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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
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Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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ワーキング・ホリデー
ワーキング・ホリデー
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,550
  • 発売日: 2007/06


(2012年感想55冊目)

坂木司 著
おすすめ度★★★★★(自信をもっておすすめの1冊です)

突然だけど、初対面の子供に親だって言われたら、あんたはどうする?

目の前に子供が立っている。どう見ても小学生で、ついでに男。さらに言わせてもらうとここはホストクラブで、俺はその仕事中。(p8)




覆面作家、坂木司さんの得意とする、お仕事系日常もの。坂木さんはミステリ作家なので、これもミステリかな? と思ったらミステリ要素はあまり(ほとんど?)なかったです。そこはちょっと残念かな。


あらすじは、ホスト業をしている主人公、沖田大和のところに、息子だと名乗る小学生、神保進がやってくる。
進は夏休みの間だけ、大和の家に住むという。
そうして、仕事で不祥事を起こした大和は、宅急便ドライバーとして働くことに。どうなる大和の夏休み!?

というようなお話。

これはおもしろかったです! 温かくて、ほんわかして、少し泣ける。まさしく坂木さんが得意としているような、安心の1冊ですね。読みやすいので、一日もあれば読めてしまいますし。
なにより、大和と進君の二人のやり取りはもちろんだけど、二人を取り巻く環境も素晴らしい。オカマのホストオーナー、ジャスミン。王道ホストの雪夜。上客のナナ。宅急便会社で働く同僚たち。
こんな人たちに囲まれて仕事したいなあと、坂木さんの作品を読むといつも思います。


それに、この本を読むと宅急便業に関する見方も変わってくること間違いなし。宅急便屋さんに、感謝したくなってしまいます。

また、進君が本当によくできた息子なのも涙を誘います。
次回作ももう出ていて、その舞台は冬休み。この一家に何か進展があるのかなあ、などと、とても楽しみです。
そのまま2時間ドラマにもなりそうな、完成度の高い一冊です。

本当に誰にでもおすすめできる、そんな1冊です。
興味のある方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。

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ブラック・ダイヤモンド 1 (フォア文庫 C 232)
ブラック・ダイヤモンド 1 (フォア文庫 C 232)
  • 発売元: 理論社
  • 発売日: 2010/10/01

(2012年感想54冊目)

令丈ヒロ子 著 谷朋 イラスト
おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。面白いですが、ちょっと物足りないかな?)
 
「……もう、美影ちゃん。そんなわけないでしょ? だって……」
「いや、きっとそうだって。わたしが男の子だったら、もう灯花理のこと大好きでずーっと追いかけちゃいそう」(p129)



「若おかみは小学生!」シリーズで有名な令丈ヒロ子さんの別シリーズもの。


ママを亡くした灯花理(あかり)は、怖いおばあちゃんの家に引っ越すことに。あるとき、ママの部屋でママの日記を発見する。そこには、B・Dと謎の言葉が書いてあって……? 近くに住んでいる仲良しの従姉妹、美影(みかげ)ちゃんと一緒に、灯花理はB・Dについて調べ始めるが、学校でもいろいろなことがあって…!? 

というようなお話。


ブラック・ダイヤモンド。
どことなく、女の子であれば魅力的に感じてしまう言葉ですよね。この話はそのブラック・ダイヤモンドにまつわるお話です。はたしてブラック・ダイヤモンドとはなんなのか? 気になってしまいます。

なんというか、とても女の子女の子したお話でした。でも、おもしろかったです。だからこそ、一巻完結で事件が終わらないことにびっくりしてしまいましたし、続きが気になって気になって仕方ありませんでした。

なにより、キャラクターがどの子もかわいらしくて、ガールズ・サスペンスとして魅力的です。灯花理や美影もいいですが、須藤さんをはじめ、叔母さんやおばあちゃんまで、とっても魅力的です。そんな彼女たちの友情や日常が、ある意味ではブラック・ダイヤモンドよりも鮮明に輝いています。

児童書ですが、なかなか奥の深いところもお気に入りです。小学生の時期って、意外と多感で、善悪とか、嫌なこととか、そういうのがはっきりと出てくる時なのですよね。
なにはともあれ、ブラック・ダイヤモンドとはなんなのか? いったい灯花理の学校生活に何が待ち受けているのか。続きが気になります。
ただ最後、灯花理が見つけたかもしれないブラック・ダイヤモンドの輝きだけは、どんな宝石よりも貴く、人間の中で輝くものなのかもしれないなあと思います。


そしてこの本の見どころは、やっぱり美影ちゃんとの友情でしょう。従姉妹でありながら、同じクラスでもあり、強い絆で結ばれた灯花理と美影ちゃんの友情は、それこそブラック・ダイヤモンド以上でした。
続き物だと知らずに読んだのでちょっと肩透かしを食らって物足りなかったのですが、続きも読んでみたいと思います。


ちなみに、出版元の理論社が今はなくなってしまったので、現在は岩崎書店から刊行されています。


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ドラゴンランス(3) 氷壁の白竜
ドラゴンランス(3) 氷壁の白竜
  • 発売元: エンターブレイン
  • 発売日: 2002/05/31

(2012年感想53冊目)

原題 DragonLance Chronicles -Dragons of Winter Night
マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン 著 安田均 訳
おすすめ度★★★★☆(4・5くらい。何度も読み返した名作です)

「与えられた愛を否定したり、失うのが怖いからといって愛を与えるのを拒んだりしたら、われわれの生は虚しくなり、失うものはいっそう大きくなってしまいます」(p217)


私の大好きなファンタジー小説、ドラゴンランス戦記の3冊目。原本2冊目の最初の部分に当たります。
この本は、二つの愛の物語です。

パックス・タルカスからの難民を連れて、うるわしの都タルシスに向かった一行。しかしタルシスで、絶望的なドラゴンの襲撃にあい、パーティは分断されてしまう。
「今生の訣れとなる定めの……」とレイストリンにささやかれる中、いったいこの旅路はどうなってしまうのか?

