発売日: 2011/12/15

紅玉いづき 著 村松加奈子 絵
お勧め度★★★☆☆(悪くないけど、いろいろもったいないと感じた作品でした。

生きることは、選ぶことだ。自分は選ぶのだと思った。いくつの罪、いくつの痛みを背負っても。
あたしは帰る。みんなと一緒に。
古城ホテル(マルグリット)に、帰るんだ!!
(p157)

紅玉いづきさんのシリーズもの、「ようこそ、古城ホテルへ」の2冊目。
今回の本には、「私をさがさないで」、「これがわたしのたからもの」の二編を収録しています。
前者は魔女、ピィの物語、後者はフェノンの物語です。

うーん、やっぱりいろいろ、もったいないなあと思ってしまうところが多いです。
出版元の角川つばさ文庫は児童向きのレーベルなのですが、全体的な雰囲気やノリが児童書というよりラノベっぽいのが残念というか、惜しいです。なんか中途半端というかどっちつかずな印象。
それなら「ミミズク~」を児童書向けに書きなおしたほうがよっぽどよかったのでは、とか思ってしまいました。
そのせいで話の掘り下げも足りないというか、ちょっと薄いなと感じてしまったのも残念なところでした。
それに、ヘンリーの扱いがちょっとかわいそうだなあと思いました……。

今回の主役の一人が、私があんまり好きじゃないピィだったから楽しめなかったのかもしれませんが。でも、ピィは子供が好きなキャラだろうな。
主役の女の子が四人もいるので、今回みたいな中編集みたいな体裁はよいかもな、と思いました。

でも、読んでいて映像が浮かぶというか、非常に映像向きの作品だなと思いました。休日の朝とかにアニメでやってたら、見るかも……。少女漫画にするとか……。サフィール様とか今回出てきたお客さんとか、男性陣もいかにも少女漫画って感じがするしね。

一部児童書向きではないような人物造型(四人の共通点とか)は気になったりもしましたが、まあそれでもそれなりに楽しく読むことができました。きっと幅広い読者を獲得できるようなお話なんだろうな。

次の巻は予告によるとジゼットが主役だとのこと。ちょっと楽しみです。

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毒吐姫と星の石 (電撃文庫)
毒吐姫と星の石 (電撃文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 価格: ¥ 536
  • 発売日: 2010/11/10

紅玉いづき 著 磯野宏夫 表紙絵
お勧め度★★★☆☆(悪くないと思うけど個人的には微妙だった。前作のほうが好きかな)

「どうぞ、呪ってごらんなさい。あなたがどれほど強い呪いの姫君でも」
のぞむところ、と、彼女は笑った。その顔は、笑んでいるのに、どこか壮絶だった。
「呪いさえも力に変えるわ。わたくし達の国と王子は、そうして生きてきたのよ」(p89)

紅玉いづきさんのデビュー作、「ミミズクと夜の王」の続編。
前作の舞台となった王国レッドアークと同盟を結んでいる、占の国ヴィオンが物語の舞台です。
王族として生まれながらも、占いによって生まれてすぐに捨てられ、下町で下賤の子として育った少女、エルザ。彼女は生きる為に、毒を含んだ言葉を吐きます。
そんな彼女が、レッドアークの王子クローディアスに嫁ぐことになって……、というお話。

うーん、以下ちょっと辛評です。

正直、前作のほうが好きだったかなあ。今回の話は、あまり印象に残るようなお話ではなかったように思います。
エルザが毒吐姫だって言うから、何か不思議な力でも持っているのかと思ったら、ただたんに(個人的には)バラエティーに乏しい下品な罵りしかできないように見えたのもちょっと残念だし。
クローディアスが精神的に成長しすぎてて、個人的に本当に理想の王子様になっているのも残念だったし。
ミミズクが出てくるタイミングがあまりにも唐突というかご都合主義というか、それでいてみんなミミズク大好きで、真昼姫なんていうよくわからない愛称でよばれてるのも、えっ? って感じだったし。

