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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
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Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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(2013年感想39冊目)

原題 The Flight of the Phoenix: Nathaniel Fludd, Beastologist, Book 1

R・L・ラフィーバース 著 ケリー・マーフィ 絵 千葉茂樹 訳

おすすめ度★★★★☆(装幀、装画も好みです。子供向きですが、夢があってなかなか◎)


「フラッド家の磁石よ」フィルおばさんが説明する。「正式な訓練をするときがきたようね。おくれをとりものすのはたいへんよ」(p186)


地元の図書館で、気になって手にとった1冊です。ナサニエルって名前が好きなんですよね。
時は第一次世界大戦後。10歳の少年、ナサニエル・フラッドは、飛行機の墜落事故で両親を失い、父親の従姉であるフィルのもとで暮らすことになった。そうして、フラッド家が代々冒険家の一族であり、幻獣学者であることを知ります。
二人はアラビアに、500年に一度のフェニックスの誕生を見に行くことになりますが……。
といったようなお話かな。

子供向きのファンタジー・ノベルですが、装画、装幀も非常に好感が持てた一冊です。本文にたくさん挿絵が入っているのもいいですね。
ナサニエルと聞くと、「バーティミアス」の主人公を思い出すわたしですが、こちらのナサニエルは、絵描く事が好きな、孤独で内気な少年。とても冒険家には向きそうにありません。
しかし、そんなナサニエルだからこそ、その生い立ちや状況を応援したくなるし、成長を楽しむことができた一冊でした。面白かったです。
フィルおばさんも、ナサニエルを見守りつつ、その成長を促すような育て方をしていて素敵。

しかし、幻獣ってロマンがありますよね。原題にもなったフェニックスの飛翔のシーンは、すごく綺麗なシーンで、この本のお気に入りです。わたしもフェニックスにであってみたいものですと、そんな気分にさせてくれる一冊です。
何やらきな臭い敵対勢力(?)の存在も匂わされていて、次の巻も楽しみな一冊。
子供向きの本ですが、大人でも十分に楽しめます。
なんといっても、グレムリンのグリーズルやドードー鳥のコーネリアスがいい味出してました。幻獣って本当にいいなあ。
装幀、タイトルが気になる方は、読んでもいいと思います。わたしは、次も読んでみたいなあと思いました。

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おこぼれ姫と円卓の騎士 君主の責任 (ビーズログ文庫)
おこぼれ姫と円卓の騎士 君主の責任 (ビーズログ文庫)
  • 発売元: エンターブレイン
  • 発売日: 2013/05/15



(2013年感想38冊目)


石田リンネ 著 起家一子 イラスト

おすすめ度★★★★☆(なかなかシリアスでしたが面白かったです。次も楽しみ!)

「――もし考えたら、好きになってしまうかもしれないでしょう?」(p196)


おこぼれ姫と円卓の騎士シリーズ6冊目。今回は、キルフ帝国の建国祭に、疑惑の招待状とともに招かれた、レティと、キルフ帝国の第一王女アナスタシア姫をメインに据えたお話になっています。

いやー、今回はなかなかシリアスなお話が続きました。その中でも、合奏のシーンとか、デュークのきらきら星発言とか、色々楽しいところもありましたが。なにより、コミカライズ化も決まり、ますます人気になりそうなこの「おこぼれ姫」シリーズ、本編もドキドキする展開(not色恋ではありますが)を迎えて、ますます楽しみです!
もうレティが、本当、強くて凛々しくて、でも優しくてお人好しで、たまらなく魅力的です! こんな素敵な王女様、ほかに知りません。
そのレティに恋愛話を振るアナスタシア姫も相当すごいですが…!

今回気になったのは、イルストラ国のヴィクトル王子と、キルフ帝国のアルトール王子だなあ。どっちかが事件の黒幕だと思うんだけどどっちだろう? もう、色恋抜きでもこんなに楽しい少女小説なんて、反則です!