といったようなお話です。

この話はもう大好きで大好きで、何回読んだかわかりません。アルハナとスタームの恋、ギルサナスとシルヴァラの恋、この物語のハイライトとなる二つの恋はどちらも悲しく、甲乙つけがたいものです。そこに、タニスとローラナの愛やリヴァーウィンドとゴールドムーンの愛、キャラモンとティカの愛などが重低音を奏でかなかさなり、この本を素晴らしい愛の物語にしています。

特にギルサナスとシルヴァラがお互いの気持ちを確かめあうシーンは、作者も言っていたとおり、最高のシーンの一つだと思います。本当に好きです。

私は常々、ドラゴンランスは愛の物語だと思っているのですが、この本を読んでいると本当にそう思います。
今まで険悪だったパーティが、それぞれ友情を表現していったり、自分の道を進んでいったりする様もいいですね。
久しぶりに読んだら、レイストリンがとても好きになりました。今までそうでもなかったのにな……。変わったなあと思います。

ドラゴンランスのすべてを肯定するわけではありませんが、心から面白いシリーズだと思います。
おすすめです。

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銀のキス
銀のキス
  • 発売元: 徳間書店
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2001/03

(2012年感想52冊目)

原題 The Silver Kiss
アネット・カーティス・クラウス 著 柳田利枝 訳
おすすめ度★★★★☆(不思議な雰囲気に引き込まれてしまいます)

「だが死はやってこない」サイモンはつぶやいた。「おれには死がない。愛がやってくるはずがない」(p90)


図書館で見かけるたびにずっと気になっていたお話。やっと読むことができました。
末期がんの母親を持つゾーイ。仲の良い親友のロレインは遠方へと引っ越しが決まっています。変わっていくことを恐れるゾーイと、変わることなき生を生きる吸血鬼の少年サイモン。二人が出会ったとき、二人にちょっとした変化が訪れます。

この話はよかった!全編にわたって、死というものが不思議な感覚や雰囲気とともに香り立ちます。思わず、読んでいて引き込まれてしまいます。
死を身近に感じながらも実感できないゾーイ。死ぬことができない吸血鬼の少年サイモン。二人は決定的に違うようで、お互いに死について思いをはせている。だからこそ惹かれあう二人。とっても納得できました。

物語はサイモンの悪い兄クリストファーを交え、最後は彼に立ち向かっていくことで終わりに向います。
そのあと、サイモンが自分自身に下した結末がよかったです。ラストシーン、好きです。

吸血鬼の描写としては、非常にクラシックな感じの描写で、逆に好感が持てました。サイモンが吸血鬼であるとあまり明言されていないところもいいです。非常に作品の幻想的な雰囲気とマッチしています。

何とも言えない幻想的な雰囲気が作中に漂っている作品です。そうして、いろいろなことを考えさせてくれる良書だと思います。
ゾーイの書いた、「死にあらがうための呪文」読んでみたかったです。
いろいろと後を引くお話で、再版された原書には後日談と前日譚がついているとか。ちょっと気になります。

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翼の帰る処 上 (幻狼ファンタジアノベルス S 1-1)
翼の帰る処 上 (幻狼ファンタジアノベルス S 1-1)
  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 945
  • 発売日: 2008/10/31

(2012年感想51冊目)

妹尾ゆふ子 著 ことき イラスト
おすすめ度★★★★☆(良質なファンタジー作品です)

「そなたの」
ヤエトの言葉を遮った声は、おそろしく低い。
ゆっくりと、皇女はくり返した。
「そなたの、望みはなんだ」
「隠居です」(p184)


妹尾ゆふ子さんの「翼の還る処」第一巻。
妹尾さんはなかなか良質なファンタジー作品を書くので、お気に入りの作家のひとりです。
魔法の庭が好きだったので、こちらも読むことにしてみました。

過去を視る力のある病弱で隠居願望のある尚書官のヤエトは、歴史すら存在しない見放された地域、北嶺に左遷される。そのすぐ後に、帝国の皇女がヤエトの上官(太守)として赴任してきて……?
というお話。

このお話は面白かったです!
まずはなにより、主人公ヤエトの設定がいい。病弱で隠居願望があって、厄介ごとには首を突っ込みたくないのに突っ込まざるを得ない状況に立たされてしまう損な役回り……。(というか中間管理職)
そんな彼の背負うものの重さと苦悩に、思わず胸がきゅんとしてしまいました。
物語はヤエトの過去を絡めて、ますます大きくなっていきそうな予感をはらみつつ下巻に。楽しみです。

何より、イラストのヤエトが素敵ですね。表紙の人がヤエトですが、こんなにイケメンだとは! あとは登場人物もみんな素敵でよかったです。
物語は大きくなりそうな予感をはらみつつ、まだまだどうなるかわかりません。ただ、注目は竜の血を引くという皇族たちの存在と、ヤエトの故郷である古王国の血脈でしょう。
それらがどんな役割を担うのか、大変楽しみです。

何よりヤエトの大人な感じのキャラクターがいい。そんなヤエトが皇女と同じく、暗闇が苦手だったりするのがたまらなくツボです。この巻の最後で、ヤエトは皇女の名前を知ってしまいます。そのシーンがよかった。妹尾さんは、美しい描写を書くのが得意だなあと思いました。
鳥で空を飛ぶ描写とかも美しくて好きです。

本当に良質のファンタジー作品だと思います。気になっている方がいたら、ぜひ読んでみてください。
おすすめ。

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