この話は女性賛美というかミミズク賛美なのかと思った瞬間にいろいろ興ざめしてしまいました。いや、女性賛美が悪いというわけでは全然ないのですが。

それに、本当にご都合主義的すぎるのもなあ。前作でも感じたけれど、エルザもじょじょに本当に普通の女の子になっていく様子が、個人的には残念でした。

唯一アンディとオリエッタとジョセフに癒されてました。うん、脇役は好きなんですよね……。

まあ、おとぎばなしみたいなお話を期待されてるんだろうし、そういうお話が好きなのでしょうけど、なんだか「本当にこんなおとぎ話でいいと思っているのか!?」って感じでしたし。

まあ、私にはいまいちでしたけれど、悪い話ではないと思いますし、お好きな人はお好きだと思います。
興味のある方は読んでみるのもいいのではないかと思います。

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夢織り女 (ハヤカワ文庫 FT (73))
  • 発売元: 早川書房
  • 発売日: 1985/03/31

原題 Dream Weaver
The Moon Ribbon
The Hundredth Dove
ジェイン・ヨーレン 著 村上博基 訳 天野喜孝 絵
お勧め度★★★★★(心に残る素敵なお話ばかりの珠玉の短編集です)


「一ペニーだよ、お客さん、一ペニー」夢織り女は大寺院の石段のいちばん下にすわって、声をからしました。いそがしい指先が、小さな手持ちの機をうごかします。「夢をひとつ織って、ほんの一ペニー」(p11)



20世紀のアンデルセンと称されるアメリカの女流作家、ジェイン・ヨーレンの短編集。彼女の作品「夢織り女」、「月のリボン」、「百番目の鳩」を日本独自の編集で本にしています。
短編集で、一つ一つのお話自体にはあまりつながりはありません。
でも、どの話もとても印象深い、温かくて愛にあふれているんだけど哀しい、そんなお話ばかりがつまった短編集です。
「夢織り女」は盲目の老女が、道行く人々にたった1ペニー(日本円でいうとだいたい数円)で、その人にあった夢を紡いでくれるというもの。いいなあ、私もそんな人いたら織ってもらいたいなあと思いながら読んでいましたが、人々の態度はまちまちです。

この本の中で語られるヨーレンの物語は、たしかにどれも創作童話なのですが、人々の心の原風景というか、そう言ったものを確かに反映していて、本当におとぎ話っぽいのが魅力です。いい意味で道徳的でもありますが、理不尽でもあり、とても美しく不思議なお話といった風な趣です。

なにより、天野喜孝さんの挿絵が魅力的です。とくに口絵のイラスト、好きだなあ。
沢山のお話が紡がれているというのは、どこかシェヘラザード的な情緒をこの本の中に感じました。
どの話も甲乙つけがたく、それぞれ味わいのあるお話です。
そんなに厚くないし、短編集だし、すぐ読めるので、なにか童話的な本を探している方にはお勧めの1冊です。私も手元に置いておきたいな。


以下に収録作品を挙げておきます。

「夢織り女」 ブラザー・ハート 岩の男、石の男 木の女房 猫の花嫁 死神に歌をきかせた少年 石心臓姫 壺の子
「月のリボン」 月のリボン 蜂蜜と薪の少年 バラの子 サン・ソレイユ いつか 月の子
「百番目の鳩」 百番目の鳩 炎の乙女 風の帽子 白アザラシの娘 約束 昔、善良な男が 人魚に恋した乙女

全21編。

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光をはこぶ娘
光をはこぶ娘
  • 発売元: 講談社
  • 発売日: 2002/12/16

原題 The Light-Bearer's Daughter
O.R.メリング 著 井辻朱美 訳 こみねゆら 表紙絵
お勧め度★★★★☆(メリングの新境地といえる1冊)

「お返しって、どんな?」
オナーはあたりをすばやく見まわし、肩をすくめ、くすりと笑った。
「あなたの心の奥底の願い。それをかなえてあげる」

メリングのケルト・ファンタジー5冊目。妖精王の月、夏の王の続編にあたります。
主人公の少女はカナダ人の父を持つアイルランド育ちの11歳の少女ダーナ。母親はダーナが本当に小さい時にどこかにいなくなってしまいました。
ダーナの父、ゲイブリエルはダーナの成長につれる変化に対して戸惑いを覚え、よい仕事口が見つかったのを契機に自身の故郷のカナダに居を移そうかと考えています。
しかし、ダーナはそのことに反発し……。近所の森の中で美しい妖精たちと出会ったことをきっかけに、この事態の解決の糸口を探そうと、旅に出ます。ダーナは、上王のことづてをルーフ王に届けてくれるように、頼まれたのです。

