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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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Since2010.11.26
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読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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ブラッドレッドロード 死のエンジェル(下) (ソフトバンク文庫)
ブラッドレッドロード 死のエンジェル(下) (ソフトバンク文庫)
  • 発売元: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2013/02/21



(2013年感想24冊目)

原題 Blood Red Road
モイラ・ヤング 著 三辺律子 訳

おすすめ度★★★★☆(なんか、内容は薄い感じなんですが、好きなお話です。)


トントンがシルバーレイクにやってきたときから、すべてが変わったわ。
もう一度、一からお互いのことを理解しなきゃならないのかもしれないな。
そうかもしれない、あたしは言う。(p260)



イギリスでは人気を博し、リドリー・スコット監督が映画権を獲得している、ダスト・ランドシリ-ズの一作目、「ブラッドレッドロード」の翻訳の下巻です。
双子の兄、ルーを連れ去られた妹のサバ。夏至の日までにルーを助け出さなければ、ルーは生贄にされてしまう……。

といった内容かな。

表紙はルーですね。確かに格好いいです。あんまり出番無いですが……。
上巻の最後でルーをさらった元凶であるヴィガー王を倒したサバ。でも、ルーが危ない……、とまだまだルーを助ける旅を続けます。
悪の元締めが物語の半ばで死んで、これからどうなるんだろう? と思ったら、なかなか波乱万丈な旅路だった。
正直、お話としてはよくある話なのですが、それでも熱いものがあります。強くて(強すぎて?)タフでハードボイルドな主人公のサバ。旅を通して、恋に友情にと学んでいきます。
特にヒーローのジャックが格好よくて、脇役の個性も光る一冊でした。三部作が予定されていて、現在向こうでは二部作目まで出ているようですが、続編の翻訳をぜひ待ちたいです。

もう、本当にジャックが格好良くて……。こういう男子、好きだなあ。
お互いに激しく求め合いながらも、それ以上に大事なことのために、最後では離れ離れになるふたり。
ジャックの熱烈なアピールに対して、困惑しつつもつんつん跳ね返し、最後には素直になるサバの姿が良かったです。
続編では再会もあるようなので、今後の二人の関係に期待です。

あとは、せっかくのディストピア小説なのに、世界観の描写がかなり薄味なのがちょっともったいないかなあと思いました。でも、ちゃんとこれはSFだってわかるし、煩雑な世界説明がなかったぶん、物語には入り込めたので、これはこれでいいのかもしれないですが。
ただ、日本では売れそうにない小説かなあと思う。私は好きなんだけど、消費され尽くした感のある展開と物語って感じです。翻訳物は売れないと続きでないし、辛いですね。
ぜひ続編の刊行も望みます。
文体は独特ですが、慣れれば軽く読めて面白いので、何かそういう気分の時にお勧めの一冊かな。最初はちょっと殺伐としていますが、そこもまたディストピアらしいでしょうね。私は好きです。

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ブラッドレッドロード 死のエンジェル(上) (ソフトバンク文庫)
ブラッドレッドロード 死のエンジェル(上) (ソフトバンク文庫)
  • 発売元: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2013/02/21



(2013年感想23冊目)

原題 Blood Red Road
モイラ・ヤング 著 三辺律子 訳 toi8 表紙絵

おすすめ度★★★★☆(独特の文体に慣れたらさくっと読めて面白いです。)


ぜったいに見つける。どこへ連れていかれようと、ぜったいにあたしがルーを見つけるから。(p67)


さらわれた双子の兄を助けに行く双子の妹の物語。
この、王道だけどちょっとひねったあらすじに心惹かれて、店頭で衝動買いしたのが本書です。
表紙や、リドリー・スコット監督で映画化が決まっているという帯も、購入のきっかけだったかも。

