原題 The Mists of Avalon
マリオン・ジマー・ブラッドリー著 岩原明子 訳 まつざきあけみ 表紙絵
お勧め度 ★★★★☆(非常にスピリチュアルな一冊です)
アヴァロンの霧の最終巻。ゆっくり読むつもりが読み始めると先が気になって一日で読み終わってしまいました。
モーゲンはドルイド教に仕える巫女として女神の意志を実行するためアーサーと敵対する様々な事柄を実行しようと策略をめぐらせるという話です。
なんか最終巻は、こんな形で聖杯探究が出てくるとは思わなかったし、いろいろな人が死んでいくし、とてもなんだか、人生の無常(あるいは運命?)というものを感じさせる巻で、少しさみしかったです。
でもなんだか心が洗われるような気持ちになって、最後は、最後まで読んでよかったなという気分になりました。
アーサー王伝説を大胆に解釈した物語ですが、とても登場人物が活き活きしてるので、これを読んでからほかのアーサーものを読むとちょっと物足りないというか違和感があるかも。本当はこの物語がアーサー王伝説的に見ればかなり異端なんですがね。
アーサー王伝説が好きな方も、実はそうでもない方にも、ぜひ読んでほしい一冊です。
私はこの本を読んで、アーサー王伝説がさらに好きになりました。
登場人物たちに新たな光と影を投げかけてくれたこの物語は、読んでよかったというお気に入りの一冊です。
追記でちょっとネタばれでこまごましたこと。あと、このお話にインスパイアされたCDのご紹介などですー。
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・まあこの本は最後なので、だいぶ時間もたつし登場人物のほとんどが最終的に死ぬのですが、その中でもアコロンとか、ケヴィンとか、ガレスとか、ニニアンとかが死んでいくのはちょっと切なかったですね。
みんな愛情に対して、真実を見ている純粋な人だったのになぁ…。
やはりそういう人こそ、愛情のために死んでしまうものなのでしょうか。
・CDのご紹介。ご存じの方は意外と少ないのではないでしょうか?
- Mysts of Avalon
- アーチスト: Llewellyn
- 発売元: New World Music
- 価格: ¥ 1,535
- 発売日: 2004/05/25
非常にアヴァロンの霧らしい神秘的で癒しに満ちた、そしてちょっと切ないCDです。
これをかけながらこのシリーズ読んだら、ちょっと浸ってなかなか戻ってこれないかもしれませんね。
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