というようなお話。

この話の第一印象は、メリングの新境地!? って感じでした。
主人公のダーナの年齢はぐっとさがって11歳だし、父が今気にかけている女の人はインド人だし……。今までケルトの妖精一色だったメリングからインドという土地の発想が出たことが驚きでした。まあ、メリングからすればケルトの妖精も、インドの神々や天女といった存在も、あまり変わらないのかもしれないなあとは感じますけれど。

今回は主人公の少女の恋物語は珍しく影をひそめています。その代わり見どころはお父さんとお母さんの恋物語かな。
今までの話と違って、環境保護とか、そういう社会的な問題をわりと大きく取り上げているのもびっくりでした。

でも、メリングの書く物語にはやっぱり、らしさがあります。今回は、狼と一緒に走るシーンが、なんともファンタジックでお気に入りです。

ダーナの冒険の手助けをしてくれるのは前作夏の王にも登場した少女オナー。なかなか元気そうで、顔出しが嬉しかったですね。
なにより、この本に出てくる妖精たちは本当に妖精らしいので、お気に入りです。

今までの本よりもちょっと薄いんだけど、いままでとは違う深みを感じる1冊になっています。
次の作品、夢の書でこの一連のシリーズも終わりますが、今度の舞台はいよいよカナダになるようです。どのような物語が繰り広げられるのか、非常に楽しみです。

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Another
Another
  • 発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 価格: ¥ 1,995
  • 発売日: 2009/10/30

綾辻行人 著 遠田志帆 表紙絵
お勧め度★★★★★(面白かった! 分厚いけど一気読み間違いなしです)

……ミサキって、知ってるか。三年三組のミサキ。それにまつわる話。

綾辻行人のホラーもの。ミステリーでもあります。
今ちょうどアニメが始まりましたね。それに合わせるように図書館から借りて読んでみました。

父の仕事の都合と肺気胸の病によって死んだ母の実家の夜見山市にやってきた主人公の榊原恒一。転校先の夜見山北中学の3年3組には、奇妙な噂が伝わっていて……?
ミステリアスな美少女、何かに脅えるようなクラスメイト。そうして起こる血なまぐさい事件の数々……!

みたいな話です。

まず何より、本の分厚さに圧倒されました。全部で677ページ。何と言うか凶器にも十分なりそうな重さと質感です。こんな分厚い本はさすがに読むのは久しぶりなので、「読めるかな……」と思いながら読み始めました。

結論としては677ページなんて一瞬でした! 正味数時間で読み終えてしまいました。
でも、2日にかけて読みました。面白くて引力がとても強く、そうしてなかなか怖い話なので、一気に読むと現実に「戻って」くるのに時間がかかりそうだから、というのが理由です。

でも、本当に面白かったです! そして、怖かった! 私はミステリ好きですがビビりなので、そうとう挙動不審になりながら読み終えました。
二部構成で、一部はなかなかに引っ張るのですが、二部は本当に一気に読んでしまいました。
そうして最後は大どんでん返し。ネタバレしたい! けどネタばれはしないです。
ただ、意外とすぐに違和感というか目星は感じるかな。わたしの場合、<死者>について目星はついていても、なぜその人がそうなるのか、最後まで予想がつきませんでした。

作中に出てくる<夜見のたそがれのうつろなる蒼き瞳の。>という人形館がとても素敵でした。知り合いから、モデルは渋谷にあったけど、昨年閉館してしまった「マリアの心臓」という場所だったと聞いたことがあるのですが、何度か行ったことがあって、確かにそれをイメージさせて、思い出しながら恒一くんと一緒に息をつめて人形たちをみているような気持ちになりました。もう一回行きたいけれど、閉まってしまって残念です。

とにかく、読みやすいし、雰囲気はあるし、最高に面白いと思うので、お勧めの1冊です。雰囲気やお話自体は綾辻さんの他作品、「緋色の囁き」に似てるかも。この著作が好きな方は絶対にお勧めの1冊です。

ミステリはネタばれはしない主義なので詳しいことは書けませんが、読んでみて損はないと思うので、是非読んでみて下さい。心からお勧めの1冊です!

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