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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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つづきの図書館
つづきの図書館
  • 発売元: 講談社
  • 発売日: 2010/01/15




(2012年感想109冊目)

柏葉幸子 著  山本容子 挿絵
おすすめ度★★★★★(面白かった! ぜひ大人にも読んで欲しい児童書です。)

「本をさがすんですよね。」
「いやいや。本をさがしてもらいたいのではない。青田早苗ちゃんのつづきが知りたいんじゃ。」(p16)



読書メーターで面白そうな本を見かけたので、早速読書してみました。
アラフォーの山神桃さんは、四方山市の図書館に再就職した、ちょっとくたびれた女性です。そんな司書の桃さんに、絵本の中の登場人物たちが、読者の続きを知りたいから探してくれないか・・・。と訪ねてきて・・・?

というお話。

これは面白かったです! 読めて良かった!
本を読み終わると、その本の続きが知りたくなることってありますよね。それと同じように、本の中の登場人物たちも、わたしたち読者のその後が知りたいんじゃないか・・・。そんな発想から描かれている一冊です。
今までそんなこと考えたことなかったけれど、これはとても素敵なことだと思いました。大好きな本の登場人物たちが、自分のことを気にかけてくれているのならば、それほど素敵なことってないと思います。
そうしてまた、本を大切にしなきゃなあと思った1冊でもありました。一生そばに置いておける本は少ないけれど、一生そばに置いておけるような本が人生で見つかったらいいな・・・、などと思ってしまいます。そんな本って、本当に少ないでしょうしね。

この本のお話としては、児童書なのにアラフォーの司書さんが主役というのもほかの本と一線を画していて、そんなところも、子供だけでなく大人に読んで欲しい一冊です。話の内容も、大人の事情というかが大いに関わっていて、そんなところも、大人のための児童書といった感じでした。
最後の伏線回収も心温まるものがあり、本当に読んでよかったと思える一冊になりました。
登場人物たちもみんな愛おしい登場人物ばかりで、読んでいてそれこそ、桃さんの続きが読みたい! という気持ちになってしまいました。まあ、この1冊で綺麗に完結しているので続きは出ないのでしょうが、そんなふうに思わせてしまう作者様は本当にうまいですね。
とても素敵な本でした。おすすめ。

 

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(2012年感想108冊目)

スーザン・クーパー 著  浅羽莢子 訳
おすすめ度★★★★☆(4・5くらい。キャラクターとウェールズの自然が魅力的)


「人間って複雑だね」と悲しげに言った。
「そうとも」(中略)「だがな、君らと君らの敵が戦いを終えたあと、ウィル・スタントン、最後に世界の運命を決めるのはまさにこういった人間なんだよ。」(p157)



「闇の戦い」シリーズ三作目。
肝炎を患い、ウェールズの親戚のもとに療養にきたウィルに、闇の魔の手がのびようとしています。そうしてウィルはウェールズで、不思議な少年、ブラァンと出会い・・・。
といったようなお話です。

久しぶりに読んだけど、やっぱりこのシリーズは面白いです!
何気ない日常生活の中に忍び寄る「悪」の恐ろしさ、残酷さやそれに対する「光」の酷薄さが、なんとも良く描かれていますね。この、日常生活と溶け合ったファンタジィの描写に、心がとてもときめきます。

また、この巻から、今までその存在を匂わす程度だったアーサー王伝説の存在が、色濃く現れてきます。アーサー王伝説が好きなので、この展開は嬉しいです。
新しく登場した少年ブラァンも、なんと魅力的なことでしょうか。彼の正体(?)は割とすぐ想像がついてしまいますが、それでも胸震えるものがあります。
とにかくこのブラァンとウィルが魅力的で、あっという間に読み終えてしまいました。
しかしこのお話、あるいはシリーズ全体を覆う、えも言われぬ悲しみのようなものが、わたしはすごく心惹かれてしまいます。
カーヴァルを失ったブラァンの悲しみ、グウェンを失ったブラァンの父親の悲しみ・・・。様々な悲しみが本著には溢れています。そうして、そこがまたたまらなく良いのです。