冬至の日に生まれた双子、ルーとサバ。18歳のとき、ルーが何者かにさらわれてしまいます。サバは、妹のエミとともに、ルーを救けに行くと約束しますが……。

といったような導入部です。

この話、限りなくファンタジーに近いSFとなっています。今の私たちの文明が滅んだ、未来の時代のお話ということになっています。ルイ14世とか、名前ができてきます。でも、主人公のサバが人のいない砂漠で暮らしていたから、世界観の描写などはかなり薄いですが。まあ、読みやすいので、これはこれでいいのかなあと思います。
文体も独特です。具体的には、会話文に鍵カッコがなく、全編ヒロイン視点で語られます。でも、この文体も少し読めば気にならなくなります。
最初の導入部分は、サバがあんなに崇拝している兄のルーの良さとかわからないし、兄と違って、サバは妹のエミを嫌っているので、読んでいて殺伐としていて、おもしろさも疑うのですが、徐々にサバもエミも成長していき、二人の関係に変化が見られるあたりから、一気に面白くなります。個人的には、250ページ一気読みしました。少女たちの成長と交流が素敵な、女性らしいSFですね。

まあ、ヒロインのサバがなんであんなにつよいのかいまいちわからないとか、色々ツッコミどころがあるのですが、これはなかなか面白いSFだと思いました。
下巻はもちろん、続編もあるようなので読んでみたいな。

個人的には、ルーよりジャックが好きです。格好いい。あと、エミはいい子。
とにかく慣れれば引き込まれるお話の展開で、一気に読めます。 
後編はルーを探しに行く物語がメインになるのかな? 楽しみに読みたいと思います。

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ドラキュラ (愛蔵版世界の名作絵本)
ドラキュラ (愛蔵版世界の名作絵本)
  • 発売元: 小峰書店
  • 発売日: 2012/01




(2013年感想22冊目)


ブラム・ストーカー 原作 リュック・ルフォール 再話 宮下志朗 船橋加奈子 訳 ブリュチ 絵

おすすめ度★★★★☆(期待しすぎたかなあ。雰囲気はバッチリで、大好きなのですが、もう一歩という感じ?)


「作り話かのうーー人はみな、幽霊とな、実在する吸血鬼とをいっしょくたにしているんじゃよーー夜のあいだにさまよって、人の首すじに吸いついて腹を満たすしかない、あわれな存在とな」
(p20)



ブラム=ストーカーの「ドラキュラ」といえば、知らぬ人のいないホラー小説でないかと思う。
かく言私も吸血鬼に魅せられ、様々な関連書籍などを読みあさったものです。吸血鬼好きといってもいいでしょう。
しかし、そういえば恥ずかしいことながら、「ドラキュラ」本家は読んだことがなかったのです。そんな中ふと目にしたのが、この絵本の存在であります。

まず、表紙の雰囲気がいいですね。何とも言えないゴシックな感じを受けます。この表紙に惹かれて、本書を読んだといっても過言ではありません。

サイズは結構大きい本で、中にも割と文字がびっちりしています。大人向きの絵本と言っていいかもしれません。
訳文も硬めだし、中身もなんというかダイジェストな印象を受けました。
しかし、名作であるドラキュラを絵本で読める、それだけでこの本の価値は十分すぎるほどだと思います。

暗くなってから読むと雰囲気倍増していいですね。
作中に終始漂う薄暗さが、挿絵と相まって、まるで暗い大きな屋敷でこの本を読んでいるかのような気分させられます。
お話としても、まさしくホラーで情緒たっぷり。
ただ、表紙に期待しすぎてしまったのか、挿絵にはあまりぴんと来なかったです。挿絵も怖いのですが、あんまり怖くないというか……。微妙。
ただ、ホラーものとして、雰囲気は本当にバッチリの一冊となっています。
ドラキュラ好きの全ての方、あるいはドラキュラ入門編として、全ての人にもっとおすすめしたい一冊ですね。もっといろいろな人に読んで欲しい1冊となっています。ちょっとお高いので、まずは図書館などで見かけたらぜひ手にとって読んでみてくださいね。

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デアラピス
デアラピス
  • 発売元: 東京創元社
  • 発売日: 2012/07/21



(2013年感想21冊目)


小瀬木麻美 著  友風子 表紙絵

おすすめ度★★★☆☆(3・5位。綺麗だけどいろいろ惜しい作品かなあ)


「私は、君が生まれる前から君をずっと待っていました。私は君を護り愛するためだけに今を生きています。(中略)でも、もし君がそんな私を受け入れてくれるなら、ずっと共に生きていきたいと思います」(p51)



