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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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唐突ですが、ブログ名を変更しました。
いや、「茨文字の秘密」ってブログじゃ、何のブログかわからないよね、とふと思ったもので……。もっとわかりやすいブログタイトルに! を目指しました。

もしリンクしてくださっている方がいらっしゃいましたら、ご変更宜しくお願いします。

「茨文字の秘密」という旧ブログタイトルは、ブログを制作した時借りていたマキリップの、「茨文字の魔法」にちなんだものでした。

今回の新しいブログタイトル「Enchanted by Books マユリの本棚」という名前は、より分かりやすく、しかしその存在をのちに知って感銘を受けた神月摩由璃さんの本のタイトルにちなみました。

ということで、拙いブログではありますが、これからもどうぞ宜しくお願いします。

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和菓子のアン
和菓子のアン
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2010/04/20

坂木司 著
お勧め度★★★★★(面白い! 読みやすい! お気に入りの1冊)

ずっとずっと昔から、時間は途切れなく続いている。その時間の別名を、歴史という。だとすると、いつか私だって自動的に歴史の一部となる。本には残らない名もなき人生だと思うけど、食べることでお菓子を次の世代へ残していけたらいい。
名もなきおはぎはきっと、私のような人に支えられて歴史の波を越えてきたのだから。(p187)

私が登録している読書記録サイト、「読書メーター」で評判が良くて、気になっていた作品。それなりに昔の作品なので、図書館で予約して読むことに。意外とすぐに来ました。

分類的にはミステリになるんでしょうか。作者様はミステリ作家としてデビューされましたしね。さらに細かい分類で行くと、日常の謎系の連作中編ミステリです。

高校を卒業した後、進路が決まっていない女の子、梅本杏子は、食べることが大好きなちょっとぽっちゃりした女の子。そんな時に、デパートの地下にある和菓子屋さんのアルバイト募集の広告を見つけ……。
和菓子の知識はないけれど、一癖も二癖もある個性豊かな店員たちと一緒に和菓子を売り始めた杏子。
たまに、ちょっと事情のありそうなお客さんもやってきて……??

というようなお話です。

作者様もあとがきでおっしゃっていましたが、和菓子の世界そのものが、まさしく一つのミステリー! 奥が深いことったらないです。今まで和菓子が地味だなあと思っていた人がいたら、その認識が覆ること間違いなし! の1冊です。
そうしてさらに間違いなしなのは、きっと読み終わった後に、和菓子を買いにデパ地下に行きたくなること間違いなし! な一冊でもあるということです。かく言う私も、読んだ後に割とすぐ感想を書いてますが、うずうずしています。

でも、本当に面白くて、素敵な小説です。
まず、舞台がデパ地下の和菓子屋さんというのが、それなりに身近な題材で、その裏側を覗いているような気持ちになります。デパ地下って、あの雰囲気大好きです。

そこで働いている店員さんも、本当に個性的。最初はちょっと剣悪な雰囲気というか、怖い人ばかりなのかな、とか思っていたら、なかなかどうして素敵な人たちばかりです。こんな職場で働きたい。とくに立花さんが面白い。アンちゃんと今後何かあったりするんだろうか。

主役のアンちゃんも、(少なくとも私は)不思議と共感のできるような、そんな女の子で親しみが持てます。というか、アンちゃんの語りでつづられる文章が楽しい。思わず笑ってしまうことも多々ありました。

続編とか、映像化とか、あっても良いなあと思った作品です。
それだけ、誰が読んでも楽しい作品だと思うので、少しでも興味のある方は、是非読んでみて下さいね。

あ、本当に、続編でないかなあ。お気に入りです。

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星月夜の夢がたり
星月夜の夢がたり
  • 発売元: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/05

光原百合 著 鯰江光二 絵
お勧め度★★★★☆(4・5くらい。とにかく優しくて少し切ない物語たちです)

僕も彼女も祈っている。
どうかこの世のすべての寄る辺ない魂が、遥か彼方、星の生まれるところへの道を見いだせますように。(158p)


光原百合さんの、童話のような短編集。大人のための絵本って感じでしょうか。
どの話も数ページのうちに終わる短い話ばかりなので、とても読みやすかったです。
光原さんの「銀の犬」がとてもよかったので、表紙の雰囲気が似ていたこの本も期待して手に取ったのですが、これがすごくよかったです!

32編の短編たちは、現代ものだったり、時代物だったり、ギリシャ神話の世界だったり、どことはわからない世界で語られる物語だったり……。
しかし場所や時代を超えて、どの話もちょっと不思議でちょっと切なく、でも不思議とふわりとしたあたたかい気持ちになれるお話です。ほんの数枚の物語の中に、光原さんのエッセンスのようなものが存分に詰まっている、素敵な短編集です。

絵も素敵。この色彩に満ちたあたたかい挿絵たちが、この物語たちをいっそう素敵にしていると思います。
私は、光原さんの書いた恋物語に弱いのだなあと、実感してしまいました。もう、ちょっと切ない恋物語を書かせたら、舞台は東西問わず、本当に素敵な物語を描く作家さんです。

他の作品も読んでみたくなりました。
私が読んでるのは単行本だけど、光原さんの作品は文庫でそろえて、本棚に入れておきたくなるような、そんな素敵な作品たちです。

とっても素敵なお話ばかりなのですが、お話が一つ一つとても短いので、オリジナリティを感じるのに時間がかかってしまいました。スルメ本のような気がする。
それでも、お勧めの一冊です。
とにかくきれいです。

