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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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ユリエルとグレン (2) ウォーベック家の人々
ユリエルとグレン (2) ウォーベック家の人々
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2008/11/22

石川宏千花 著 藤田香 表紙絵
お勧め度★★★★☆(4・5位。完成度の高い本だと思います!)

ユリエルとグレン2冊目。
題名が犬神家みたいで良いですねー。
バンパイア・ハンターを生業とするウォーベック家に、バンパイア・ハンターになるべく入門したユリエルとグレン。
バンパイアに襲われ、彼らと同じようにバンパイア・ハンターを志す少年たちと一緒に、<銀の薔薇>と呼ばれる施設で生活を始めるも、そこに待っていたものは…?

作者様の成長が感じられる一冊で、文章が非常に洗練されて、展開も手に汗握り、ホッとできるところはホッとでき、とても凝縮された一冊になっています。いやー、おもしろかったです。
テーマはなんかとても深く、兄弟に待っているのは決断の連続で、心苦しいのですが、その決断の一つ一つがすがすがしくて、うれしいです。
私のお気に入りの場面は<銀の薔薇>で暮らす少年たちと兄弟が本音を語り合って打ち解けた場面。
こういう、感情面でも兄弟が受け入れられると、なんだかとてもうれしいです。
あと、トリストラム神父が兄弟を襲ったバンパイアの片割れ、アイオネを介抱し、アイオネが人間たちに目を向けるシーンもお気に入りです。
さまざまな事柄が発展していき、昔と同じであることができなくなってしまう。その中で感情にも深みが増し、人間関係も変化し、そこから新しいものが生まれる。
兄弟たちの選択と行く末を見守っていきたいと心から思わせてくれる一冊でした。最後の一冊が楽しみです。

以下追記で本当にちょっとだけ。

拍手[0回]


・トリストラム神父とテレンスのパートナーシップが板についてきていて見ていてほほえましい。この二人にも微妙な感情の変化があるのでしょうか?

・兄弟の名字がラブクラフトなのがにやりとします。やっぱりクトゥルフにちなんでつけたのかなー。

・この作者様の人名の付け方のセンスがなんだかとっても好きだ。
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