またウェールズの風土や自然も魅力的な一冊となっています。いつか、ウィルたちの活躍したウェールズまで行ってみたいな、とそんなことを考えながら読書していました。
それにしても私にとってブラァンが魅力的すぎて、本当に愛おしいシリーズとなったのは間違いありません。次の最終巻では、ウィルやブラァンやドルー兄弟が加わって、またもや楽しめそうな一冊になりそう。読むのが楽しみです。
巻を追うごとに面白くなっていくシリーズだと思います。

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ほうらいの海翡翠  西原無量のレリック・ファイル
ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック・ファイル
  • 発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/12/23



(2012年感想107冊目)


桑原水菜 著  睦月ムンク 表紙絵
おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。最近の桑原さんらしさの詰まった一冊。)


「“大切なものが土の中で待ってる”んじゃないのか?」(p145)


思い入れのある作家の一人、桑原水菜さんの作品です。
桑原作品を読むのはシュバルツヘルツ以来となります。
読んだ感想は一言で言うと、「最近の桑原さんらしさが詰まっている1冊」と言ったところでしょうか。
遺跡発掘という題材の選び方から、話の運び方、登場人物の関係性まで、「炎の蜃気楼」のような濃厚なものではないかもしれないけれど、最近の桑原さんらしい書き方をしていて、悪くはないと思いました。なんというか、「シュバルツヘルツ」が好きだった人向けの作品かなあと思いました。きっと桑原さんは、今はこういうお話が書きたいのでしょうね。読んでいて、昔はすごく好きな作家さんだっただけに、すごく懐かしい気持ちがありました。
今はもう昔のような情熱をもって読むことができない作家さんかなあとは(悲しいけれど)思ってしまうのですが、それでも折りに触れて手にとってしまう作家さんなんだろうなあとは思います。

遺跡発掘とか、鉱石のこととかはいまいちわからないのですが、桑原さんらしい勢いのある話運びに圧倒されて、読み進めることができました。
これは無量と忍の、友情物語なのだなあと思います。でも私は、自分でも意外なことに萌絵が好きですね。桑原さんの書く元気で強い女子、嫌いじゃないのです。

お話としても、サスペンス的な要素があって、新しいかなあと思いました。人は死ぬけど、ミステリではないよね。でも一般書として出るような話かなあという気もします。やっぱり、桑原さんはラノベレーベルで活躍して欲しい作家ですね。

ちなみにタイトルにもなってる主人公の名前は、サイバラムリョウと読みます。ずっとにしはらだと思っていました。
続編のありそうな終わり方をしていましたが、とりあえず無量と萌絵の関係は、現状維持が一番好きです。
うーん、楽しめたけれど、なんというかいろいろあっさりな感じの作品でした。

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煉獄姫 五幕 (電撃文庫)
煉獄姫 五幕 (電撃文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2012/05/10




(2012年感想106冊目)

藤原祐 著  kaya8 イラスト
おすすめ度★★★★☆(まさに最初からクライマックスな怒涛の展開です)


「大丈夫よ。私は怖くなんかないわ。だってフォグがいるもの」
他ならない自分が傍にいて、手を握っているからーー
「フォグもよ。恐がる必要なんてないわ。だって私がいるもの」(p44)



「煉獄姫」の第五幕。次で最終巻の予定らしいので、正しくクライマックスという内容になっています。
王都に煉禁術で作られた幻獣が跋扈し、それぞれのキャラクターたちの前に立ちはだかります。そうしてその間、すべての首謀者のユヴィオールは、着々と計画を遂行していき・・・。というようなお話です。

作者様、登場人物それぞれに、ここまで追い討ちをかけますか! といったようなキャラクターの追い詰め方で、登場人物たちはほぼ最大のピンチを迎えています。いやー、いっそ清々しいくらい。
これ、フォグたちに勝ち目はあるのでしょうか・・・。今ではユヴィオールの計画が完璧すぎて、勝ち目なんて見えてこないというくらいで、空恐ろしいです。ユヴィオールの計画も完璧すぎて、崩れだしたら脆そうなので心配です・・・。

明らかにされたローレンの雛の四人目は、お前か! という感じで驚きでした。でもその四人目も明らかになった瞬間あっけなく殺されてしまうので、なんだかクライマックスに向けてお掃除が始まってるのね・・・。と残念な印象も拭えませんでした。
残念といえば二巻からずっと再登場を待ち望んでいたイーサ嬢も、再登場してすぐに、醜態を晒して退場してしまったのはちょっと残念でした。いや、イーサは素敵でしたが。
トリエラも、最後に人間らしさを取り戻したとはいえ、悲しいなあ・・・。

