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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星
天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2008/02/15

菅野雪虫 著
お勧め度★★★★☆(いろいろと展開の気になる一冊)

「ソニンはソニンだからさ」ミンが言いました。「天山の巫女だろうが、王子の侍女だろうが、何やってたって、あんたはあんただからさ」
うん、とソニンはうなずきました。
(きっとわたしはどんなことにも耐えられる。何を失ったって、わたしがわたしを失うことさえなければ、こうして新しい朝を何度でも迎えられるんだ)(p230)


菅野雪虫さんの「天山の巫女ソニン」シリーズの3冊目。物語も折り返し地点です。
今回の物語の舞台となる国は巨山(コザン)です。
巨山に赴いたイウォル王子とソニンを待つ運命は……!?

いやー、今回のお話も面白かったです! 一日で一気に読んでしまいました。
何より巨山の世継ぎの王女、イェラがとっても素敵でした。賢く、聡明な娘であるために大人びてしまい、心の奥底では友だちがほしいと願いながらもそうすることができない……。
とにかくキリッとしていて、とても素敵でした。
イェラとソニンが友だちになってくれるといいなあ、なんて思ったり。

今回はイウォル王子の成長も見ることができて良かったです。
ソニンとイウォルは、お互いに欠けているものを補い合い、また許し合う関係なのだなあと思いました。

今回は、そんなイウォル王子の過去が明らかになったり、お母さんの故郷に行ったりと、イウォル王子の背景も明るみに出てきた感じです。最初は子供っぽいと感じることの多かったイウォルも、徐々に大人になっていて、読んでいて成長を感じますね。

クワン王子も出てきて、何やら暗躍している様子……。気になります。
とりあえず三国を舞台にし終えた今後の展開が、どういったものになるのか非常に楽しみです。

このシリーズ、面白いです。図書館で借りてきては母と先を争うように読んでいます。
来月には外伝も出る様子。
題名から察するとイェラが主役でしょうか。これまた楽しみです。こちらも機会があれば読んでみたいと思います。
朱烏の星、というタイトルもとても素敵でした。

お勧め。

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ほっと文庫 三毛猫はジャスミンの香りがお好き
ほっと文庫 三毛猫はジャスミンの香りがお好き
  • 発売元: バンダイ
  • 発売日: 2011/08

赤川次郎 著(ジャスミンの香りの入浴剤付き)
お勧め度★★★★★(ほっと一息できる、至福の時間でしたー)

あかねはただ呆気に取られているばかりだった。なぜといって──貝谷茂について来ている男たちはどう見ても普通でない──ギャングにしか見えなかったからだ。

ほっと文庫という、人気作家による短編と、その短編に出てくる香りにちなんだ入浴剤がセットになったシリーズの、赤川次郎さんのものです。一部書店の他、イトーヨーカドーやドラッグストアで取り扱っています。

実は赤川さんは初作家。でも、ほっと文庫は気になっていたし、タイトルは面白そうだし、ずっと気になっていた作家さんだし、三毛猫ホームズは今度ドラマ化するみたいだし、入門編にはいいかなと思い購入してみました。

そして、これは面白い! というか、スタンダートな面白さと、抜群の読みやすさがあって、なんとも心地よいです。これはどんな人だって彼の名前くらいは知っているわけですね。
この本を読んでからジャスミンの入浴剤の入ったお風呂でのんびりしたのですが、ジャスミン茶が飲みたくなりました。

お話としては、短編というより、長編でも行けそうな感じのお話。でも、最後の展開が意外で、まさしくほっとできるところが、ほっと文庫だなあと思いました。ちゃんと三毛猫シリーズなのも嬉しい限りです。
1冊400円くらいなので、読書好きの人にプレゼントするには最適なのもさらに嬉しいところですね。

お気に入りの作家さんのを買うのはもちろん、新しい作家さんの開拓にもちょうどいいのではないかなあと思います。
しかし、こういう形態の本はもっと増えても良いかなあと思いました。読書と入浴剤なんて、最高の癒しだと思うので。

お勧めです。

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母親 (あなたの知らないアンデルセン)
母親 (あなたの知らないアンデルセン)
  • 発売元: 評論社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2005/03

原題 Historien om en Moder
ハンス・クリスチャン・アンデルセン 作 長島要一 訳 ジョン・シェリー 絵
お勧め度★★★★☆(4・5くらい。アンデルセン童話の中でもシビアな2編が堪能できます)

「この子、手元においとけるかしら。あんた、どう思う?」と母親が言いました。「まさか神さまがあたしの手から取ってったりしないでしょうね?」
すろと年寄りは、それは実は死神だったのですが、そうだともそうでないとも取れるあいまいなうなずき方をしてみせました。 (p7)

友人から譲り受けた絵本(ありがとう!)
アンデルセン童話の中でも、そこまで有名ではない「母親」と「モミの木」の二編を収録した絵本です。
表紙の死神さんが忍者に見えたのは秘密です。うん、読んでみたら確かに描写どおりだった!