しかしレティ、デュークのことは考えないようにしているって、いつかそれを恋だと自覚して、デュークとも何か進展あるといいなあ。
5人目の騎士は、予想通りあの方でした。楽しい。4人目5人目と名誉騎士が続きましたが、次の騎士は一体どうなるものか。そのあたりも楽しみです。
しかし、ノーザルツ公も言っていましたが、ラスボスはフリートヘルム殿下になったりするのかなあ? レティとフリートヘルムも、これから先にひと悶着ありそうで、今からドキドキしてしまいます。
しかし、この巻で一番美味しかったと思うのは、すごい美形、完璧と言われていたグイード殿下だと思います。そんなグイード殿下好きのわたし……。
それにしてもあれかな、ソルヴェールには女性騎士っていないのかな? ってふと思いました。
いずれにしても、ヴィクトル王子とアナスタシア姫は応援したい二人なので、ヴィクトルが物語の黒幕ではありませんように……。
本当、物語的にドキドキの展開を迎えていて、これからがますます楽しみなシリーズです。おすすめ。

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おこぼれ姫と円卓の騎士 皇子の決意 (ビーズログ文庫)
おこぼれ姫と円卓の騎士 皇子の決意 (ビーズログ文庫)
  • 発売元: エンターブレイン
  • 発売日: 2013/01/15



(2013年感想37冊目)


石田リンネ 著 起家一子 イラスト

おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。面白かったけど、前作にときめきすぎました。)


「……レティーツィア王女、僕を貴女の騎士にしていただけませんか?」(p238)


おこぼれ姫と円卓の騎士シリーズ5冊目。今回は、はるか東の国、綾皇国から、事情を抱えた皇女シェランと、その臣下がやってきて……? というようなお話です。

皇女シェランの目的と正体は意外とあっさりとわかってしまうのですが、なるほど、ラストそう持っていくのですねー、と少々驚きでした。というか、そんなのあり!? という感じです。 でも、レティならありなんだろうなあ。
今回も安定感抜群の、頼れる王女レティで、とっても素敵でした。

個人的には、ウィラードが結構好きです。彼もナイツオブラウンドに入ってくれないものか。しかしレティの騎士の人選は、ある意味最強って感じですね。確かにもう少し遊び心があってもいいかも、なんて思ってしまいます。
それにしても今回は、レティの侍女とかメイドさんが出来る話なのかと勝手に期待していたら、全然違いました。シェランの成長物語ですね。シェランは伸びしろありそうなので、これからに期待。

レティが即位するまでの期間も定まり、騎士選びも熱が入りそうですが、問題はいっぱいあるようで、今後どう展開していくか楽しみです。
しかし今回はなんというか色気ゼロだったなあ。少女小説なんだから、もう少し糖度が高くても!? と思わないこともありませんが、面白いので問題ないです。
5冊目にもなると登場人物にも愛着がわくし、ますます、レティの今後を見守って行きたいと思いました。
しかし、手に関する伏線と、それの回収がああ来るとは。手も可愛く思えていただけに、なんか寂しいですね。

そうそう、今回はレオンが格好良く見えました。挿絵のメガネ外したレオンの、レティとの似てるっぷりにびっくり。やっぱり同母の姉弟だなあ。
レティを取り囲む世界はどんどん広がっていき、これからが本当楽しみです。
次はキルフ帝国編になるのかな?
ノーザルツ公も活躍してくれそうなので、楽しみに読みたいと思います。

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(2013年感想36冊目)


白川紺子 著 宵マチ イラスト

おすすめ度★★★★★(面白かった! これからもぜひ応援したい作家さんです。)


「ほいほいダイヤを差し出したりしたらさ、絶対嫌われちゃうよね、僕。僕はこいつらの計画なんてどうだっていいけどさーー」
ジェレミーはにっこり笑った。
「クレアに嫌われたくないんだよね」(p234)



読書メーターのお気に入りさんの感想を見て、気になり購入した作品です。
表紙のイラストと、おとぎ話ちっくな題名もいいですね。しかも舞台はヴィクトリア朝ロンドン! これは期待、と読んでいった一冊でした。