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羽州ものがたり (カドカワ銀のさじシリーズ)
羽州ものがたり (カドカワ銀のさじシリーズ)
  • 発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2011/01/29

菅野雪虫 著 遠野志帆 表紙絵
お勧め度★★★★☆(なかなか好き。読みやすくて読後感も良いです)

「俺には春風さまみたいな親もない。ムメのように考えるのも苦手だ。誰かに、正しいことを教えて欲しかったんだ。どうすればいいか、言って欲しかったんだ!」
そう言うと、カラスは崩れるように草むらにうずくまり、声をあげて泣き出した。(p286)

初作家さんです。そうして私にしては珍しく歴史物というか時代小説です。表紙の美しさにやられてしまいました。遠野さんの絵、好きだなあ。
舞台は平安時代の元慶年代。羽州(出羽国。今の秋田~山形県のあたり)の村長の娘、ムメが都からやってきた貴族の息子、春名丸と出会うことから始まります。
実際に史実に残る元慶の乱を、民衆たちの視点から書いた物語です。

といってもこの本を読むまで、お恥ずかしながら、元慶の乱も知らなかったし、羽州がどこかもあやふやにしか分からなかったりしたのですが。でもだからこそ楽しかったというか、読後に興味を持てた一冊でした。登場人物の何人かは実際に史実に名を残す人なので、読後にそれについて調べたりして楽しむのも、なかなか味わえない楽しみでした。

お話としては、まあ可もなく不可もなくという感じですが、読みやすい文章と全体に漂う雰囲気、そうして読後感がいいので、楽しく読むことができる1冊です。
まあ、歴史上の事件を扱うには、ちょっと分量不足で、もっと書きこんでほしかったかなあ、とは思いますが。逆にその読みやすさがいいのかも知れません。

ムメ、カラス、春名丸という3人の登場人物(少女1人に男性2人)の間で育まれる友情が、見ていて気持ちいいです。恋愛に発展する前の、あるとしたらこの物語のあと恋愛に発展するような、そんな一番みずみずしい時間を切り取っています。
最初は春名丸がヒーロー役なのかと思ったらそれはカラスで、カラスがあんなことになってしまうのでドキドキした1冊でした。裏表紙のカラスが恰好いいです。春名丸は、元服したあとがなかなか格好良かった!
いろいろとドキドキしたのですが、最後にもう一声! というかもう一波乱欲しかったような気もします。ドキドキしたのにそのドキドキが昇華されない感じでした……。

そして何より、春風さままいいなあ。もうこの話は春風さまが主役じゃないかとか思ってしまうくらい存在感が輝いている。春風さまがムメやカラスを呼ぶ時の、「羽州の私の娘(息子)」という言い方には、ムメたちと同じく胸がいっぱいになりました。

それでもやっぱり、1冊完結なのがちょっともったいないかなあ。同じ作者様で、シリーズものがあるらしいので、そちらも読んでみたいです。

ヤング・アダルトの方が、平安時代あたりの歴史に興味を持つのにはお勧めの1冊だと思います。と言いつつ私もこの話、好きです。

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夢の書(下)
夢の書(下)
  • 発売元: 講談社
  • 発売日: 2007/06/01

原題 The Book of Dreams
O.R.メリング 著 井辻朱美 訳 こみねゆら 表紙絵
お勧め度★★★★☆(いろいろ思うところはあるけど楽しめました)

「あたしのためにそれをしてくださるんですか?」ダーナの目に、じわりと涙がわいた。知らない相手の親切が身にしみた。「でも、あたしはあなたの一族ではありません」
老女は間髪入れずに、明快に答えた。
「われらはみな、一つの家族じゃ」(p50)

メリングのケルトファンタジー第6弾の下巻。これが本当にシリーズ最終巻ですね。
ボリューム満点で、読むのに時間がかかりましたが、一つの大きなシリーズを読んだ、充実した満足感と感慨があります。
ケルト・ファンタジーといっても、この巻では様々な土地に土着した妖精たちや、神々が出てきます。イヌイットもそうですが、北米のビッグフットとか、はては中国のドラゴンから、ついにはブッダの格言まで作中に顔をのぞかせたり。それがカナダのいいところだと言っていましたが、やっぱりカナダに舞台が変わったからでしょうか。

最初はこの民族なんでもありのちゃんぽん具合に困惑し、正直辟易もしていましたが、この1点こそが作者の伝えたかったことの一つなんだなあと思うにつれ、この混沌具合が癖になってきて読むことができました。

この巻は何と言っても「ジャン……!」って感じの巻でした。ジャン恰好いいですね。表紙が胸にしみます。
他の登場人物たちもそれぞれ幸せで、収まるところに収まって、大団円って感じでしたし。
正直、読んでいていろいろ思うところはありました。でも、最後は読んでいてよかったと思えるようなハッピーエンドでよかったです。その最後も、風呂敷を広げた割にはあっさりしていえうなあとは思いましたけれど。

作中でも、「終わりよければすべてよし」といったような言葉が出てきます。
これこそがまさに、この物語を象徴しているようにも思います。
いろいろ言いたいことはあるけど、読んでよかった、このシリーズに出会えてよかったと思えるような、自分の中では大切なシリーズが、一つ増えたことは確かだと思います。
1冊読むごとに、大好きな本が1冊増えていくような、そんな1冊でした。
このシリーズはお勧めです。

余談。この本(上巻)の最初に、マイケル・スコットに対する謝辞が載っていました。スコットといえば、やっぱりこの物語と似たような作風で書くファンタジー作家ですね。意外なところで作家同士のつながりが見えて、そういうところもなかなかおもしろかったです。

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