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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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(2012年感想94冊目)

原題 A Caress of Twilight
ローレル・K・ハミルトン 著 阿尾正子 訳
おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。面白かったけどちょっとあっさり? 後編に期待です。)


数年の異郷生活のあと、わたしはやっとのことで少しだけ故郷を取り戻した。故郷は昔とほとんど変わらない。美しく、エロティックで、そしてきわめて危険だ。(p27)


パラノーマル・ロマンス、「メリー・ジェントリー」シリーズの第二作目の前編。
100年前にシーリー・コートを追放されたハリウッド女優、メーヴ・リードがメリーに接触を図ってきた。そしてアンシーリー・コートからは、とんでもない敵が逃げ出してしまったようで……!?

というようなお話です。

いやー、やっぱりこのシリーズは面白いです。読みだしたら止まらない変な中毒性のようなものがある。
女王の闇と呼ばれ、メリーの右腕的存在であるドール、メリーを心から愛しているフロスト、メリーをいつでも楽しませるリース、純粋なゲイレンに気弱なニッカ。それにゴブリンのキットー。
綺羅星の如きヒーロー候補に囲まれて暮らすメリーの暮らしも、なかなか大変な様子が忍ばれます。
それにしても、メリーとフロストのあいだに一体何があったんだろう。これはふたりの関係が変わりすぎていてびっくりしました。
リースは相変わらずで、そもそもこのお話はリースにかなりのページがさかれているので、リース好きには嬉しいです。あと、ゲイレンの裸エプロンはなんというか衝撃でした。
と、いろいろな見所や笑いどころはあったり、感動さえできるところもあるのですが、物語の本筋や敵が見えてくるのはこの本の最後の方なので、なんとも勢いというか展開の面白みに欠ける印象があります。
とはいえ、相変わらず美形なんだか不気味なんだかわからないヒーローたちとメリーの関係は楽しく読み応えがあり、ベッドシーンが一巻に比べると格段に減ってその代わり近衛兵ひとりひとりとメリーの心理的な結びつきにスポットが当てられ、一巻とはまた違った読み応えがありました。
下巻を読むのが楽しみな1冊です。いつか作者の別シリーズも読んでみたいなあ。

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時間のない国で 下 (創元ブックランド)
時間のない国で 下 (創元ブックランド)
  • 発売元: 東京創元社
  • 発売日: 2006/11/18



(2012年感想93冊目)

原題 The New Policeman
ケイト・トンプソン 著 渡辺庸子 訳
おすすめ度★★★★☆(4・5くらい。不思議とのんびりした気分になれる作品。)


「いくらでもなかったよ」と、JJは言った。「だって、お金じゃないんだから。びっくりするかもしれないけれど、最近は『ダウドの九番』で買い物ができるのさ」(p205)


アイルランド音楽ファンタジーの下巻。
JJ・リディは母親の誕生日に時間を買うためにティル・ナ・ノグに赴いた。しかし時間の流れが違うために、現実世界ではJJは行方不明になっていることになって……? 一向に忙しくなるばかりの現代とティル・ナ・ノグは、一体どうなってしまうのか!? 
というようなお話です。

いやー、この本は面白かったです。何より全編を彩るアイリッシュメロディーと、ティル・ナ・ノグの描写がいいです。ティル・ナ・ノグがすごくほのぼのしてて、現代社会に対するメッセージのようにも思えました。下巻は、読み始めたら一気読みでした。

JJとアンガスの交流が良かったです。音楽を一緒に演奏したり、いろいろお話したり……。アンガスは実は……!? っていうのもファンタジーらしくていいですね。
ほのぼのしてるだけあってほのぼのとしたラストですが、最後はちょっとドキドキできる部分があるのも良かったです。
続編(?)もあるのかな? ティル・ナ・ノグから帰ってこなかったアン・コーフのことなど、いくつかの謎があるので、続編もあわせて読んでみたいと思います。

とにかく、いろいろと考えさせてくれる、素晴らしいファンタジーだと思います。現代だからこそ生まれた、まさしく現代ファンタジーの珠玉の一冊だと思います。
最近妖精物のファンタジーを多く読んでいますが、妖精を信じる心というものは失いたくないなあと、そんなことを考えさせられました。お勧めです。

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時間のない国で 上 (創元ブックランド)
時間のない国で 上 (創元ブックランド)
  • 発売元: 東京創元社
  • 発売日: 2006/11/18



(2012年感想92冊目)

原題 The New Policeman
ケイト・トンプソン 著 渡辺庸子 訳
おすすめ度★★★★☆(4・5くらい。アイルランドの伝統音楽と一緒に読みたい。)


「本当に」JJはうなずいた。「時間って、どこに行けば買えるんでしょうね?」
アンが笑った。「それはこっちが知りたいわ。でも、みんなその表現をずいぶん簡単に使っていると思わない? 時間を買う。そんなこと、無理なのに」(p134)


アイルランド音楽ファンタジー。
JJ・リディは伝統的な音楽一家に生まれたフィドル&フルート奏者の15歳の男の子。いつも時間に追われて生きているが、最近特に時間が足りない……。そんなJJが、母親の誕生日に時間をプレゼントすると約束したために、とんでもないことに足を踏み入れて……!?
というようなお話。

いやー、このお話は面白かったです。章末にアイリッシュのトラッド音楽の楽譜がついていて、わたしはYou tubeでそれぞれの楽曲を検索し、BGMにしながら読んでいました。そうすると、雰囲気もおもしろさも倍増するように思います。そういう読み方はでも時間がかかるので無理という方は、アルタンとか聞きながら読むといいかなあと思います(わたしは後半はそうやって読みました。)