結果、その期待は裏切られませんでしたよ! とっても面白かったです。
田舎の女の子が、都会の世慣れした男性の手で綺麗になっていく王道のお話……、あとがきで作者様がそうおっしゃっていましたが、まさしくそう言ったお話です。
メインの男性キャラがたくさん出てくるのに対し、女性はクレア一人だけ、という構図も、女の子もっと出して欲しかったなあと思うのですが、クレアも可愛くて魅力的だし、男性陣も王子様なジェレミー、ツンデレで口の悪い異母兄のセドリック、天使のような外見に黒い野望を抱くバーナード少年公爵、不老不死の魔術師ロビン、騎士なリスオーガストと、バラエティ豊かで満足です。
何より、女の子の夢であるジュエリーやドレスの描写が細かくて綺麗でうっとりとしてしまいます。呪われたジュエリーって、怖いけれどロマンでもあるよね。
文章も、とにかく読みやすい丁寧な文章でした。おかげで最初から最後まで一気読みです。
時代背景、ファンタジックな世界観、登場人物、そのどれもに素直にはまれた、幸せな読書時間でした。
わたしはセドリックも好きだけど、ジェレミー派です。こういう軽薄な感じの人物、大好きです。
まあ、ジェレミーもセドリックもバーナードもロビンも、どこか爪の甘さを感じてしまうのですが。貴族のぼんぼんだから仕方ないのかなあ。
登場人物に、もうちょっと深みがあるといいのですが、そんなところも、ささやかな瑕瑾でしかありませんね。
宵マチさんのイラストも、作品の雰囲気にあっていてとっても魅力的でした。少女小説なのに、男性の挿絵率が多いのがちょっと意外でしたが。
ぜひシリーズ化して欲しいなあと、思わず応援したくなるようなお話です。というか、シリーズ化希望です!
個人的には、作者様のデヴュー作も読んでみたくなりました。(この本は二作目)
またひとり、楽しみな作家さんが現れましたね。嬉しい限りです。
それにしてもこの作品、「伯爵と妖精」に似ているらしく、思わずそちらも読みたくなりました。
ということで、コバルトのヴィクトリア朝ものがお好きな方は、お勧めの作品です。

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ヴァンパイレーツ (11) 夜の帝国
ヴァンパイレーツ (11) 夜の帝国
  • 発売元: 岩崎書店
  • 発売日: 2013/03/11



(2013年感想35冊目)


原題 Vampirates: Empire of Night
ジャスティン・ソンパー 著 海後礼子 訳 三浦均 絵

おすすめ度★★★★☆(4・5くらい。ボリューム満点。面白かったです!)


「(前略)でもね、グレース、わからない? あなた、他人の物語に夢中になりすぎて、大切なことを見落としているわ。いちばんおもしろいのは、あなたの渡りの物語じゃないの?」 (p175)


ジャスティン・ソンパーのヴァンパイレーツシリーズの感想です。
前巻から一年半くらい続きがでないと思ったら、念願の続きが出ていました! もう、本当嬉しい!
本自体も、今までよりずっと分厚いし、来月にはもっと分厚い新刊が出るようなので、本当に楽しみです。
岩崎書店さん、続きを出してくださってありがとうございます!

父親が邪悪なヴァンパイア、シドリオで、自分たちがダンピールだと知ったコナーとグレース。シドリオとその妻、レディ・ローラは、二人を自分たちの船に招待するが……。
といったようなお話です。

いやー、待った甲斐のあるおもしろさでした! 特にプロローグのドキドキ感が半端ないです! 一体コナーとグレースに何が起こってしまったのか、プロローグはこの(原本で言う5冊目の)ハイライトなのでしょうが、この本ではそこまでたどり着かないので、じれったいったらないです。でも、今まで以上に分厚い本に、非常に満足しています。
登場人物も、彼らを取り巻く状況も、めまぐるしいほどに変わっていきます。変化とは縁遠いはずの不死の生き物であるヴァンパイアが、こんなにめまぐるしく変わっていくのが面白いです。

それにしても、ローカンはなんとも素晴らしいジェントルマンであって、わたしはやっぱり彼が好きです。ローカンのジェントルマンっぷりはまさしく女の子の理想じゃないかなー? これを見てると、ジャスティン・ソンパーは実は女性なのでは!? と思ってしまうくらいです。いや、間違いなく男性なのですが。

シドリオもレディ・ローラも、巻を増すごとに人物が深まって、魅力的になっていっていますね。
特にシドリオは本当に魅力的です。格好いい!

しかしこの巻はプロローグにすべてを持ってかれて、気が気じゃなかったです。
しかし、人魚のお嬢さんまで出てきて、なんというか、ファンタジーだなあという感じ。
読みやすくて、面白いです。お勧めのシリーズ。

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