この話はどちらも初めて読むお話だったのですが、なかなか(かなり?)シビアなお話でびっくりしました。とくに「母親」はつらい。
まさしく冬の寒さのような、身を切る厳しさが待っていて、人生とはかくも残酷で、理不尽なものなんだなあと思わされます。まあ、そのかくも理不尽で残酷な人生を描写するのが、童話という物のもつ使命というか、テーマなのかな、と思うわけなので、この「母親」の話はある意味童話の真骨頂なのかもしれません。

「モミの木」は、これまたいかにも童話らしい物語でした。つまりオーソドックスで、展開がわかりやすいという意味でしたが、なかなかお気に入りの話です。
あえてモミの木をテーマにするところが、なんとも外国人作家らしいよなあ、と感心したり。
無残に踏みにじられていくモミの木の、最後に残った頂上の星の輝きが、なんとも哀しく、モミの木の栄光と、狭い世界を象徴しているようでした。

しかし、やはりアンデルセン童話は好きだなあ。デンマークという北欧の国で生まれた話だけに、ところどころに感じる厳しさと寒さ、そうしてそのなかに輝く哀愁的な美しさには、胸を打たれるものを感じます。

絵本ですが、絵もなかなかいい感じです。すぐ読めるので、何か絵本が読みたくなった時などには、お勧めの1冊です。

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天山の巫女ソニン  2  海の孔雀
天山の巫女ソニン 2 海の孔雀
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2007/02/27


菅野雪虫 著
お勧め度★★★★☆(面白かった。安心して読める面白さです)



「まあ、ソニンがいいならいいけどさ。ほんとに欲がないんだから。なんか、自分から苦労する道を選んでるような気がするよ」
「大丈夫。苦労する道を選んだとしても、不幸になる道は選んでないから」(p254)

菅野雪虫さんの「天山の巫女ソニンシリーズの2巻。
沙維(サイ)の国の末の王子イウォルは、江南(カンナム)の第二王子クワンに誘われて、江南に留学することになります。しかし、江南は沙維の国以上に陰謀が渦巻く国だった! またもや陰謀に巻き込まれるソニンの運命は……!?

というようなお話。

いやー、この話は面白かったです! ちょっと、展開に動きがあるまで結構かかるのが難点だったのですが、半分よりちょっと前くらいから急に物語が動き出し、一気読み間違いなし!1巻でクワン王子が気になっていたわたしとしては、今回はクワンがメインのお話だったので大満足でした。それにしても今回の「海の孔雀」というタイトルは、クワン王子のことだったのね。

ソニンはあんまり嫌みのない主人公なので、読んでいて本当に安心して読めます。ほんとう、小学校の教科書に載せたい物語です。
でも、子供向きだと思って読んでいると、結構鋭いことが書いてあって、ドキッとしてしまいます。そこがこの本の魅力かな。(というか作者さんの魅力でしょうか)

1巻で登場していた、ミンやイルギと言った人々も、引き続き登場していてよかったです。
イルギはソニンの義理のお兄さんになっていてびっくりした。そうしてミン、こういう子好きです。ソニンはこういう現実的でしっかりした子が友だちなのが本当に恵まれているな、と思いました。
しかし、前の巻に出てきた人が安定して出てくると、シリーズものって感じがするし、やっぱり嬉しいものですね。

逆に、今回ちょっと悲しく感じたのが、江南の王妃様でしょうか。まあ、こういう育て方をされてしまったことによる性格の悲劇なのでしょうが……。前の巻に出てきたレンヒと同じく、一歩間違えればソニンもこういう風に育っていたという、鏡のような存在なのかも知れません。

今回は、イウォル王子の活躍が少なかったのが残念といえば残念。でも、またまた気になる登場人物(リアンやセオ)が出てきたので楽しみです。
沙維、江南ときて、次の舞台は巨山(コザン)になるのでしょうか。そのあたりも楽しみです。

なかなかお勧めのシリーズです。

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水晶の涙 (ハヤカワ文庫 FT 54)
  • 発売元: 早川書房
  • 発売日: 1983/07/15

原題 The Mermaid's Three Wisdoms
ジェイン・ヨーレン 著 村上博基 訳 中山星香 絵
お勧め度★★★★☆(ヨーレンらしい、美しい物語)

(涙が二粒)ふと、メルーシナは思った。(もうあたしのために、水晶の涙が二粒も流れた)(p22)

20世紀のアンデルセンと呼ばれる、ジェイン・ヨーレンの長編。(というより中編??)

人間の女の子に姿を見られ、海から追放された人魚の少女、メルーシナ。
彼女は陸で、自分の姿を目撃した、耳の聞こえない少女ジェスと出会い、交流を深めていくのです……。

というようなお話。

なんともヨーレンらしい、美しい抒情性にあふれたおとぎ話ですね。陸に上がった人魚には舌がないとか、既存の人魚のイメージも大切にしているのが、個人的には好感触です。
海の描写、海で暮らす人魚たちの生活の様子が、なんとも美しく、そうして楽しそうなのでお気に入り。泡で会話するとか、手で会話するとか、いいなあと思います。雰囲気を壊さないどころか、引き立てている描写のように感じます。
ジェスとメルーシアが、お互いの交流を通して成長していく様子が、それを見守るキャプテンAの様子が、なんとも優しげで胸があたたかくなります。そうして二人は、陸も海も、結局はほとんど変わらない、同じものなのだと気づいていくのです……。

200ページに満たない薄い本ですが、主人公の少女が障碍を持っているなど、なかなか現代的な視点ですし、考えさせられるところも多く持っている名品です。分量的には、ちょっと物足りない気もしましたが、この短さが逆に良いのでしょう。

中山星香さんのイラストも良い。
物語はあくまでスタンダートなおとぎ話で、展開なのですが、読んでいて心が温まるような、そんな1冊でした。

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