現代社会では、多くの人が時間が足りないという悩みにおかされています。そういう私も、24時間じゃたりない、とつくづく思いながら生きています。でも、本当に時間が足りなくなっていたら、忙しすぎてそのことにも気づかないんだろうなあと思います。そうして、大事なもの(想像力とか)が失われていくんだろうなあ。
アイルランドの音楽の歴史に触れられたのも良かったです。

それにしても、ティル・ナ・ノーグの書き方が、本当にのんびりしていて素敵です。現代社会の時間が、そちらに「漏れ」ているなんていう発想も素敵。
話の本筋に入るまでがいささか長いのですが、後半はちょっと話に進展があるので、このまま下巻に期待したいと思います。

しかし、音楽を聞きながら読書するのは、ある意味とっても贅沢な至福の時間でした。そんな満足感を与えてくれた1冊です。

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(2012年感想91冊目)

原題 The Iron King
ジュリー・カガワ 著 宮崎真紀 訳 彩 表紙絵
おすすめ度★★★★☆(面白かったです。次の巻も気になる。)


「持ち物はそれで全部?」
アッシュが尋ね、わたしはうなずいた。
「うん。必要なものは全部あるから。さあ、行こう」(p291)



ジュリー・カガワさんのデビュー作、「Iron Fey」シリーズの第一作目の邦訳の下巻。
ミーガンは弟のイーサンを助けるために、親友のロビー・グッドフェロー(パック)猫妖精のグリマルキン、冬の国の美王子アッシュとともに旅立つが、とんでもない敵がネバーネバーを襲おうとしているのを知ってしまい!?

というようなお話。
下巻からは展開が一気に進み、ぐいぐいと読ませられました。
科学技術から生まれた鉄の妖精たちという発想が面白いなと思います。現代社会へのメッセージ的なニュアンスもあるのでしょう。「必要なものは全てもってるから」とミーガンはいいます。現代社会でも、本当に必要なものは多くないのかもしれないですね。

それにしてもミーガンは、何でもかんでもすぐ取引しすぎで、読んでいるこっちがヒヤヒヤしてしまいました。これらの取引のほとんどは次巻以降への伏線となっているようなので、きっと次巻も読んでしまうんだろうなあ。それにしてもアッシュはアンシーリー(悪い、祝福されていない妖精)の国の王子なのに、いいやつすぎます。わたしは、作者の贔屓を感じても断然アッシュ派です。アッシュとパックの過去をもっと読みたいです。

しかし、アッシュとパック、二人のイイ男から「姫」と呼ばれるミーガン。上巻は薄味だったロマンス要素も、下巻はそれなりで嬉しかったです。向こうでは、ロマンス・ファンタジーなんていう日本にはあまり馴染みのないジャンルもYAに多いんですよねえ。
しかし下巻はパックがほとんどいいところなしだったので、巻き返しを測れるのかだろうか。そもそも公式HPによると、次の巻は、敵が味方に、味方が敵になるとか。パックとアッシュはどっちにつくのか!? 今後の展開が気になりますね。

全体的に、色々な作品のいいところどりって感じの作品です。でも、面白いと思います。ロマンスレーベルだからと思って読まないのはもったいない作品だと思います。というか出す出版社間違えてないかしら……、とちょっと不安に。
なにはともあれ、次の巻も楽しみな1冊です。

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(2012年感想90冊目)

原題 The Iron King
ジュリー・カガワ 著 宮崎真紀 訳 彩 表紙絵
おすすめ度★★★★☆(テンポのいいYAファンタジー。サクサク読めます。)

「ちょっと違うな、姫。そう難しく考えることはない。ネバーネバーへの入口は、信じる心や想像力、空想力であふれている場所に現れる。たとえば、子ども部屋のクローゼットや、ベッドの下なんかに」(p112)


ジュリー・カガワさんのデビュー作、「Iron Fey」シリーズの第一作目の邦訳。
好みのあらすじだったので、色々なところでやってた献本に応募したのですが、どれも当たらず、思わず購入に踏み切ってしまいました。
一部店舗ではおまけにブックマーカーがついてて、なんだか得した気分に。内容も面白いかどうか不安だったのですが、よかった、面白かった! と一安心の1作でした。

弟が妖精界にさらわれた! 地味で冴えない女の子のミーガンは、親友のロビーと一緒に弟を助けるために妖精界へと旅立った! しかしそこで、自分が人間と妖精王のあいだに生まれた混血の姫だなんてきかされて……?? というお話です。

作者様のルーツは苗字から察せられるように日本にあるようで、日本の漫画が大好きなのだとインタビューで答えていました。なので、キャラクターや展開が漫画的な部分もあり、映像が鮮やかに浮かんで、さくさくと読み進めることが出来ました。様々な色彩にあふれる世界は、読んでいてドキドキと面白かったです。

ロマンスレーベルから出ている割にはロマンス要素は薄味。でも、ロビーより既に断然アッシュ派なわたしは、彼との踊りのシーンが印象に残りました。ロマンス要素は「トワイライト」みたいな感じの雰囲気でした。相手がヴァンパイアか妖精かって話ですね。

でも、正直言うと個人的にはページをめくる手が止まらず、一日で読み切ってしまったほど。ロマンスとかそんなの関係なく、普通のファンタジーとして、面白かったです。さまざまな妖精が出てくるところも、妖精好きとしてはうれしい。現代的な要素と古の妖精たちがどう絡んでいくのか、下巻も楽しみです。

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