あさのあつこ 著
お勧め度★★★☆☆(3・5くらい。ちょっと展開がぐだぐだかな)
NO.6 5冊目。
火藍&楊眠、イヌカシ&力河、沙布、そして紫苑&ネズミという、それぞれ違う場所にいる登場人物たちの視点から様々な思いが語られている。
話は面白くて、ぐいぐいと引き込まれるものもあるのだけれど、なんだか同じことをずっと描写しているように感じて、本当にパン生地をうすくのばしているような感じがしてしまいます。
感情描写も大事だけれど、やっぱり物語としての展開もほしいなと思ってしまう。
しかし、登場人物がお互いに出会って影響しあい、考え方を変えていき、それが行動に移る様は鮮やかに描かれていて、あさのさんはやっぱりうまいなぁと思います。
紫苑とネズミの関係は、わかりやすく腐女子っぽい言葉を使っていますが、同性愛とかそういうものなのかな? と言われるとちょっと首をかしげるかも。
なんだか紫苑をネズミが恐れ始めているので、紫苑のほうが強いんだろうなぁという感じです。
この二人が、最終的にどういう最後を迎えるのか、すべてが終わった後も一緒にいるのか、決別するのか、それとも違う展開が待っているのか、とても気になります。
以下追記で箇条書きネタばれ感想です。
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・みんな紫苑のこと天使天使言ってますが、天使はむしろイヌカシ。イヌカシはこの話の良心だ。
・紫苑が死んだらキスしてやるとかさらりと本人に言っちゃうネズミはある意味相当恥ずかしい子。というかこういうことさらりと言えるあたりネズミは相当紫苑が好きなんだなー。
・火藍と楊眠は本当にくっついちゃえばいいと思います。莉々ナイスだ!
・紫苑が唐突にマクベスしだしたときに、ついにブラック紫苑が来たかと思ってすごくびっくりした。紫苑はなんか底が見えない子になっちゃったよね。
突っ込みどころはたくさんあるシリーズですよね。でも好きですよ!
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