なんというか風呂敷のたたみ方と同時に広げ方が凄まじくて、一体最終巻はどこに着地するのか予想があまりつかないところです。
初めて読んだ藤原作品で、すっかりはまってしまっているので、できれば納得のいく終わり方をして欲しいところです。
しかし、気になる伏線もたくさん撒かれていて、どうなるのか楽しみです。個人的には主役側にもユヴィオール側にも頑張って欲しいところ。あと、ユヴィオールに捨てられたニーナにも、何か一矢報いて欲しいですね。

個人的には、キリエの可愛らしさと、老執事の格好良さとにしびれた巻ではありました。
本当、最後は一体どうなるというのでしょう。今まで最初の1冊以外は図書館でしたが、最終巻は購入して読もうと思いました。楽しみです。
展開的には色々な人がお掃除的に退場していったので、ちょっと残念なところもありましたが、面白かったです。
でも、ユヴィオールは転生前の姿の方が好きだったかな・・・。

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ライオンと魔女 (カラー版 ナルニア国物語 1)
ライオンと魔女 (カラー版 ナルニア国物語 1)
  • 発売元: 岩波書店
  • 発売日: 2005/05/27


(2012年感想105冊目)

原題:The Lion, the Witch and the Wardrobe
C・S・ルイス 著 瀬田貞二 訳 ポーリン・ベインズ 挿絵
おすすめ度★★★★★(雪に閉ざされたナルニアがとにかく幻想的です。)

アダムの肉、アダムの骨が
ケア・パラベルの玉座について、
悪い治世が終わるもの。(p99)


冬が近づくと、読み返したくなる本があります。
それがこのナルニア国物語です。
衣装ダンスの中をくぐり抜けたらそこは異世界だった。というのはあまりにも有名ですね。実際、次のシリーズ以降は衣装箪笥とは限らないのですが、とにかく、衣装箪笥というとナルニアへの夢とあこがれが広がる人も多いのではないでしょうか。原題も直訳すると、「ライオンと魔女と衣装箪笥」、ですしね。

ナルニアを初めて読んだのは確か大学生の時ですが、とにかくこの1巻の「ライオンと魔女」の雪に包まれた、静謐だけど鮮やかな世界にやられました。
そのナルニアにやってきた四人の兄妹、ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィは、ナルニアを不正に支配する白い魔女に、ライオンの王アスランとともに立ち向かいます。

やっぱり、何度読んでもナルニアはいいですね。何度も読み返したくなってしまいます。
改めて読み返すと、登場人物それぞれに個性があって、人物のかき分けが本当にうまいと感じました。そうして、永遠に続く善と悪との戦いという構図が、鮮やかに描き出されています。
兄妹のひとりのエドマンドが、最初は悪い魔女に味方するという構図も、単純な善と悪の対比ではなく描かれていて、最初は愚かなこのエドマンドこそ、この巻で最も愛すべき登場人物の一人と言えると思います。
兄妹の長男で、責任感が強くしっかりもののピーター、優しくて現実的な姉のスーザン、ちょっと意地悪だけど、本当は誰よりも思慮深いエドマンド、正直者で純粋なルーシィ。この兄妹それぞれの性格や行動が、読んでいて自分もナルニアに迷い込んでしまったかのように錯覚するほど活き活きしています。

そうしてまた、彼らを助ける異世界の、人間以外の住民も素晴らしく息づいています。フォーン、ビーバー、セントール、そうしてアスラン。ナルニア国物語の影の主役は、この人間以外の住民たちかもしれません。
今回はカラー版を読みました。この挿絵がまた素敵で、想像力をかきたててくれます。
それにしても食べ物の描写がなんだか多くて、それらを想像するのも楽しかったです。冬になると、紅茶を横に置きながら、のんびりと読み返したくなる、そんな大事な物語です。

再読にあたって、多少思い出が美化されているなあと思う部分もありましたが、ナルニアの素晴らしさは色あせないと思います。本当に素敵な物語世界です。個人的には、死ぬまでに一度は読みたい本です。

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