小田桐静聴ルーム。美貌の兄と、「色」を見ることができるという能力を持った妹が運営するこの部屋は、ただ訪れた人の話を聞くだけ。なのに客足が絶えない。

このあらすじと題名に惹かれて、手にとった一冊です。
なんとも、ファンタジックで美しい物語でした。でも、いろいろ惜しいなあと思ってしまう作品でもあります。確かに素敵な話なのですが、あくまで雰囲気物にとどまってるという印象です。
でも、この雰囲気がとても透明な美しさをまとっていて、素敵なのですが。

なので、この本はあくまでこの形でいいのだと思います。いろいろ説明しすぎても、この本の持つ雰囲気が失われてしまうでしょうし、それは大変もったいないことだと思います。

譲と真梨亜の精神的な愛情には、何とも言えない感動すら覚えますしね。
本当に綺麗な雰囲気の物語でした。

登場人物も、なかなかに魅力的ですね。私はやっぱり譲がすきかなあ。譲と真梨亜の兄妹のやりとりは、お互いをすごく愛し合っているんだけど、あくまで兄妹、というところが、すごく絶妙な雰囲気で描かれていて、いいなって思いました。
伸司や祐巳と言った脇役も、本当宝石のように輝いていました。
だからこそか、最後の幕切れは悲しくて、ちょっと感動します。
「デアラピス」というのは、女神の石という意味らしいです。あるいは石の女神かもと作中で言及されていましたが……。
石と色彩と意志と想いの物語だと、この本を読んで痛切に感じました。
表紙の雰囲気が好きな方なら、読んでみてもいいのではないかと思います。

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Flesh & blood (3) (キャラ文庫)
Flesh & blood (3) (キャラ文庫)
  • 発売元: 徳間書店
  • 発売日: 2002/06/23



(2013年感想20冊目)



松岡なつき 著  雪舟薫 イラスト

おすすめ度★★★★☆(物語も波に乗ってきて、面白かったです。)


「ジェフリー!」
踵を返した海斗は、船長の特権としてキャビンで昼寝しているジェフリーを呼びにいった。
「サンティリャーナだ! ビセンテが戻ってきたぞ!」(p161)



「F&B」シリーズの第3弾。
21世紀から16世紀のイギリスにタイムスリップしてきた高校生の海斗。そこで、フランシス・ドレイクの部下の海賊ジェフリーに助けられます。
しかし、その世界は自分の知っている歴史とは違う歴史を刻んでいる?
海斗はそのことに不安になりますが……。
そこに、ジェフリーの腹心の部下、ナイジェルが急接近してきて??
というような話。

うーん、今回はまさしくナイジェルの巻といった感じで、ナイジェルにも春が来ましたね。当て馬ポジなので報われること少なそうですが、ナイジェル好きなのでナイジェルにもぜひ頑張っていただきたいです。
ジェフリーも格好いいけど、ビセンテやナイジェルのほうがより好きなので……。
でも、ナイジェル以上に報われなさそうなのが、一番お気に入りのビセンテ。ビセンテ、すごく格好いいと思うのですが。

それにしても、一巻一巻の展開の遅さはじれったいですが、本当そのじれったさもまた良しなのです。
松岡さんの、物語に対する丁寧な姿勢を感じて大変好感です。これからも丁寧に物語を書いていってほしいなあ。

そして、海斗の知ってる歴史と微妙に違う時間軸というのが、なんだかSFちっくで、先の展開も読めないで、物語が一気にさらに面白くなったなあという印象です。こういうお話、好きです。
それにしても、この最初の3巻があまりにもキラキラしていて、長い物語なだけに、実はこの3巻が一番幸せだったという展開になりうそうな気がして、今から読む方もドキドキしています。
なんの前知識もなく長編を読むのって楽しいですね。
このシリーズは一応BLだけれども、本当に面白いシリーズで、既に魅せられています。
あとは、既に各キャラに思い入れがある状況なので、それぞれのキャラがそれぞれに報われて欲しいなあと思う所存です。
次はロンドン編らしく、楽しみに読みたいと思います。

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